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ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




台東倉庫。台東区上野桜木2-4。2013(平成25)年11月6日

京成電鉄の寛永寺坂駅の駅舎が2016年8月に取り壊された。駅自体は1947年(昭和22年)8月21日で実質廃止されたから、他に用途もない平屋の駅の上屋が永いこと取り壊されずに来た方が不思議だったのだろう。これは、建物を1953年4月から「台東倉庫」という会社に貸していたからで、倉庫として使われてきた。駅のホームは地下にあり、駅舎は地上への出入り口のようなものである。寛永寺坂駅は1933年(昭和8年)12月10日 の開業で、駅舎もその時のもの。RC造である。(ウィキペディア参照)
毎日新聞>京成電鉄寛永寺坂駅(2016年2月8日)』を見ると、駅舎北側に事務所があり、そこの切符売り場で切符を買って、横奥の改札を通って割と幅広の階段をホームへ下りる、という構造だ。たぶん下りたところが上りホームで、下りホームは連絡通路を使う。その通路の位置が判らない。「物置だったと見られるスペース」は違うのだろうか?
当サイトでは開業時の駅舎の写真が、また、『昭和からの贈りもの>5-11.昭和10年頃・京成電鉄寛永寺坂駅』では昭和10年頃の写真が見れる。
駅舎東の駅前広場は駐車場にしていたが、そこも台東倉庫に貸していたのかどうかは知らない。



台東倉庫(言問通りから)。2013(平成25)年11月6日

毎日新聞の記事の開業当時の写真の、駅舎後ろに写っている切妻屋根の家は、『日本近代建築総覧』にある「関正彦宅、上野桜木2-4-4、建築年=大正初?、木造、設計者=大倉喜八郎、備考=以前外人の住居という」になりそう。

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