
横浜貿易会館。横浜市中区海岸通1-1。1987(昭和62)年8月9日
大桟橋への入口になる開港広場の景観に重要な役割をしているビルである。角の正面に「社団法人貿易協会」の文字を置いているが、レストラン「SCANDIA」が入って永い。1963年からの入居らしいが、写真の昭和62年の外観―1階の青いテント、2階窓のデンマーク国旗のテント、2階上の文字等―は今もほとんど変わらない。横浜貿易会館の煙突と写真左端のキッコーマンビルは取り壊された。
建物は設計施工=大倉土木で1929(昭和4)年に、横浜貿易協会の事務所として建てられた。西隣の横浜海洋会館と同じ設計施工者、同年の完成である。横浜海洋会館を横に長くしたようでデザインは共通するものがあるが、角の両脇の、壁を張り出させた部分や3階窓の上下に庇を出しているのが独特な感じだ。これはやはり装飾なのだろうか。

1993(平成5)年5月5日
海岸通りの西から見た15年前の写真。横浜貿易協会の入口が海岸通り側にあるのに今気がついた。ここに写っている店は、スカンディア以外は現在は入れ替わってすでにない。2002年に撮った写真では「餐澤家?」のところがコンビニのampmだ。
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この建物自体は変わりがないようですね。