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人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

霞露ヶ岳

2015年05月10日 | 岩手県の山
後輩のヤザキチが八戸出張の帰りに盛岡に寄ってくれた。
金曜日にいきなりメールが来て、「明日午前中で仕事が終わるのでそのあと盛岡で飲みましょう!」
ということで、盛岡に転勤となっているもう一人の探検部の後輩も誘って3人で飲む。

日曜日はもともとどこか山に行こうと思っていて、先日の羽後朝日岳に登った時に出会ったお姉さんが山田町の霞露ヶ岳を一押ししていたのでそこに一人で行こうと思っていた。
ヤザキチに日曜日の予定を聞いたら、夜にホームパーティーがあるとかなんとか。
そんなのいつだって行けるんだから、一生行くことがなさそうな霞露ヶ岳に行くぞ!と半ば強引に連れて行った。

山田町は沿岸地域にあって盛岡から120kmくらい。
沿岸地域は北上山地を横断していかないといけないのでどこに行くにもそのくらいの距離がかかってしまう。

朝8時半に盛岡を出発。
途中道の駅で飯を食い


11時半に登山口に到着。遠いな~。


登ろうと準備をしていると8人くらいの地元のおじさんたちが車で現れる。

お姉さんがオススメしてただけあって、けっこう人気の山なのかな。

鳥居をくぐって登山道に入る。




途中見える山田湾。


山から海が見えるっていいね。

そして霞露ヶ岳神社奥宮に到着。


ここから山頂までほんのわずか。
山頂到着。




山頂は樹林帯であまり景色は見えない。
ちょっとガスってきて海もうっすら。


ここからはひたすら下山。

500mごとに道標があってけっこう親切。


花とかも咲いててステキ。


松林の中をどんどん下山していく。


松林の隙間から海が見え始める。


松林の奥は断崖絶壁。

途中開けたところではリアス式海岸が丸見え。


この景色は素晴らしい!

そして下山地の漉磯海岸に到着。


ゴールが海岸なんて最高のルート。

海が青い!!


海と戯れるヤザキチ。


巨大ボルダーを発見し登らずにはいられないヤザキチ。


なんかかっこいいな。

けっこう岩もしっかりしているし、これはいくつかルートが作れるんじゃないかな。


アプローチが遠いからコスパは低いかもしれないけど。

ここからは道路を歩いて登山口に到着。
わずか2時間ちょっとのハイキングだった。


しかし、それ以上に景色が素晴らしい好ルート。
やるな、霞露ヶ岳!

帰りは大槌町に寄って被災地を見ていく。
旧大槌町役場。


この辺はほとんどのものが流されてしまってほぼ更地の状態。
かさ上げ工事でダンプカーがひっきりなしに走っていた。

そんな大槌町に少しでも貢献しようと地元の食堂で飯を食う。
ヤザキチが調べたこのお店に入る。


ここは海岸を望める最高のロケーション。


そして地元の新鮮な海産物が食べられる。
まずはビールと三陸の珍味ホヤで乾杯(もちろんノンアルビール)。




ヤザキチは海鮮冷麺。


自分は磯丼。


大きな海苔の上にご飯といくら、蒸しウニ、イカ、ホタテなどがふんだんに乗っていて激ウマ!

〆はホタテのバター焼き。


移動時間の方が長い山行だったけど大満足の1日でした。

ヤザキチありがとう、また来てね!

