ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:民家。品川区北品川1-29。2004(平成16)年1月11日
右:美容室バランス。北品川1-30。2000(平成12)年3月1日

旧東海道の商店街から東へ入ってすぐ八ツ山通りへ出る割と広い横丁。「台場横町」と名前がついている。江戸防衛のため築かれた御殿山下台場(現・東品川1-6)へ下りていく道であることから呼ばれるようになった。上の写真はその横丁のゆるい坂道にある民家とその向かいの商店。
右写真では看板建築が並んでいるが、昭和22年の航空写真では、はっきりはしないがまだ家が建っていないようにも見える。建物も戦前からの看板建築のようには見えないので、戦後になって建てられたものだろう。この家並みの一列は建物疎開になったのかもしれない。



左:つるや婦人服店、喜楽寿司、右:平屋の二軒長屋。北品川1-30
2000(平成12)年3月1日

左写真は旧東海道の商店街(北品川本通り商店街)で、つるやは今は建物はそのままで店が美容室に変わっている。喜楽寿しは区立品海公園沿いの路地との角にある。右写真がその品海公園から八ツ山通りへ出る路地を撮ったもの。平屋の二軒長屋は、現在では二階建てのものに建て替えられている。
その長屋の手前の石垣は、公園に立札で説明書きのある「海岸石垣の名残り」。「江戸時代の東海道は品川に入って海岸の方へ行く横町は下り坂になっていて、昔の海岸線には護岸のための石垣が築かれていました。江戸時代にはときどき波浪によってこの石垣が壊され、宿場にとって修復にとって大変な負担となりました。」。この説明文はネットにあった写真から採ったもので、署名があるが読み取れなかった。

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