こうなれば・こうであれば・こうだから幸せ、と思ってやしないだろうか。私が思う・私が考える幸せの在りようは、落ち着きを欠いている。思う、と言うところだから。条件つきになっているもの。私が思ったり考えたりして、幸せにはなれない。幸せは私がなりたいからと言ってなれるものではない。向うからやってくるのだ。学ばせていただける人間に、幸せはおのずからやってきてくれる。理屈や意図では、どうにもならない。不可思議・・・この私に言えるものは、カウンセリングに学ばせていただき続けられてきた証だと。 平成３０年１月１３日（土）、１４日（日）「育まれ合い」の集い 開催→申し込み先 ☎０２５－２３０－５３２０（新潟カウンセリング研修センター）
秋から春にかけてのこの頃、目に止まる花は山茶花と椿と侘助だ。似ているから、違いに関心が起きる。先日、岡山での研修会でご一緒した方とそれらの違いが話題になり、違い等が書かれていたお便りが届いた。「違い」と言ってみて、ふっと椿と山茶花や侘助の立場に立っていた。椿も山茶花も侘助も、違いとして見られて嬉しくはないだろう。椿は椿として、山茶花は山茶花として、侘助は侘助として見てほしいと。この私に聞えてきた。なんだかホットなっている。
年賀状の季節がやってきた。もう、一年経ったのか、と感慨がやってくる。振り返ってみれば、学び・学びに明け暮れ、祝い慶べた日々だったなぁ。つい一昨日までは、静岡での研修会に臨んでいたばかり。研修会の場での学びは勿論だが、生活そのものに学ばせていただけるのだから。ことばに聞かせていただき、ことばに歩ませていただける暮らしだ。日賀と言える。日ごろ声を交わし合えない方に、年に一度、そのとき私に届けられてきたことばを賀状に顕し、届けさせていただく。どんなことばが私にやってくるのだろうかと、ドキドキ・ワクワクしながら、年賀状を買い求めていた私がいた。どのようなことばの相（すがた）が印されるか、厳かな気持ちになっている。届けられた方に読んでいただけるかどうかは、別のようだ。
バスや新幹線に乗って移動する機会が多い。車窓から季節の移ろいを見られるのが、楽しみになっている。新幹線からは遠くの、バスでは近くの風景が目に止まる。これまで纏っていた葉をことごとく脱ぎ捨てた木々は、また見ごたえがある。その容姿を顕わにして、この私に見せてくれている。清々しい。愉快でたまらない。枝先の進む方向は、もっぱら創造だ・呼応だ。来たるときには、葉がやってくる。その木に最も相応しいときに、最も相応しいところに、最も相応しい形して、彩り匂い立つ。葉が届けられてくるとき、枝はムズムズ・ワクワクになるのかなぁ。最高のおもてなしに、なっているんだろう。