新潟カウンセリング研修センター

研修・講座のお知らせを掲載

あなたは、苦しくないの?

2020-02-15 12:03:33 | 私の声
 苦しくないはずはない。すでに、人間として苦しくなるように生まれながらにしてなっているからして、一体どうなっているのかしら?感じられなくなっている、感じないようにしている、感じちゃいけない、苦しいのは良くない、苦しいと言っちゃいけない、苦しいと言うのは恥ずかしいこと、苦しい時は我慢しないと、我慢が足りないから、・・・と、考えるくせが。親に教師に教えられたか!疑問になる親や教師に出会えなかったのであろう。
 「苦しい」は、実は人間として成長させていただける、財産・宝なのである。宝と言える「苦しい」を、さまざまなことばで歪めてしまっている現代は、病んでいる。ますますその方向に加速している。
 私は憂いている。「苦しい」は、健康的に・能動的に・楽に・寛容的に・平和に・幸せになれる道に通じているのです。もったいないではないか。自らその道を閉ざしてしまっては。その道は、すでにどの人にも用意されているのですよ。そのお手伝いさせていただけるカウンセラーでありたがっている。カウンセリングに託されている使命なのだ。「苦しい」「どうしていいか分からない」が切実な人が、愛おしい。ご一緒させていただきたい。

「今ここ」が自身に明かされるとき

2020-02-08 11:15:03 | 私の声
 人間(ひと)は誰しも「今ここ」に出会いたがっている。そう断言できるのは、この私が、カウンセリングに出会い、人生を変わらせていただいた体験から言える。知識でもなく、観念や他人から聞いて知ったのでもなく、事実に基づいている。残念ながら肉眼で見せられないものだから、自身で体験学習をする他はない。「やってみよう」とその人に、そのことばがやってくるかどうかだ。「やってみよう」のことばに、足が運ばれるかどうかだ。
 周りを見渡せば、なんと「頑張る・頑張らないと・頑張らなければ」等と「反省する・反省しなければ」と言い、繰り返している人たちばかりだ。疲労が溜り、心身が病み、悲劇が起こり続けているのは、当然の結果としてうなづける。当研修センターでは、一人でもそのような方に手を差し伸べたい一心で、情報を駆使しているのだが届きにくいのが残念でたまらない。日常会話ではとても育まれ合えない、学びの場としてカウンセリングがある。カウンセリングと言うことばが同じであれば、みな同じと捉えているようだが、全く違うのである。カウンセラーが学び続けているかどうかであるから、一般には分かりづらいのも無理ない。「今ここ」に出会えた瞬間、閉ざされていた目の前が、明るく広々とした道がおのずから開かれたのだ。頑張らずともいい世界が、用意されていたのだ。努力・頑張るを教えている学校教育は、疑いもせずに今日も明日もやり続けている。子供たちの成長の妨げになっていることを、一人でも気付ける教師がいることを願うばかりだ。自分の今に疑問に感じた教師に会いたい。
 当研修センターは、年中無休で学びたい方々をお迎えしている。