ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




羽鳥工業。台東区東上野5-9。1991(平成3)年6月30日

清洲橋通りの古い商店が並ぶ景観で、この家並みは不思議と今も残っている。まとめてビルを建てるために住人の退去を気長に待っているのかと思う。家並みの裏側は駐車場だ。1986年の住宅地図では、左から、どーばん、羽鳥工業、規格工業、しもた屋? タイニイ、しもた屋? 下谷製本会館。



小林商店、四軒長屋。東上野5-9。1989(平成1)年7月23日

1枚目写真の左に両側に歩道のある横丁があり、そこに入ってすぐのところ。写真右の一戸建て住宅のような家が、1986年の住宅地図で「小林商店」となっている。現在は取り壊されて、裏の駐車場や1枚目写真の商店の裏側が覗ける。看板建築にした四軒長屋は残っている。今は2戸が空き家らしく鉄板の塀で閉じられている。



三興商会、三軒長屋。東上野5-8。1989(平成1)年7月23日

2枚目写真の横丁を左へ行ったところ。現在では三興商会のモルタル壁の建物と看板建築にした三軒長屋は取り壊されて駐車場になっている。
2枚目写真と3枚目写真の間の向かい側に下谷税務署があった。現在、この税務署は廃止されて東京上野税務署(池之端1-2)に移行された。Googleマップのストリートビューでは、その跡地は更地になっている。航空写真では税務署だったビルが見られるから、わりと最近取り壊されたのだろう。この土地は今後どうなるのだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )