新潟カウンセリング研修センター

研修・講座のお知らせを掲載

語る人は学べる人に

2019-08-28 07:57:48 | 私の声
 自分を話すことができる人は、学べる機会に出会い易い。黙っていると楽、と思っていたり、話したら否定された、と思い話せなくなっている人は、実に多い。その思いになったまま、固定してしまっていたら、病的な方向に向かう他はない。ついには、呼吸しづらくなり日常生活に支障が顕れる。
誰しも、そうなりたくはないはずだ。しかし、楽になりたい、健康的な心身でありたい、と願いつつも実際は行動に移らない人たちに、お伝えしたい。カウンセリングは、年齢・性別・職業・動機を一切問わず、すべての人のいのちに応えさせていただける場なんだと。一人でなんとか、できる、自分が頑張ればと、無理を続けていたのでは、全く先が閉ざされるばかり。どの人にも、変容できるような資質が生まれながらにして具わっているのですから。自分の力でなんとかできるなどは、錯覚です。自分の思っている考えを、疑える人は、成長への道が開かれる。

あなたの知っているカウンセリングは、真のカウンセリングではない

2019-08-19 09:20:03 | 私の声
 8月15日は、7月12日~15日に開催した当研修センター主催の、カウンセリング研修会に参会された方々のリポート提出期限になっていた。15日消印有効と伝えてあり、15日前後に大勢の方のリポートが届けられてきた。ゆっくりお応えさせていただきたいと同時に、提出者の方々に単位認定証を届けるための手続きのこともあり、気が急いてくる。お独りお独り、研修の場で課題になった・疑問になった・深まった等など、ご自分のことばに表されている。「かけがえのない、たった独り」が、今・そのことばになっている。そのお独りのいのち・ことばに聞かせていただける有難さ。ことばが縁(えにし)になり、私のことばにさせていただいている。人と人との関わりが危うくなっているこの社会のなかで、血液の通い合えるカウンセリングの育まれ合い。どんな方も、実はいのちに願われているのだ。きっかけがやってきてくれた方に、カウンセリングに託されている無限の可能性に触れさせていただけるのだ。生まれながらながらにして具えられている資質を、生かせるかどうかは、あなた自身にかかっている。
 
 毎週水曜日10時~12時、当センターでカウンセリングあり、どなたも希望される場合は、まず☎025-230-5320または、インターネット「新潟カウンセリング研修センター」検索し、「つなぐ」で申し込み可能。

永遠のいのち

2019-08-08 09:25:07 | 私の声
 令和元年八月七日の夜明けに、母の変化を告げられた。私の研修が終わるのを、まるで待つかのようにして母の呼吸は途絶えた。母のもとに駆け付けると、母の口もとや瞼の表情に動きがなくなっていた。これまで私の肉眼で見てきた母の姿ではなくなった。そして、今日八日はお骨の形に、さらに変化した。
 不思議に、心残りはなく、さわやかな風が私のなかに感じられていた。何か月前からか、手に持ったスプーンが口もとに運びにくくなって、その後は付き添って食べさせていただき、摂取量が減り、嘔吐したり発熱したりしながら、声が出にくくなり体が日増しに小さくなってきていた母に、その都度「有り難う」の声にさせてもらってきていた。「有り難う」「嬉しい」の声で聞こえた母の肉声の最後のことばだ。優しそうで穏やかな表情になっていた。
 母はこれからも絶え間なく変化し続けられていくであろう。
これまでのように、肉声が聞けない寂しさを、今いただいている。