よきクライエントにならせていただけたら

　つい１０日前は北海道は旭川の地に身を置いていた。新千歳空港に向かう前日から当日未明にかけて北海道に上陸する、台風が気がかりだったが予定には影響なくすんだ。研修をかねて足をのばした富良野では、すっかり秋が深まり木々の彩りに感嘆の声になった。
　この身、限りある時間だ。成長の願いに駆り立てられて、このときも研修の場に。改めてあらためて声にする・語る意義に知らしめられたのだった。声にして声にして・語って語って、ことばがこの身に聞こえてくるようになっていける不可思議な事実に値遇わせていただけた。よきクライエントにならせていただくには、一人ではならせていただけない。もう一人の独りの人間（ひと）が必要だ。研修の場とは、どの方にもその方にとっての事実に値遇わせていただけるように、共々に配慮しあうところと言える。よきクライエントになれるところ・よきカウンセラーになれているところ、と言える。自身にとって。説法は聞法なり。先人の遺されたことばが、吾が身に言えるところであった。日常、大事になっていなかったようだ。ことばが。
　手段だけに陥ってしまいがちになることに、立ち止まらせていただけるから在り難い。帰宅の翌日の旭川あたりは、雪化粧になったとテレビの画面で知った。最近は気象の変化と激しさに戸惑うばかりだ。
　次回のカウンセリング楽習会は、１１月１５日（日）。詳細は☎　０２５－２３０－５３２０（新潟カウンセリング研修センター）へ。　初めての方　とにかく始めましょ！。声にしましょ！。あなたのいのちが望んでいるに違いないのですから。