新潟カウンセリング研修センター

研修・講座のお知らせを掲載

「人生は 思うようにいかない」

2014-07-12 14:19:29 | 私の声
 「人生は、思ったようにはいかない」と、ことばにした人間(ひと)あり。「思ったようにいかないのが人生」と応じられた人間(ひと)あり。真に・誠に味わい深く聞かせていただいている。とかく、前者のことばを発したその人間自身が受け入れ難い面持ちで、通り過ぎてしまっているのではないか。前者のことばには、不安定が宿されている。その宿されている不安定は、後者のことばを切望していたに違いない。後者のことばは、なかなか届けられ難いようだ。「思ったようにいかないのが人生」、と言えたら見える景色が全く異なるのである。世界はことばに見させていただけるのだ。
 「人生は、思ったようにいかない」は、真に誠に在り難きことばなり。有限に無限が宿され、無限に有限が抱かれ在り、呼応なり。呼応に育まれし吾が身、これまでも・これからも・現にたったいま。届いてきたことばに、聞かせていただけずにはおれないこの身だ。

ことばの相(すがた)に

2014-07-01 10:08:58 | 私の声
 あるとき、ある場、ある関わりで、聞かせていただき・語らせていただいた。「久しぶりに聞いていただけた感じになった。如実にね。ことばの相に、救われた。」と。ここまでの道程が想えるとともに、励みにも感じさせていただけた。
 首を絞めて殺したくなるのも、救われたとなるのも、励ましになるのも、すごく嬉しくなるのも、だめな自分になるのも「ことばの相」でした。ことばの相をはずしては、ならない・なれない・ならせてはいただけない。世界は。世界は、私を外しては語れない。聞こえた・観えた・触った・嗅いだ・味わった私のところだから。とかく、「この身」を外して・外されて話しているところに、関係が・自分の世界が不安定になるようになるのであろう。大宇宙の偉大な贈り物といいたい。「私が」を超えさせていただけるようにね。学ばせていただけずには、おれなくならせていただけるのであるからして。ことばの相に・ことばの用(はたら)きに、生かされて在る今ここ。