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ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




松岡写真館。神奈川県横須賀市大滝町1。2002(平成14)年2月9日

前の通りは中央大通りの東の裏通りで千日通りという。その北端近くで右へいくとすぐ横須賀街道(国道16号)の三笠公園入口交差点。下見板の洋館の写真館があった。『神奈川の近代建築探訪』によると、関東大震災後、他所から移築してきたもので大正期の建物ではないかという。松岡写真館も大震災前から続く老舗だったというが、2007年7月末で閉館したた(『Deep City YOKOSUKA (2007.08.22)』)。現在は「シンコウパーク」というコイン駐車場だ。

下の写真は中央大通りへ出る路地を挟んで松岡写真館と並んでいる看板建築の商店。建物の角に円柱を置いている。現在はクリーニング店の看板を下ろしてしまったが建物は残っている。


東洋のクリーニング。横須賀市大滝町1。2002(平成14)年2月9日

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大滝名店ビル。神奈川県横須賀市大滝町1。2007(平成19)年11月16日

横須賀中央駅から中央大通りを北へ、大滝町(おおだきちょう)交差点の手前を西へ入る横丁にある古いビル。『路地散策。いつかいた街。>大滝名店ビル(2011.12.08)』というブログによると、「昭和31年に開業、ほぼ当時のまま残っている古参なのだが、現在は商店より飲み屋が中心になっている。」ということで、1956年といえば、日本も戦後の混乱を乗り切って希望が見えてきた頃だろうか。その頃はやったのが太陽族やロックンロール。ブログの管理人氏は、50年前の子どもだったときの記憶として、入り口の本屋から奥へ入ると食材を売る店が並んだマーケットだった、と表現している。「大滝名店ビル」という名称から、老舗の有名店が出店したビルとして出発したのかと考えたのだが、そんなことはなかったようだ。



萬菜、月印。大滝町1。2007(平成19)年11月16日

中央大通りのミカサショッピングプラザの北側の入り口に西へ入る路地がある。そこを入ると、レストランの萬菜、カフェを併設した月印といった、そこそこ有名な店がある。看板の茶蘭花は路地裏ライブハウスとして知られた店だったらしいが、2009年12月に火事で焼失してしまった。この路地の萬菜本店が2005年に市の「第1回よこすか景観賞」を受賞した。唐破風の屋根の玄関があるが、店の入り口はその奥の門を入るのかもしれない。
奥で曲がるとその奥の突き当りが大滝名店ビルの裏口。

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カジイチ。神奈川県小田原市栄町4-1。2013(平成25)年3月13日

新栄(しんさかえ)通り(新玉新道)のカトリック小田原教会への路地の北の角はケンセイというリフォームの会社。建物の横を見ると出桁造りの商家の前の屋根の上に部屋を増築して看板建築風に改装している。その同じ建物の半分と隣の家がカジイチという、金物・工具の店。特に鍵と錠に強いらしい。
クリーム色の壁の看板建築風の家はトモヱヤ宝石店、その隣はガイア不動産販売、そして横丁との角にカトウ理容店。カトウ理容店は平屋なのだろうか。古い建物と明るそうな店の造作が無理なく一体化している。


カトウ理容店。小田原市栄町4-1。2011(平成23)年11月24日




中川萬吉商店
小田原市栄町4-8
2013(平成25)年3月13日

カトウ理容店から横丁を介して立派な出桁造りの酒屋が並んでいる。建物といい店名といい、古くからの酒屋のようだ。間口の大きい店舗の後ろに住居がくっついている。そのさらに後ろ、横丁沿いの蔵も中川酒店のものらしい。

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魚源支店。神奈川県小田原市栄町4-1。2011(平成23)年11月24日

新栄(しんさかえ)通りを境にして、その東側は栄町4丁目(西側は栄町2丁目)。写真は通りの大工町交差点近くの4丁目の家並み。右の長屋風の家は商店が出てしまったようで、写っている長屋の右にも同じような3軒分の長屋があるが、やはり空家のようだ。結局、大工町交差点から北へいくと最初に出てくる開店している店が魚源という魚屋ということになる。
魚源、順天堂薬局、村松衣裳店とアーケドのある商店街らしい家並みになる。村松衣裳店は結婚式や七五三などの貸衣装やフォトスタジオの店で、なんとなく昔の商店街の賑わいが偲ばれるような感じがする。写真を撮ってなかったようでここに掲載できない。
その先は何軒か住宅に建て替わっていて、その中に須藤畳店の古い平屋の店舗が残っている。ちょうど新玉新道バス停の前。


須藤畳店。栄町4-1。2011(平成23)年11月24日


キャット洋品店。栄町4-1
2013(平成25)年3月13日

須藤畳店の少し北、キャット洋品店の横に路地が入っている。そこを入ると、すぐカトリック小田原教会の左右対称の正面が見える。

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nico cafe。神奈川県小田原市栄町2-15。2011(平成23)年11月24日

新栄(しんさかえ)通りの石川家具店の並びで、すぐ北のところ。古い商家が2棟並んでいて、昔の街道筋のような光景を見せている。
背の高い出桁造りの家は「暮らしの遊びnico cafe」という古民家のカフェ。屋根の端が反っているのが少し変わっている。そのHPによると、「築80年以上の元建具屋さんを昔の姿そのままに改装」したカフェと雑貨の店、ということだ。2008年の改装工事のときには住宅になっていた1階の造作を元の商店の造りに直している。
店の前にアーケードが残っている長屋風の家は、今は2013年4月開店の「hideka」というドッグウエア・カラーの店。上の写真ではまだ「博多茶房」というちゃんぽん等の店。まだその博多茶房を紹介するサイトが残っていて、その中に「かつて「味壺」があったところをそのまま利用」と書いてあるところがあった。隣はスナックかバーのような造りだが営業しているのだろうか。


hideka、nico cafe。小田原市栄町2-15。2013(平成25)年3月13日

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石川家具店。神奈川県小田原市栄町2-15。2011(平成23)年11月24日

新栄通りのかしわ木家具店から北へいった次の横丁との角。通りをさらに北へ行くと栄町4丁目交差点の角に「茶半家具」というビルの店がある。客は3店を歩いて見比べることができる。新栄通り商店街は家具店を核にしてできているのだろうか?
新栄通り商店会』によると、アーケードを設置したのは1971(昭和46)年で、そのときに「新玉新道」と言われていた通りを「新栄通り」と改めたという。大工町通り交差点から100mほどのところに、箱根登山バスおよび富士急の「新玉新道」のバス停がある。
石川家具店の隣はすでに無人かと思わせる状態だ。写真手前の横町を入ると、石川家具店の裏手に神社があり、そこに「手代町」の江戸時代の地名を刻んだ町名碑が立っている。


石川家具店。2011(平成23)年11月24日

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