ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




カトリック築地教会。中央区明石町5。1987(昭和62)年1月15日

古代ギリシャの神殿の外観をした教会は珍しい。1927(昭和2)年の完成で、当時の東京大司教(教区長)ジャン・ピエール・レイの要望によるという。構造は木造モルタル塗りで、そのつもりで見ても石造りに見える。門の脇に設置された東京都選定歴史的建造物の説明板(東京都生活文化局 平成8年3月)には「設計者 ジロジアス神父、石川音次郎」とある。この二人がレイ大司教に言われてパルテノン神殿の写真でも見ながら図面を引いたのだろうか?
門と塀も聖堂と同時のものに見える。門柱はイオニア式だがやはりギリシャ建築様式にしている。
書籍の資料やちょっと古い地図などでは建物の名称が「築地カトリック教会」となっている。教会のHPは「カトリック築地教会」なので、それに合わせるようになったということだろうか?



カトリック築地教会。2009(平成21)年12月19日

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