冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

町石道一人歩き 1(慈尊院~二つ鳥居)

2006年08月17日 22時31分01秒 | 高野への道


3年ぶりに町石道を一人で歩いて、高野山のろうそく祭りに行ってきました。
ここ2年ほどは、結願されたお遍路さんを案内しての町石道歩きが続いていた。

ご存知のように私が町石道を歩く時は、天気に恵まれず雨が多かったのだが、
今回は降るなら降ってみろと、大見得を切れるほどの上天気
二つ鳥居の休憩所から、このような景色は久しく拝むことができなかった。
青空の下、隠れ里の雰囲気のある大好きな天野の里も輝いています。

        

南海ナンバ駅をいつもより1本遅い電車に乗り、慈尊院到着は10時頃でした。
慈尊院に行くまでによく目にする電柱の看板「九度山町の柿とぼたんの花」ですが、
真田庵の前の電柱に歴史街道の看板「真田十勇姿」が。初めて気づきました。
駅から歩くこと15分。慈尊院の裏手の土壁がです。ぐるーと湾曲しています。



慈尊院の多宝塔と、本殿(弥勒堂) (寺縁起)

 承和二年二月五日に、御母公が入滅された時に大師は、母公が弥勒菩薩になられた
  霊夢より廟堂を建立して、自作の弥勒仏と御母公の霊を安置された。
  慈尊とは、弥勒菩薩の別名でこれより表向きに慈尊院とよばれるようになった。



境内に大きな「紀伊産地の霊場と参詣道」のモニュメントが出来ていた。
金文字で「慈尊院 平山郁夫」の文字が・・、いつの間に出来たのだろう?

 

お参りをすませカイ君を探すと、さすがに暑いので東門にはおらず、
日陰の縁の下で避暑中でした。挨拶をしていざ出発。10時15分。
出発点の180町石の足元にある小さなお地蔵さんに道中の無事を祈る。



雨引山の展望台まで、ピーカンで日を遮る木々もないので汗が吹き出る。
今日は暑さを見込んで2本もペットボトルを用意したが、この暑さでは
心細くなる。展望台では期待していた風もなく早々に出発。10:35
二つ鳥居でなくなったら、天野の里に下りて水分補給をもと考える。



雨引山を回り込む頃より、道はほとんど杉林の日陰の中を歩くのでほっと一安心。



148町石を過ぎた場所に小さな石仏がある、この当たりは伐採もされ明るい町石道です。
少し先に一里石の石碑にであう。



休憩ポイントの六本杉峠に到着。先客のハイカーが休憩されていました。
136町石の前には分岐の道標があり、道なりに下ると天野・丹生都比売神社にでる。
昨年は皆で丹生都比売神社に寄り道して、神社で昼食と水分補給をした。
心配していた飲み水もまだ1本あり、大丈夫そうなので二つ鳥居に行く。
二つ鳥居へは、町石道を直角に曲がって歩く。(11:25/30)

 

120町石の二つ鳥居に11:50到着。鳥居の間を流れる雲がいい。 
お昼にする。お昼は町石道歩き定番の九和楽さんの柿の葉寿司です。
今朝真田庵の近くにある九和楽さんに寄ると、すっかり顔馴染みになったご夫婦が
笑顔で迎えてくれて「先日お嬢さん二人がこられて、竜馬さんおブログを見て買いに来たと、
言っていたので早速私もブログを拝見したら、九和楽の柿の葉寿司を写真入りで、
宣伝をしていてくれたのでとても喜んでいます」と仰られた。

休憩展望所には誰もいなかったので、シャツを脱ぎ裸での食事。
天野の里から涼しい風が吹き上がってきて、昼寝をしたいほどのゆったりした気分でした。

30分ほど休憩して、大門に向け出発する。 明日は大門までの町石道を紹介します。


本日の練習

夕方サイクルロード走 台風の風もあり涼しく走れた。5往復半 8km

本日の練習 8.0km 8月累計115km 
         6~8月累計 478.0km


コメント (9)
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