新潟カウンセリング研修センター

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その子に教わる

2018-01-30 13:33:19 | 私の声
 中学生の子が生後間もない乳児の傍にきて、千枚通しを近づけたのを見て、「何すんの」とお世話をしていた人のとっさに声になった言葉だったと言う。すると、その子は次に鉛筆を近づけ「もう、あやすのは止めた」と言ったと聞いた。あやそうとしていたんだと、「あやすの止めた」を聞いて、まさに、その子のところは、その子に聞かせていただく他は無いと、改めて知らしめられた。「何すんの」は、「どうなっているの」の言葉に私のところで置き換えられた。「何すんの」は、頭から否定されたように聞こえたようだが、「どうなっているの」で「僕あやそうとしていたの」と安心して、彼の言葉で聞かせていただけそうだ。とかく、乳幼児のために気を配りがちだが、はたらきかけている中学生の子の身になるところが、すっぽり抜け落ちてしまいがち。その中学生の子の近づけた千枚通しや鉛筆の形に眼を奪われるのも確か、それはそれとして動機を伝えてくれているその子とこの身のためには「どうなっているの」と言う言葉は私には必要。

❝びっくり„ は、どこから

2018-01-19 08:48:40 | 私の声
 過日の大雪には、びっくりした。まだ夜明け前のテレビのスイッチを入れると、電車が動かなくなり乗客が車内で一夜を過ごしたと言うのだった。夜が明けて外を見るなり、昨日までの風景が一変していた。庭木は今にも折れそうに雪を抱えていた。少しでも雪を払いのけようと近づこうとするが、足がすっぽり埋まり進めない。以前住んでいた所では当たり前のような冬の風景だったが、ここに住まってから、このような雪に見舞われたのは、今回が初めて。天気予報の雪のマークがあっても降雪のないのにはびっくりし、今回は降雪があってびっくりした。降っても降らなくても、びっくりになる。
 自然の条件が関係し合い降雪になっているであろうことは承知しているが、それでもびっくりになるのだから、おのずとびっくりに関心が向いた。この身は、外部の科学の知識・説明では納得できないようになっているようだ。どうやらこれまでの身になっている体験が、びっくりの相(すがた)になって表れくる。いわゆる「思い込んでいた」が明かされて。降ると思い込んでいら降らなかった・降らないと思い込んでいたら降ったのだと。頷けられる。この度の雪にびっくりし、思わぬ宇宙からの贈りものだった。思い込みは宝だ。思い込んでいるままでは気づけない。思い込んでいたんだと、思い込みになった・気づけたとき、この身に慶べるものに変化(へんげ)する。
 明日は県内の教師の定例の日本学校教育相談学会がある。「『いじめ』の対応とは」で私の時間が設けられている。単なる私の思い込みではないところの、真理・確信と言ってもいい見通しを伝えないではいられないためだ。

気になる

2018-01-10 08:39:58 | 私の声
 「気になっている」「気になった」「気になっていた」等と言ったようになったり、聞いたりもする。人との関係で起こってくる。ふっと忘れられていたり、四六時中頭から離れずに、気分が滅入ってしまったり、積もり積もって心身を患うなど程度はさまざまだが。カウンセリングに出会った人は、救われていける手だてを心得ている。あの場に行こう.あの人に聞いてもらおうと。自分の声にすると、変われることを知っているし、体験をしている。カウンセリングに出会い、年間を通して場と機会が設けられていて、安心して声にでき幸せに感じられ有難い。
 過日も足を運んできた方々が生身と生身が向き合って、もっぱら語り聞かせていただきあった。この現代において、最も失われている、言葉を換えると最も必要な時間であり関係だ。個人と個人との・国と国との悲劇は深刻だ。人間が人間にならせていただくための、語る・聞くが見失ってきたからにほかならない。1/13~14育まれ合いの集いに希望の方は☎025-230-5320へ(新潟カウンセリング研修センター)

話したいんだけど話せない

2018-01-03 09:23:03 | 私の声
あなたは、どうなっていますか。どの人とも自然に話せていますか。話した後のことが気になってため込んで悶々となったり、思うように言えずイライラしたり、話して後悔したり・・・このような体験を私はしてきたし、よく耳にもしています。気分は晴れないし、元気は出ないし、いつも他者が気になるし、かと言ってどうしようもない・どうしていいか分からないまんま、いたずらに時を過ごしていませんか。楽になりたいですよね。楽になりたいでしょうねぇ。ところが、道はちゃんと具わっていたんです。どこに?「この私」にです。肉眼に見えないから、無いと思い込んでいるのです。その不自由な世界から開放される手だてに出会わせていただきました。生活が楽になり、大いに楽しめているのです。反省も要らないし、気張らなくてもいいのですから。楽になりたい・自然に話がしたい・希望がほしい方とご一緒させていただきたい。ともどもが和に迎えられますように。一人でいくら考えても絶対になれないようになっていたんです。カウンセリング研修センターは、楽になりたい・自在になりたい方のために、どなたにも常に開かれています。☎025-230-5320まず📞してみよう。 

年の始めに、いただいたことば

2018-01-01 15:03:27 | 私の声
 平成30年一月一日、今朝「言壽 清浄の故郷(クニ)へ  ともどもに」学ばせていただいている師からの年賀状のことば。今月の21日にお会いするとき、私の味わいのところを声にして、師の味わいを聞かせていただくことにしよう。
 さて、私に今とどいてきている私のことばは、「より『この私』に値遇(であ)わせていただきたくて、どこまでもどこまでもこの身が在る限り。ことばに聞かせていただく・語らせていただく他はない。あなたのことばに・私のことばに、唯。お世話になります。」だった。
 この私のいのちは、ことばの相(すがた)になって表れてきてくれる。どんなことばの相になってきてくれるのだろう。どんな「私」に値遇わせていただけるのだろう。声にさせていただこう。聞かせていただくには・聞いていただくには・・・