人間になろうとしない人々

　ロシアのウクライナ侵攻を契機に、にわかに武器の準備に関心が高まってきている。
殺し合いの方向だ。いかに相手に勝つかだ。生物的には当然で在ろうが、人間は他の生物と異なるのは、ことばが具えられている点である。ことばに人間にならせていただけるようになっていたのである。すでに。

　ところが、肝心の学校教育においては、ことばが手段として疑わないのであるから、精神が病んできているのだ。このままだと、人類が滅んでしまう。貴重な時間と経費は空しく費やされていることが、残念でたまらない。今、日本人は世界では武器の性能を競っている。
　
　人間にならせていただく学びは、新潟カウンセリング研修センターでは開催している。ともどもに救われ合うありようとは、を体験を通じて学んでいる。身になるには、時間とプロセスが必要である。

　人は勝ち負けに関心が向きがちだ。あなたの肉眼では見えずとも、ともどもに救われ合う、自利利他の道があるんですよ。殺し合わずにすむ学び、しませんか。学びの無いところに和は訪れない。ことばを具えられてきているあなた、ことばに人間にならせていただきませんか。いのちは人間にならせていただきたがっているようです。まもなく、今日の学び合いが始まります。一人でも学ぶ方が増えたら、世界の平和に通じて往けます。

あなたは、どう見ている？

あなたには、ウクライナとロシアとの戦争をどう見ているであろうか
自分自身の在りようと通じている方は、恐らく極めて少ないと推測している。
私を含め私達は、侵攻し建造物を破壊・人命を奪う、残虐にも十分に機能する人間にもなれるというものだと、改めて知らしめられている。
世界的に大きな影響を及ぼしたロジャーズ氏は、世界の大統領や官僚や大学の教授やドクターとの学び合いを行ったとのこと。
私には到底叶わないことだが、私は手をこまねいてはいない。
心理的治療を超えて、社会的な意味をもっているカウンセリング（人間にならせていただく学び合い）に取り組ませていただいている。
お一人が平和になるところで、もう一人は平和になれる。
お一人でも平和になれない人がいる限り、私は至ったとは言えない。
私の呼吸が絶えたとき、続きようがない。おのずから終わることに。