新潟カウンセリング研修センター

研修・講座のお知らせを掲載

「カウンセリング」に託されているもの

2018-03-28 10:13:30 | 私の声
春先のこの頃は毎日ドキドキ・ワクワクする。厚い衣類を薄手に試みたり、枯れ枝のような木々が刻々と緑に彩られ、夜明けが次第に早まったり・・・。冬の間の沈黙はその木その木のタイミングに迎えられ、芽吹きになる。私のことばにも言える。いつ・どんなことばが訪れるか、予定がたたないまま、今このことばたちに迎えられ、私の声になって誕生する。ところが苦悩している方は、考えてからつまり予定して言う・行動するのが賢い生き方と硬く信じている傾向が見受けられる。例えば、自分が言わなければ丸く収まるとか、嫌われたくないからとか、人からどう思われるかとか、抑制することが知らず知らず身になってきていると言えよう。そして、考えたり予定して言った後に、何一つ自分の予定どうりになっていやしないことにも、気づかないままに。稀に気づけた方は、問い合わせていらっしゃる。自分の考えた策では通用しないと知らしめられて。我慢が当たり前と思っている方には、学びへの思い立ちは来そうにない。積もり積もって心身を病み、自分のことばの奴隷と化し活き活きできないばかりか、他者への影響も無視できない。いのちのある限り「カウンセリング」に携わり、一人でも多くの方の精神の健康へのお手伝いさせていただき、その先の地域社会・世界の平和を見据えている。今、7/13(金)~16(月・祝)新潟カウンセリング研修会の案内の作成に取り掛かったところである。

〝考えてから行動する”あなたへ

2018-03-15 08:35:12 | 私の声
 〝よく考えてから言いなさい″と言ったり聞いたりしてきた言葉だ。学校教育で身についてしまって、あたかも自分の思考であるかのように疑えなくなってきているようだ。"太初に言葉あり゛の言葉は聖書にあると、後に知った。まず声にする行動が自然なんだと。声にしてみたら、考えさせていただけるんです。考えてから行動する、と言うのは、いのちに願われている流れに逆行するゆえ、心身に不調が顕れてくる。身は信頼に値するのだ。自分の考え・思いではどうすることもできないようになっている。声にして考えさせていただくようになっている。日常の関わりでは無理。「カウンセリング」の場は、安心して声にでき、ともどもに育み合えるために設けられている。まもなく学び合いが始まる。継続することが大事!

あなたは、どうなっている?

2018-03-08 08:22:00 | 私の声
 現代人はおおかた病んでいる。その方の感じられている程度は、さまざま。感じられていても、こんなことぐらいで、とか、頑張れば・・・とか、誰にも言えない、とか、言えばなんと思われるか、とか。そのとき、自分にきたことばが、自分のことばで自分のなかに抑え込まれ続けられ、気分が重くなり、やがて睡眠や食欲、身体の苦痛になり生活に支障をきたしている。自分で考えて自分で超えられると、思っている。人間は一人で考えて、人間になってゆけないようになっている。だから、悩みになり苦しみになり、そのことを伝えてくれているといえる。一人で考えて自分の思うようにできると、カウンセリングに出会う前の私は無意識になっていたと今はいえる。ことばに、育ませていただける方々がいてくださり場があって、幸せに感じている。