ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




大滝名店ビル。神奈川県横須賀市大滝町1。2007(平成19)年11月16日

横須賀中央駅から中央大通りを北へ、大滝町(おおだきちょう)交差点の手前を西へ入る横丁にある古いビル。『路地散策。いつかいた街。>大滝名店ビル(2011.12.08)』というブログによると、「昭和31年に開業、ほぼ当時のまま残っている古参なのだが、現在は商店より飲み屋が中心になっている。」ということで、1956年といえば、日本も戦後の混乱を乗り切って希望が見えてきた頃だろうか。その頃はやったのが太陽族やロックンロール。ブログの管理人氏は、50年前の子どもだったときの記憶として、入り口の本屋から奥へ入ると食材を売る店が並んだマーケットだった、と表現している。「大滝名店ビル」という名称から、老舗の有名店が出店したビルとして出発したのかと考えたのだが、そんなことはなかったようだ。



萬菜、月印。大滝町1。2007(平成19)年11月16日

中央大通りのミカサショッピングプラザの北側の入り口に西へ入る路地がある。そこを入ると、レストランの萬菜、カフェを併設した月印といった、そこそこ有名な店がある。看板の茶蘭花は路地裏ライブハウスとして知られた店だったらしいが、2009年12月に火事で焼失してしまった。この路地の萬菜本店が2005年に市の「第1回よこすか景観賞」を受賞した。唐破風の屋根の玄関があるが、店の入り口はその奥の門を入るのかもしれない。
奥で曲がるとその奥の突き当りが大滝名店ビルの裏口。

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