滝ノ上温泉~乳頭山~大深岳~八幡平縦走(3日目)

2015年05月03日 | 岩手県の山
今日は最終日。
八幡平を経由して茶臼岳まで登ります。

大深山荘から先もちゃんと雪がつながっているみたいで安心。

13時茶臼岳登山口発のバスに間に合うように6時に歩き始める。

嶮岨森。
右手には鏡沼と八幡平樹海ラインが見える。
もうすぐゴールは近い。

前諸桧岳、諸桧岳と越えていき、急な登りを登って畚岳到着。


360度の大展望。

もう八幡平は目の前。

畚岳は八幡平の駐車場から1時間ほどで来られるオススメの山です。

畚岳を下ると登山道は終了して車道と合流。

車道を15分ほど歩いて八幡平頂上の駐車場に到着した。

八幡平頂上駐車場は別天地。
さすがにGWということもあり人でごった返していた。

30分ほど休憩して八幡平頂上へ。

駐車場から頂上へはトレースをたどって20分ほど。
100名山ということでたくさんの人で賑わっていた。

八幡平山頂を踏んで茶臼岳を目指す。

八幡平山頂から茶臼岳へもトレースというより道になっていてそれに沿ってひたすら歩いていく。

大深岳から八幡平までのルートと違ってたくさん人が歩いているので迷うことはない。

黒谷池湿原を越えて緩やかな登りを登っていくと茶臼山荘に到着。

ちょっと休憩後山頂を経由して茶臼岳登山口バス停に到着。

いや~天気にも恵まれて充実したロングコースだった。

次回は夏にトレランで一気に走りぬけてみたい。
それにしてもほとんど写真が撮れなかったのが残念でならない。

(コースタイム)
大深山荘(6:00)-八幡平駐車場(9:30)-八幡平駐車場(10:00)-八幡平山頂経由茶臼岳登山口(12:30)

滝ノ上温泉~乳頭山~大深岳~八幡平縦走(2日目)

2015年05月02日 | 岩手県の山
朝4時起床、5時半発。
まだ5月初旬だというのに寒さがまったくない。
むしろ風が生ぬるい感じ。
今年の気温は異常だな。。

今日は八瀬森山荘を越えて大深山荘まで行く行程。

昨日ビールの誘惑に負けて田代岱山荘に泊まってしまったので今日は少し頑張らないと。

ちなみに昨日デジカメの電池が切れるという大失態。
そして持ってきた携帯の充電器も、充電したばかりなのに全く充電できない状況。
携帯の電池も残りわずかなので節約しながら行くことにした。
ということで、2,3日目はほとんど写真がありません。。
こんないい天気なのに残念。

田代岱山荘からは田代平という広い樹林の尾根を歩いていく。
地形図を見ると等高線が緩い上に樹林帯の中なので迷いそう。
ただ、ところどころに赤テープがあるのでそれに沿って歩いていく。

しかし、これが間違いだった。
赤テープを信用してどんどん進んでいくと、なんだか沢筋に降りて行って標高もいつの間にか1000mを切っていた。
どうもおかしいなと思って地形図とコンパスで現在地を確かめてみるとどうやら北側の別の尾根から沢に下ってしまっていたようだ。
この赤テープはおそらく山スキーヤーの人たちが帰りに迷わないようにとつけていったものらしい。

ということで、引き返して本来の尾根に戻るまで往復1時間ロスしてしまった。
時間的なロスより体力を消耗したことが悔しい。

ようやく顕著な尾根に戻り、小白森山、大白森山と越えていく。

大白森山の山頂は広々とした雪面となっていてすごく気持ちのいいところだった。
大白森山から見た岩手山。


夏だと高層湿原になっているらしい。
夏の湿原もいいけどこういう雪のある時期にしか見られない雪原も大好き。

大白森山から少し下ったところにひっそりと大白森山荘が立っていた。
ここも素敵なロケーションで、今度機会があれば泊まってみたい。
残雪期の写真を撮りたかった。

大白森山荘から曲崎山は傾斜のきつい登り。

汗だくになって着いた曲崎山からの展望も遮るものがなくて最高。
今日歩いてきた稜線が丸見え。

曲崎山から急な下りを下って八瀬森。

ここから八瀬森山荘までの下りでも道を間違えて関東沢の方に下ってしまった。
尾根が広い上に傾斜が緩いのでルートを探すのが難しい。
途中で沢に下っていきそうだったので間違いに気づいて登り返す。

