ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




文京区立第六中学校。文京区向丘1-2。1989(平成1)年5月5日

第六中のHP によると、1947(昭和22)4月1日の開設。新制中学校は戦後の学制改革によるので、たいていの公立中学校が1947年の創立になるのだと思う。最初は区立誠之小学校構内に開校し、生徒が増えるにつれ、あちこちに分校が増えたが、1961(昭和36)年4月から写真の校舎を使うようになったということだ。そのときに建てた校舎かと思っても当然の外観なのだが、戦前に建った小学校の建物である。
「追分尋常小学校」及び「本郷高等小学校」として1933(昭和8)年9月に完成したのが写真の校舎である。設計は東京市営繕課。追分小は1952(昭和27)年に「(国立)東京学芸大学附属追分小学校」と改称され、1961年には「東京学芸大学附属竹早小学校」と合併して閉校した。そこに第六中が移ったということだろう。
上の写真は本郷通り沿いの校舎。下の写真は手前のビルがなくなって、震災復興後期のインターナナショナル・スタイルの白い箱に大きな窓といった特徴が判る。
現在は7階建ての校舎に改築中。Ⅰ期工事が終わる頃で、来年には完成する予定だ。



左:2007(平成19)年2月24日
上:Google地図では工事が始まっているが、まだ西側の校舎と体育館(昭和48年築)が見られる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )