ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




浅草東映。台東区浅草2-14。1988(昭和63)年5月14日

六区映画館街(今は「六区ブロードウェイ」というらしい)を北にいった突き当たりにあった。正面に立てば左に浅草ビューホテル、右に花やしきが見える。1890年に建てられた凌雲閣が建っていた場所だ。現在はパチンコ屋に建替えられた。
浅草東映の場所は昭和3年に昭和座という劇場が建ち、軽演劇を興行していたらしいが、戦時中に建物疎開で取壊されている。写真の映画館が建ったのがいつなのかはっきりしない。1959(昭和34)年に向かいに新世界が完成しているが、その前後だろうか。
港町キネマ通り浅草東映、浅草東映パラス1・2』でこの映画館を紹介していて、貴重な内部の写真も10枚近く載っている。閉館したのは2003(平成15)年5月22日という。
写真中央に見える「大人のおもちゃ/ひさご書房」の看板はおじさんが持っているプラカード。ちょっとややこしいので念のため。

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