ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



三楽病院。千代田区神田駿河台2-5。1985(昭和60)年7月7日

住宅地図には「東京都教職員互助会三楽病院」とある。建物全体をカバーした写真がないのは無念だ。
設計=福田重義、施工=大林組、昭和8年竣工で、病院の設立と同時である。
福田重義をネット検索すると、まず出てくるのが横浜市開港記念会館。大正7年建築の建物は福田のコンペ案がもとになっているという。他には日比谷公園の公園資料館(明治43年)と四谷見付橋。産業技術史資料共通DB・HitNetに帝大卒業計画書というのが載っていて、簡単な経歴が書かれている。
建物外観は竣工時とは違っているのかもしれないが、装飾はごく控えめだ。病院だから実用的にしたのかもしれない。玄関の上部を台形に張り出させているが、平面的な感じだ。


三楽病院東角の塞がれた入口
1985(昭和60)年7月7日

瓦を載せた塀の左端に懸かった板の表札の字は「三楽病院通用門」。白い板に横書きの表札は「三楽病院増改築工事/伊藤喜三郎建築研究所/現場事務所通用口」と「三楽病院増改築工事/大林鴻池共同企業体/現場事務所通用口」

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 日本医師会館... 芸大附属音楽... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。