ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:聖マリア園。神奈川県横須賀市本町1。2000(平成12)年10月8日
右:わした沖縄県産品。本町1。2007(平成19)年11月16日

中央大通り(県道26号)が国道16にぶつかる本町一丁目交差点のすぐ南に3階建てのビルがあった。写真では沖縄物産の「わした」と呉服店の「京都さがの苑」が入っている。ストリートビューでは最近、取り壊されたから、今はビルの建設工事中なのかもしれない。
看板建築の家は3階建てビルの隣にあった建物。いろいろと看板が出ている。「聖マリア園」は「現代病神霊治ゆ」とあるがなんだか占いのようなものに思える。「麻雀クラブレインボー」はいいとして、「舞踊教室・藤之鶴史三」は二階に練習場があるのだろうか? あるいはただの広告? ぼくの知らない歌手4人の看板が出ている。これは広告なのだろう。今でも元気に歌っているのだろうか? ウクレレの看板は隣の山口楽器店。その左にはラッキーレコード店が並んでいる。民謡歌手の広告もこの場所なら効果があるのかもしれない。

下のスナックROY(侶伊)は山口楽器店の前の通りを西へ行ったところ。今は二階の壁が緑色に塗られて「TONYZ BAR」の看板が出ている。同じ建物左の「NAVY」は変わらない。


スナックROY。本町1。2002(平成14)年2月9日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





ASYA THE MAGIC。神奈川県横須賀市本町1。2002(平成14)年2月9日

国道16号と横須賀中央駅の駅前通りになる中央大通り(県道26号)が交わる本町一丁目交差点の南西の角。大きく隅切りされた街区の前は広場のようだ。その斜めの部分に古い木造家屋が並んでいる。中には三河屋毛糸店だった銅板貼りの看板建築もあって、戦前に建てられた家もまじっている。
2014年3月撮影のストリートビューでは、上写真のプリントハウスと「ASIAN POP SHOP」の看板の店が入るトタン葺きの家と、その左の3階建てのビルが取り壊されたところらしい。
下写真は上写真の右手の続き。白い壁の洋風看板建築の家は「三河屋毛糸店」だから、国道に向いている銅板貼りの看板建築の二軒長屋から移ってきていたのだろう。現在、この家は「Smile House」という米人向けの不動産屋だ。そして、銅板貼り看板建築のほうに、1階を改装して「MIKAWAYA」の看板が出ている。元の家に戻ったのだろうか?



上:フリータイム、三河屋毛糸店
本町1。2000(平成12)年10月8日

左:銅板貼り看板建築。看板の文字となくなった文字の影が残っていて「三河屋毛糸店」となんとか読める。本町1。2002(平成14)年2月9日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





国道16号沿道。神奈川県横須賀市本町1。2002(平成14)年2月9日

国道16号(横須賀街道)の本町1丁目北側の街並み。左写真の左が本町二丁目交差点、右写真の右が本町一丁目交差点。
本町2丁目交差点側の二階建て長屋風の建物は「山章ネーム」というはんこ屋。立派な洋風の看板建築は鈴木たばこ店と金井保険事務所。横須賀では最も上質な看板建築ではなかったかと思う。『神奈川の近代建築探訪』によると昭和12年の建設。この2棟の古い家は「クリオ横須賀本町」(2007年3月築、11階92戸)というマンションに建て替わった。
右写真の家並みは左の木造家屋から、出桁造りの家、翻訳・印刷の工場、現・かつ廣(現存)、正裕システムエンジニアリング(現存)、モルタル壁の日本家屋(建て替わってレストランLAUNA)、ヒロモータース(現・しんわハウジング、現存)、出桁造りの家(現・ニッポンレンタカー、現存)。意外と変わっていないと言えそうだ。いずれはこの並びのようにマンションに替わるのだろう。

鈴木たばこ店。本町1
2000(平成12)年10月8日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






左:現・谷口駐車場。神奈川県横須賀市本町1。2000(平成12)年10月8日
右上:よこすか療術センター。本町1
右下:たまやタバコ店。本町1。Googleマップのストリートビュー(撮影日2010年4月)から

よこすか療術センターの左の坂道は聖ヨゼフ病院へ上がっていく道。周囲にはまだ木造の看板建築のような形の店舗がけっこう残っている。写真の建物には「カイロプラクティックよこすか療術センター」と「スナック歩-歩(ほ・ほ)」の看板。現在は2010年に建て直されたのだか改修されたかして「新成薬局本町店」になった。
たまやはよこすか療術センターの向かい側。現在はたまやの建物は住居に改修されたが、改修前の姿がストリートビューで見られる。
たまやの右のビルの隣が駐車場だが、そこにあった建物が左写真の家。洋館としてもいいような感じだが看板建築なのだろう。事務所のようだがその名称が判らないので苦し紛れに「現・谷口駐車場」とした。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





バー テネシー。神奈川県横須賀市本町12。2000(平成12)年10月8日

横須賀街道の本町二丁目交差点からどぶ板通りの方へ入ったところ。写真左手に交差点角にある白井商会が写っている。テネシーの左の建物は、別の写真からだがテントに「PATCH CO.」の字が入っている。街灯が2基写っているのだが、この街灯は2002年には現在あるものに取り換えられている。テネシーは片流れ屋根の看板建築らしい。割と簡単な造りなので戦後のものかもしれない。現在はテネシーが取り壊されて駐車場になっている。



左:清田商産。本町1。2002(平成14)年2月9日
右:ホワイト急便。本町1。2007(平成19)年11月16日

左写真は1枚目写真から同じ通りを右へ行ったところ。緑色の看板建築は清田商産という不動産屋。その右の白い壁の建物は1階が月極駐車場。両者ともほとんどバラック建築に近いような外観だ。現在はこの2棟とその手前の駐車場がマンションに替わった。その先にホテルニューヨコスカの前の交差点まで、ビルを含めて3棟の建物があるがそれらは現存している。
右写真はホテルニューヨコスカの前の交差点角のクリーニング店。割と最近の写真なので、写っている古い木造店舗や小さいビルなどは、今も残っている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





Hello Housing。神奈川県横須賀市本町2。2002(平成14)年2月9日

上写真のHelloの看板の家と下写真の白井商会の建物は同じ横須賀街道の本町二丁目交差点の角に向き合って建っている。「ドブ板通り 本町商店街」の袖看板が両方の建物に出ているが、ここがどぶ板通りの入り口になるということだろうか。
Hello Housingは不動産屋だろうか? 同じ建物の左は「スボンの渡清」、国道側の隣は「渡辺額縁店」。看板建築としていいようだが、戦後間もなく建てられたものかと思う。2007年頃に国道にエレベータ付き歩道橋を建設した。Helloと国道側の2棟の看板建築などはそのために取り壊された。

下の写真の建物は健在。戦前築の看板建築か、とも考えられる外観だ。現在はTAIYO HOMEという米軍兵士相手の不動産屋になっている。
写真左奥に並んでいるビルはなにやら震災復興期のモダンなビルのような外観だ。今はこのビルは取り壊されて、平安閣(結婚式場)とプラザヨコスカ(葬祭場)の3階建ての駐車場になった。


白井商会。横須賀市本町1。2002(平成14)年2月9日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



   次ページ »