新潟カウンセリング研修センター

研修・講座のお知らせを掲載

人間は変わられる

2024-07-28 10:25:23 | 私の声
人が変わられるように、なっているのだ。
知っているだけでは、変われない。
先ずは、関係であると言いたい。
人に、恵まれるかどうかだ。
どんな人に?
変わり続けられているカウンセラーにだ。
カウンセラーと言っても、名ばかりが目立つ。
一般の方は、その区別はつかないため、選ぶことはできない。
当センターを訪ねてきた方には、誠意をもって関わらせていただいている。

正直に話せる人は、変わりやすい。
つまり、考えずにだ。
声にしようとしない人は、変わりにくい。
関わりを避けているゆえに。
ネガティブな感情になったとき、我慢したり頑張ったりせずに、訪ねるのがよい。
自分一人対策を考えても、希望の道は開かれないのだ。
変わるとは、換言すると「成長する」「健康的になる」「十分に機能する人間になる」「主体的・独自的・創造的・社会的人間にになる」と、言うことができる。














変わられる人 変わられない人

2024-07-20 12:54:32 | 私の声
「十分に機能する人間になる」は、人間の成長はいかなる関わりにおいて起こるかを、ロジャーズは生涯かけて取り組み、世界的に大きな影響を及ぼしてきた偉大な師である。どのような方も、成長への資質を具えて生まれてきているのであるが、おおかたの方々は生かされるどころか、機能不全・歪んでいくばかり。
 なんと言っても、学校教育に携わっている教師がまず、自分の身になる学びには拒否的ゆえに、社会全体が不健康・機能不全に陥っている。肉眼では見えないところだけに、機会あるごとに表明しているが、教師には特に通じない。しかも、自分と向き合うこと避け、単なるスキル・技術・方法だと思い込み、疑うことを知らない。いじめ、不登校、自殺、他殺、虐待、精神疾患、引きこもり、鬱疾患など、過去最多と報道があても自分自身のこととは捉えられない。よって教育には関係ないと、まるで人ごと。
 ところで、歎いてばかりでは始まらない。当研修センターでは年間を通して「十分に機能する人間」を目ざして学び続けている方々がいる。学びは学んだ後に、その必要が解るのである。どんなに変わりたいと思っていても、装っている人、考えることは善いことと思い込んでいる人は、変わらない。目の当たりにさせていただいている。
 教育を「して」いると教育に「なって」いるは、全く異なる世界なのである。現実は、「する」に終始している。自覚になる必要があるのだ。

草木との関わり

2024-07-05 10:46:36 | 私の声
私と草花との関わりは、職に就いて間もなくにあった。
「花を愛でる人になって」と、ことばを添えてクチナシの鉢植えを贈られたことに始まった。
深緑の葉に真っ白な花弁は、甘~い香り立ちて、同時に異性との出会いであった。
「カウンセリング」に値遇(であ)って、植物に、動物に、人間に、一切の関わりにおいて、幾年月を経て味わいは一層深みを覚える。
庭には、様々な草木が年間を通して移ろい続けている相(すがた)を観させていただいている。
「手入れが大変」「花が好き」などのことばをよく聞く。
そのことばは、言っている人の思いを表しているのだが、言っている人は、どうもそうなっていないらしい。
草木や動物等などは、私の大先輩。
よ~く観させていただくんだよ、よ~く聞かせていただいてね、と私に問いかけ続けられている。
観念や知識の水準ではなく、智恵にならせていただける宝庫と、受け止めている。
花だけみていては、その花の真の美しさは解りようが無い。
毎日毎日、夏の暑いときも、凍り付く厳寒のときも、一生お付き合いさせていただいてこそ、観させていただけるのだ。
ロジャーズは、「秩序」を見いだされと著書に遺されている。
私なりに「秩序」を発見し、喜びを得たり。