ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




わかい食堂、津多屋。中央区日本橋本町4-2。1987(昭和62)年9月13日

昭和通りの、江戸通りとの本町三丁目交差点の1本北の横町を東へ入ったところ。今は「時の鐘通り」という名称がついている。写っている建物は1986年の住宅地図で、右から「ヤマヨ、わかい食堂、津多屋、境野香料店」。
現在、洋食屋の津多屋だけが残っていてその両側は駐車場にしてある。まとめてビルにする計画で津多屋がどくのを待っている状況かと思える。その津多屋が2014年に外回りを改装しているが、内部は昔の儘、つまり住宅の居間で食べさせていたようだ。ところが最近、閉店したようである。
『食べログ』にも書かれているが、津多屋は元肉屋。昭和7年の火保図に「肉ヤ」、昭和30年頃の火保図に「津田(ママ)肉店」の記載がある。とんかつも揚げていたのだろう。いつのまにか、それを店の奥で食べさせるようになったのだという。
「わかい食堂」はどんな店だったのか不明。昭和50年頃から昭和末の営業だったと思われる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )