ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




小田急新松田変電所。神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1357。2016(平成28)年4月22日

小田急新松田駅にある変電所。Googleマップに「秦野電気システム管理所松田事務所」とあるが、これは小田急の電気系統の点検などをおこなう部署のようだ。小田急小田原線が開通したのは1927(昭和2)年4月1日で、新町田駅もそのとき開業した。変電所はそれ以前に建ったわけなので、大正15年頃かと推定できる。
神奈川の近代建築>小田急新松田変電所』によると、RC造2階建、設計は小田急電鉄で、相武台前駅の変電所が同じ仕様による建物だそうだ。相武台変電所には建物の正面、2階の中央にアーチの出入口があるので、新松田変電所にもあったのを塞いでしまったのかもしれない、としている。また、近代建築では足柄上郡唯一のRC造の建物だという。
新松田駅の駅舎は平屋の寄棟屋根に破風のような屋根を乗せて、ちょっと古い駅舎にみえるが、1980(昭和55)年に建て直された割と新しいものだ。



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