ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




聖路加宿舎。中央区明石町8。1987(昭和62)年9月15日

現在、聖路加ガーデンとなっている街区の南の通りに沿って建っていた聖路加国際病院の看護婦宿舎。昭和38年の航空写真に写っている。昭和35年頃に建ったのだろうか? L字型平面の角に玄関、その奥に階段室があって、その屋根の上に水槽が載っている。その上の避雷針と思われるものの形が面白い。昔の漫画のロボット、あるいはブリキの玩具が頭に付けているアンテナみたいだ。



都職員明石住宅。明石町14。2004(平成16)年11月6日

1枚目写真の右奥へいくと、隅田川の堤防沿いの道路に突き当たる。今は「墨田川テラス」という川沿いの遊歩道に整備された。隅田川に出る手前にあるのが写真左の薄茶色のビルで、「中央区明石町区民館」。集会のための部屋を用意した施設だ。「リサイクルハウスかざぐるま明石町」があるのが特徴。
写真中央が「都職員明石社宅」で、手前のル・コルビュジエ風の建物が玄関ロビーに当たる共用部分、後ろのビルが本体になるのだろうか?
写真右にわずかに写っているのが「警視庁東京水上警察署明石寮」。その左のビルの隙間から隅田川対岸の月島のマンションが見えている。その手前の門の表札は「新明石住宅」で、水上警察署明石寮の裏に建っていた。
現在、都職員明石住宅は広場のような公園に、水上警察署明石寮は建て直している最中かと思う。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )