ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




スペックス報文堂。文京区向丘1-3。1988(昭和63)年3月13日

前の通りは本郷通りを東大農学部前から分れて、白山上で旧白山通りつながる国道17号で、旧中山道の道筋。西片町教会のはす向かいだ。写真左端のたんめんの看板が「来集軒」、その右の2軒はしもた屋のようだが、シャッターの下りている家が1974年の住宅地図では「名糖牛乳」、出桁造りの家が1986の地図で「スペックス報文堂」。ブロック塀の家は住宅。その右は重松商店(業種不明)だった家。看板建築の2軒は「本郷米店」と「松本電気商会」。後ろのマンションは「メゾン文京」(1974年12月竣工、9階建て37戸)で、マンションが建つ前は「本郷病院」があった。
現在は来集軒とその隣の2軒が残っている。来集軒は料理屋の「しなのや」に、日本家屋の2軒は住宅に改修されている。ブロック塀の家と重松商店は取り壊されて時間貸しの駐車場になっている。本郷米店は間口の狭いマンションに、松本電気商会は4階建てのビルに建て替わった。


重松商店。向丘1-3。1988(昭和63)年3月13日

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