登り返して再度コンパスと地図で確かめるとかなりルートを外れて下っていた。
今日は晴れていて周囲の景色が見えるから良かったけど、ガスっていたら本当に迷いそう。

ようやく八瀬森山荘に到着。
ここの近くには水が湧いている箇所があって水分補給。
雪解け水は最高にうまかった。

ちなみに八瀬森山荘は5年ほど前に葛根田川に沢登りに来たときに1度泊まったことがある。
そのときは周りが笹藪と灌木で覆われていたのに、この時期だと一面雪景色。
雪のある時期の方がいいね。

ここから大深岳までは樹林帯の緩やかな登りがひたすら続く。

夏だと藪に覆われた道だけど、残雪期だとどこでも好きなところを歩いていける。

休みながら歩いていくと大深岳が見えてきた。


ようやく三ツ石山からの登山道と合流し大深岳へ。

やっと到着~。

田代岱山荘から約8時間、長かった。

大深岳から大深山荘までは30分ほど。

大深山荘到着。




ここも沢登りで来たときに泊まったけど、相変わらず手入れが行き届いていてキレイな山荘だった。

八瀬森山荘と同じくこの時期は周りが雪に覆われていていい感じ。


今日は八幡平から縦走してきたというステキなご夫婦と自分の3人のみ。

この山域は本当に人が少ない。
そして人が少ない山は静かでいい。

残ったビールとワインを飲み干しご飯を食べて寝てしまった。

(コースタイム)休憩含む
田代岱山荘(5:30)-道に迷う-大白森(9:40)-曲崎山(11:00)-道に迷う-八瀬森山荘(12:20)-大深岳(14:15)-大深山荘(14:45)

滝ノ上温泉~乳頭山~大深岳~八幡平縦走(1日目)

2015年05月01日 | 岩手県の山
今年のGWはせっかく岩手にいるので、前から行きたかった残雪期の八幡平に行くことにした。
八幡平周辺の山には何度も来ているけど、夏のみ。
雪のある時期はゲレンデスキーで来たことはあっても山に登ったことはなかった。

前々から地形図を見て気になっていた乳頭山~曲崎山~八瀬森山荘~大深岳~八幡平のコースに決定。


けっこうなロングコースだけど、2泊3日なら十分行ける。
しかも途中途中に避難小屋が整備されているのでツェルトだけ持って軽量化も図れる。
ということで行ってきました。

始発の盛岡発大曲行きの田沢湖線に乗車。


雫石駅で事前に予約していたタクシーに乗って滝ノ上温泉へ。
去年は4月下旬に滝ノ上温泉までの道は開通していたのに、今年は5月6日が開通日。
ということで玄武洞温泉の車止めゲートまでしかタクシーが入れずここから歩くことになった。
ここまでのタクシー代は4,600円だった。


車止めゲートから千沼ヶ原登山口までは約40分。

ここから登り始める。


登山道はほとんど雪がない。




平ヶ倉沼到着。


静寂に包まれた神秘的な沼。
ミズバショウが咲いてて贅沢なひと時。


平ヶ倉沼からは稜線まで急な登り。


振り返れば樹林の間から岩手山が見えてきた。


途中から雪も出てきたのでスノーシューに履き替えて登っていく。
稜線に出て一休み。
稜線から望む岩手山。


天気も良くて素晴らしい眺め。


稜線から先は登山道がほとんど出ていたのでスノーシューを脱いで歩いていく。
目指す乳頭山(烏帽子岳)へはあと3.1km。


花とか咲いてて最高。


眼下には先ほど通った平ヶ倉沼が見える。


右手には目指す乳頭山が見えてきた。


千沼ヶ原に到着。


ここは一面雪に覆われていてどこでも歩いて行ける。

乳頭山を目指しててくてく歩いていく。


ここは真っ平らなのでガスったら方向がわからなくなりそう。

笊森山の下で小休止。
先に見える乳頭山。


結構登るなぁ。

乳頭山まではところどころ雪が切れていたのでスノーシューを脱いだり履いたりしながら歩く。
途中の沼を通過する際、靴がはまって濡れてしまった。


乳頭山の最後の登りを登って山頂着。


360度の展望が待っていた。

う~ん、素晴らしい!
秋田駒ヶ岳から岩手山、八幡平方面まで丸見え。






ちょっと休憩して田代岱山荘へと下る。
遠くに小屋がちょっと見える。


あとちょっと。


小屋に到着。


ここは避難小屋になっていて、中には毛布などもかかっていて快適そのもの。


この時点で12時。

本当は大白森山荘まで行きたかったけど、もうビールが飲みたくなってしまい今日はここまでとした。

さっそく持ってきたビールを冷やす。


そして乾杯。




くぅ~、生きててよかったと心から思う瞬間。
またビールに柿の種が良く合う。

このあとワインを飲んでまったり過ごす。


結局今日1日誰とも合わず。

GWだというのにこのひと気のなさはなんだろう。
すごく贅沢な1日を過ごした気分。
明日もひと気のない静かな稜線を歩きたい。

(コースタイム)休憩含む
車止めゲート(6:30)-平ヶ倉沼登山口(7:00)-千沼ヶ原(10:00)-乳頭山(11:30)-田代岱山荘(12:30)

真木林道~和賀岳(往復)

2015年04月29日 | 岩手県の山
ようやく念願の和賀岳に行ってきた。
和賀岳には岩手県側と秋田県側の両方に登山道があるけど、日帰りで行くなら秋田県側からの方が行程が短い。
ただ、登山道に通じる真木林道がどこまで開通しているのか状況がわからなかったのでいろいろ調べていたら、このサイトに情報が載っていた。

登山口の甘露水までは通じていないものの、手前1kmくらいまで整備が済んでいるみたい。
ということで秋田県側から行ってきた。

朝4時半に家を出て林道に6時に到着。
袖川を過ぎてヘアピンカーブの手前まで車が入れた。

出発準備を整えていざ出発。
林道脇には整備をしているユンボが止まっていた。


ところどころ雪があるもののそれほどの量じゃない。


多分林道の雪はこの気温ならあと1~2週間くらいで消えるだろうな。

甘露水登山口に7時に到着。


甘露水は冷たくてとってもおいしかった。
ここから登山道。
和賀岳までは7.4km、けっこうあるなぁ。


それにしても雪が少ない。
和賀山塊は日本有数の豪雪地帯じゃなかったっけ。
気温もぐんぐん上がってまるで夏山。

でもところどころにお花が咲いていて癒される。




標高900mまで登山道で、滝倉の沢を徒渉したところからようやく雪が出てきた。




ここでさっそく新調したスノーシューを装着。
先日10年間お世話になったスノーシューが壊れてしまったのだが、結局新たにスノーシューを購入してしまったのだ。
ちょっとした樹林帯の中を歩いていく。

そして急な雪面を登りきったところで稜線に出る。


しかし、稜線に出て愕然。
なんとほぼ登山道が出てる。


ちょっと雪が溶けるの早すぎでしょ!

やむなくスノーシューを脱いで登山道を歩き始める。

暑い、暑い、あつーい!
軽く15度は超えてる。

ようやく薬師岳山頂に到着。


遠くに和賀岳が見えると同時に登山道もくっきり。


せっかく春山気分で来たのにテンションが下がる。

薬師岳から小杉山に向かって登山道を歩き始める。


小杉山に到着。


遠くに仙北市の街並みが見える。


うっすらと鳥海山も。


和賀岳までは登山道が見えているので、もはやお荷物となってしまったスノーシューを置いていく。


ピッケルとストックもいらないので残置。

身軽になったのでここからはウルトラライトトレッキング。

小鷲倉山を通過し


最後のちょっとした雪面を登り




和賀岳に10時に到着。


和賀岳からは360度の大展望。

先日登った羽後朝日岳と秋田駒ヶ岳、岩手山方面。


鳥海山方面。


山頂でお昼ご飯を食べつつしばし休憩。
山頂は広々としていて快適。


雪はなかったけど、景色はきれいだし誰にも会わず静かな山歩きが楽しめて最高だった。

帰りは下山パワー全開。


2時間で登山口まで下りてしまった。


途中フラッグを立てつつスキーを担ぎながら登っている2人組に遭遇。

登山道を外れて下山していたので遠目にしか見なかったけど、おそらく真木林道情報を更新している人だったと思う。

登山口から林道をてくてく歩いて終了。
振り返れば薬師岳、長かったけど充実したルートだった。


帰りは温泉ゆぽぽで温泉に入って帰った。



それにしても今日は暑かったな~、と思っていたら車の中から見かけた温度計が29度を計測していた。


そりゃ暑いわ!

貝沢集落~羽後朝日岳~モッコ岳(往復)

2015年04月19日 | 岩手県の山
岩手に転勤となり生活もようやく落ち着いたところでさっそく山に行ってきた。

当初岩手山に行こうと思ってたけど、少し調べてみたらなんと和賀山塊に日帰りでアプローチできるとか。
これは行くっきゃない!

主峰和賀岳も日帰りで行けそうだったけど地形図がなかったので、羽後朝日岳に行くことに。
ここは沢登りで2回登頂している思い出の山。
まさか残雪期に来れるとは登る前からウッキウキ。

自宅を5時に出て貝沢集落に5時40分着。
40分で着くとは奥多摩より近い!

今回のルート。


車を停める場所がなかったから近くで農作業をしていたおじさんに聞いたら、うちの敷地に停めていいよ、とのこと。
感謝。


こんな朝から農作業とは、農家の方には頭が下がります。

さて出発準備を整えてると、登山者がもう1人到着。
女性の単独行の人で、北上から来たとか。
同じく羽後朝日岳に登るみたい。

話を聞くと、地図を持ってきてないのでトレースを追わせてください、って、それはかなり危険!
私がいなかったらどうしたの?って聞いたら、1度登ったことがあるのでなんとかなると思って、でもお兄さんがいたのでラッキー、だって。
まぁいいけど。。

ということで出発。
大荒沢岳までは登山道があるけど、そこから先は登山道のない藪ルート。
残雪期限定のコース。
こういうコース大好き。

まずは大荒沢岳を目指す。


広い牧場を通り抜け、


小さい沢を渡渉。


大荒沢岳まで登山道通りに行くと遠回りになるので、途中で登山道を外れて別の尾根からアプローチ。
記録をみるとこの尾根が良く登られている。

尾根に取り付くとずっと雪の上。


出発して1時間ほどで稜線に出る。


振り返れば西和賀町の集落。


こういう牧歌的な風景いいなぁ。

ここからは樹林帯を抜けて気持ちのいい稜線歩き。
と思ったら、なんとここでスノーシューが崩壊!


昨年バックルを全部取り替えたばかりなのに…
さすがに今回は足元から完全に切れてしまったので修復不能。
とりあえず同じ道を戻ってくるのでここに置いておくことにした。

片方のスノーシューは大丈夫なので左足はスノーシュー、右足はアイゼンで歩き出す。

ところどころ藪が出ているものの、ほとんど雪の上を歩いていける。

途中ででかいシュルンドがあったりしたけど、そこはうまく迂回して歩いていく。


大荒沢岳着。
前方にはこれから向かう羽後朝日岳。


とりあえず先を急ぐ。
大荒沢岳から羽後朝日岳は快適な雪面。
一旦コルに下りてから一気に羽後朝日岳に登り返す。


羽後朝日岳を登っていたら何やら叫び声が聞こえた。
振り返ってみるとなんと先ほどの女性が追いついてきてるじゃない!
これにはさすがにビビる。

大荒沢岳から1時間かからずに羽後朝日岳の山頂に到着。




いや~、これは感慨深い。
羽後朝日岳はこれで3回目。
しかもまさか残雪期に来れるとは思ってなかったし、ましてや日帰りで来れてしまうとは。。
岩手は山好きにはたまらん場所ですな。

