新潟カウンセリング研修センター

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「呼吸」

2020-05-27 10:38:36 | 私の声
 新型コロナウイルスは、瞬く間に地球上の人間に影響を及ぼしている。これまでも人間の命を脅かした菌やウイルスは、いろいろあったことは知ってはいるが、緊急事態宣言とか外出制限などなど自分の生活上の実感はなかった。国境を越え感染が明るみになって以来、テレビを付ければ真っ先にどのチャンネルも、当日の県別の感染者数と死亡者数である。同じ報道に疲れ、行動制限に不自由になり、そして呼吸が妨げられる・停止する恐ろしさは、自分の身に覚える。
 ところで、呼吸が妨げられる・停止する恐ろしさは、病原菌やウイルスに限られない。あえて私は大事にならせていただいているのは、「ことば」である。ほとんどの方々は気づいてはいられまい。爆発的に具体的に捉えにくいものであるから。生まれながらにして、全ての人々、有機体の性質として学ぶ必要があるように具えられていたんだと、身をもって気づかせていただいた学びに出会えて言えている。言わせていただける私になるに、長い長い年月を要したのである。生活していて、さまざまな感情が起こるが、その処理のありようで、どんどん病的になっていったり、ますます健康的になっていったりするのだ。吸ったり吐いたりが自然になりにくくなっていく。
 全有機体は頭で考える知性よりも、正直であり頼りになるようになっている。ところが、多くの人々は有機体を軽視し、自分が考えたり思ったりしたことに従い自他を強制している。病的な方向、呼吸が苦しくなるのは当たり前だ。その人が息苦しさに気づいたとき、個人的にも満ち足りた・社会的には建設的な人生へのスタートになる。息苦しさを感じられた人は、学びのきっかけになれればね。
 今日もこれから通っていらっしゃる方々と、育まれ合いの時間が始まる・3密に留意して。
 

「自利利他」は、カウンセリングの心

2020-05-19 06:30:30 | 私の声
共々に生かされ合う は、人間と人間の関係で私の課題であり望みであり慶びだ。
共々に生かされ合う に、優る慶びはない。
「自利利他」を、ことばを換えると、「自分のためにならない相手ののためはない・相手のためにならない私のためはない」、と言うことができる。
吾を語り、語った吾を聞いていただく。吾を語り、語った吾の言葉に聞かせていただく。
吾を語ったその方に聞かせていただき、吾に聞こえたまま届けさせていただく。
声にした言葉に、育まれ合いが起こるのだ。
日常の人と人の関係は、どうなっている?殺し合っている関係が見えていないのだ。
言いっ放し・聞きっ放しだ。虚しくはないのか。いや感じられなくなっているとみている。

どうにかしたい。やむにやまない方が訪ねて来られている。
いよいよ、人間にならせていただく歩みの始まりに。
生きているうちに始めないでどうする!
個人的には満たされた、社会的には建設的な人生の始まりだ。
地球上の全人類が救われていくのである。
コロナウイルスは怖いが、声が言葉が大事にならない人間のありようは、さらに怖い。
このままでは、人間が滅びる!

モヤモヤ のあなたへ

2020-05-01 14:50:22 | 私の声
「今、モヤモヤしているんです。」
と、あなたの声になったら、もう違うです。
なかなか、聞かせていただけない。
モヤモヤになったその人は、邪険に扱いほったらかしたまんまにしてしまってね。。
あれやこれやと積み重ねられて、闇が深くなり生活が立ちゆかなくなって行動になる。
人間にならせていただく道のスタートラインに立つことに。
しかし、腰が坐れるかどうかだ。どうやら、自分の外においしいものを探し続ける傾向がある。錯覚を追い続け、どこにもないことに一生気づけない?
人間にならせていただく道は、生涯必要なんだが、自分事になっていてこそだ。
他人事では、身になる前に退いていく。
人間にならせていただく歩みは、自分事になってこそ促進し、個人的には満ち足りた、健康的になり社会的には建設的になってゆける。
まずは、「モヤモヤしているんです。」など、あなたの声にして聞いていただくのです。
頑張らないで、自分が変わってゆけるのです。おのずから。
いのちに願われているのです。