ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




ライフ。千代田区神田司町2-8。1987(昭和62)年12月31日

前の通りは外堀通り。写真左の桃太郎と間口の大きいライフの銅版貼りの看板建築が目を引く。ライフの角の円柱に看板が付けられていて、文字は「スーチル家具、事務機器、内装工事、特価販売、(株)ライフ」。


ライフ。2007(平成19)年1月4日

現在、桃太郎の建物は取り壊されて駐車場になっている。ライフ(旧中村商店)とその隣の建物は残っているが商売は廃業したようだ。
外堀通りとそこから入る横丁とは直角に交差していない。建物本体を横丁に合わせると外堀通りに面した方は三角形に敷地が余る。この建物はその敷地に1階部分だけを張り出すように建てている。

桃太郎
1987(昭和62)年12月31日

小さな袖看板を出しているだけだが和菓子屋である。建物の壁面にはほとんど装飾は施していないが、屋根裏部屋に見せている3階の壁は銅版を亀甲模様にしている。
『看板建築』(藤森照信・増田彰久著、三省堂、1988年)に間取りが載っている。それを見ると、1階は手前半分が店舗(売り場)で奥が厨房。2階は住居で前は8畳間に押入れと床の間と仏壇が付く。奥は6畳間と階段・押入れ・便所。3階は手前の半分だけで、物置にしている。後ろは物干し。

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コメント
 
 
 
父の実家です (KOREYASU)
2024-06-19 18:58:02
取り壊しされるまで親戚みんなが集まっていました。
懐かしい。
落雁のおこぼれをよくもらって食べていました。
 
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