新潟カウンセリング研修センター

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燃え尽き症候群にならずに済む

2022-05-26 15:27:40 | 私の声
 報道によると、野口宇宙飛行士がジャクサを退職し、今後は燃え尽き症候群の研究に取り組むとのこと。
 ある限られた期間に特別な努力を強いられ強いて取り組んだりした人々に、起こりやすい心身の在りようと言えよう。いわゆる我慢・努力は、良いことのように思い、自身にも他人にも当たり前のように求めているようだ。苦しい・しんどいを思いつつ、言っちゃいけないかのようにして。学校教育の弊害と私は言いたい。多くの人々は自分自身を封じ込め、もの言えなくなり、不自由に陥ってしまい苦しみ、人間関係に支障を来し、職場を去っているのだ。まさに教育をしているが、教育になっていないと言わざるを得ない。人間性不在のありさまは、延々と続くのであろう。
 
 当センターでは、単に嘆いているだけでは済まない。日々学びに通って来られた方々と、ひたすら学び続けている。当センターでは「カウンセリング『に』学ぶである。「カウンセリング『を』学ぶ」は、恐らくあまたで行っているであろう。深さ・広さが異なっているのは言うまでもないが、外側からは分かりづらいところである。「を」のところでは、生身のためにはなり得ない。日本中マニュアル人間で埋め尽くされるだけ。

 そこで言えるのは、「カウンセリング『に』学ぶところには、「燃え尽き症候群」とは無縁である。学ぶにつれてさらに学びたくなり、分からなさに迎えられるのである。努力は必要ない。力みのあるところに、学びは訪れにくい。自在になり能動的に変化し続けられ、ともどもに育まれ在っている。
 いつでも、どなたにも開かれている。

育まれ合い ともどもに

2022-05-14 07:47:04 | 私の声
語ろうとする限り、あなたは救われる。
ことばは、あなたを見捨てない。
ことばは、用(はたら)いてくださるのだ。
あなたが、操作はできない。
ことばが信じられるかどうかだ。
力んでいるひと・ときに、救われにくいようだ。
涙になったとき、「涙は優しい」と声になったことばだった。
「涙になったら、眠くなってきた」と。
全身が安らげたに違いない。

ときには、怒りになるという。
「怒りは、思考からきていた」「涙は怒りに優る」と声になったそのあなた。

「怒りは涙に包まれている」と、ことばになった私。

「今は大安心になっている」と、その人間(ひと)のことばが送られてきた。




憲法とは

2022-05-07 17:06:23 | 私の声
過日、憲法記念日の購読している"新潟日報”の朝刊です。
「憲法とは、人々から国家に向かって発せられた命令である」と。

一人の人間のところでは、ややもすると、頭での思考・感情が暴走する。振り回される。
ときには、爆発に発展する。
今正に、その典型だ。戦争は。

思考の暴走を「身」は納得になっていない。
「身」の声が聞こえるかどうかだ。
「身」の声が聞こえて、順(したが)えたら、行動になれるかどうかだ。
カウンセリング学習は、身の声に順(したが)い足を運ぶかたのために常に開かれている。
「身」の声は、よりよき人間に育まれ往くための「いのちの要請・憲法」と言える。