秋田駒ケ岳


和賀岳


岩手山


全部登るぞー。

和賀山塊は個人的には特別な場所。
なんか本当にものすごく嬉しかった。

山頂で休んでいると10分ほどして先ほどの女性が到着。
いや、これはかなり早いでしょ。
自分もそれなりに休憩しながら登ってきたとはいえ、普通の登山者よりはかなり早いペースで歩いてる。

話を聞いてみると、年間を通じてかなり山に登ってるみたい。
体力には自信があるけど技術がないとか。
それで和賀の残雪期に地図も持たずに単独で来るとはなんともなぁ。
遭難しないことを祈ります。
ちなみに普段は何をされているのか聞いてみたところただの主婦だとか、年齢は46歳。
とてもただの主婦とは思えない。。

ちょっと休憩して来た道を戻る。


大荒沢岳着。
まだ10時半だったのでモッコ岳を目指す。

大荒沢岳からモッコ岳まで30分。
このルートも夏道はないので残雪期限定ルート。
山頂に着いて三角点を探してみたけど雪に埋まってて見つからず。


標識はあるかなぁと思って探してみたけど標識もなかった。
とりあえず山頂だろうと思われる地点で写真を撮ってもらった。


ここからの景色も絶景。




モッコ岳を背景に1枚撮ってもらった。


この後はひたすら下山。大荒沢岳から登山口まで1時間半で着いてしまった。

登山口近くは水芭蕉とか咲いててステキ。


主婦の方とはここでお別れ。
下山は一緒に下って、岩手の山の話がたくさんできてなんだかんだとても楽しかった。
でも、夏山ならともかく、雪のある時期は地図を持ってきてねとお話しした。

帰りは銀河高原ホテルで温泉に入る。
ここにはあの大好きな銀河高原ビールの醸造所があるのだ。


せっかく来たから見学しようと思ったのだが、見学はできなかった、残念。

なんだかんだで山に来たのは12月以来だったけど、体もけっこう動いたしかなり楽しかった。

せっかく岩手に来たので普段登れないマイナーな山を今年はどんどん攻めていきたい。

(コースタイム)
貝沢集落(6:20)~大荒沢岳(8:30)~羽後朝日岳(9:30)~モッコ岳(10:30)~貝沢集落(13:00)休憩含む

八幡平無酸素登頂!

2013年08月27日 | 岩手県の山
生保内川の遡行が順調に終了して予備日が余ってしまった。
せっかく秋田県と岩手県に来ているのだからもう一つ山に登っちゃおう!
ということで八幡平に行ってきました。


八幡平と言えば我ら学習院男児にとっては思い出の地。
八幡平には8年ほど前まで学習院八幡平校舎という施設があって、中等科1年次と高等科2年次の林間学校で必ず訪れている聖地なのだ。
そして、実は母親が盛岡出身で小さい頃は良くこの近辺のスキー場に通っていたという縁ある地。
ただ、八幡平には雨の記憶しかなく、晴れた思い出がない。
今回山の神様に最後のお願いをして秋田県側からアスピーテラインを登って八幡平にやってきた。

頂上に着くとこの景色!!


晴れた八幡平を見たのはこれが初めて。
もう登る前からかなりの興奮状態。

山頂に行ってきます!


よく整備されたアスファルトの道を行く。


なんか昔の記憶だと木道だった気がするけど維持費が大変で固めちゃったのかな。
天気が良くて夏休みって感じ🎶


15分ほどで八幡沼到着。


こちらがガマ沼。


むむ~、きれいすぎる。。

そして念願の八幡平山頂登頂!!


とはいえ、なんか展望台を整備するらしくその資材が大量に置いてあってちょっと残念な感じ。

ここからは20分ほどで駐車場到着。
わずか1時間ほどのルートだけどかなりステキなところだった。

この後はみちのくの名湯松川温泉に入り盛岡で一泊して早朝に帰京しました。
充実した夏休み、東北ありがとう!!