冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

足摺を歩く 2日目の2(金剛福寺~竜串)

2006年10月31日 20時42分55秒 | 歩き遍路・3順目高知編


  06.10.31  昼寝の樹 「馬見丘陵芝生の広場」 06.9.27    

 今日も昨日に続いて好天。お弁当を作ってもらい馬見丘陵へ自転車を走らす。
 芝生の広場にてゆっくりする。1ヶ月で昼寝の樹も紅葉が始まりだした。
 定位置の昼寝の樹の下に敷物をひろげ音楽を聴きながら読書する。 
 空気も乾燥しているので、日陰にしばらく座っていると肌寒くなる。
 読書を途中でやめてウェアーを着替え練習に入る。芝生広場や公園内の遊歩道
 など1時間ほど縦横にクロカン走をする。 気持ちいい汗をかく。

 お昼を芝生広場ですませ、持参のシュークリームとコーヒーでのんびり。
 30分ほど日向に敷物を移動させ、お昼寝タイム。至福のひとときです。
 
         

       足摺を歩く 2日目のⅡ(金剛福寺~竜串) 



 29日の足摺の後半のお話です。
 お参りを済ませたあと、白山洞門に向かいます。遊歩道の途中から一気の
 下り、石段をどんどん下りていくと、波音も高く聞こえ出し海岸にでた。
 波打ち際近くまで散歩道が作られてその先に、ぽっかり大きく空いた洞門が!
 高さ16m、幅17mと県の天然記念物に指定され、海が作った洞門としては
 日本一の大きさとのこと。年月をくりかえすと波と風の力て凄いものですね。

       
   洞門の横の石垣に不思議なちいさな石が、模様がお地蔵さんに見える。



 2月にお遍路途中で見た日和佐のえびす洞よりは大きな洞門だ。
 台風の時は凄い波が、怒涛のように洞門に流れ込むのだろう。



 白山洞門から県道に戻り、再び風光明媚な海岸線を一路清水を目指す。
 途中、足摺中学の生徒が駅伝競争をしているのに出会う。この後夕暮れ時に
 竜串でも中学生の駅伝競争に出会う。地区ごとの大会日だったのだろうか。

    

 大戸より松尾集落へは県道を離れて、入り組んだ細い漁村のへんろ道を進む。
 狭い石垣にへばりついた道、民家の庭先を掠めて歩くデンジャランスな道です。



 ジョン万次郎が生まれた中ノ浜に到着したころは14時も過ぎていたので、
 当初宿泊の予定であった叶崎を諦め、8km手前の竜串に変更する。
 ジョン万次郎が望郷してやまなかった故郷中ノ浜の海岸です。

      

 町筋にはジョン万次郎の顕彰碑には壮年の写真と咸臨丸が納められていた。
 以前足摺岬にあったジョン万ハウス(万次郎記念館)は移転していて見れず。

 やっと15時に土佐清水市内に入る。お昼は菓子パンだけだったのでお店を
 探していると小僧寿しがあり巻き寿司を買う。
 空腹状態の様子を察して、奥さんがお店の奥にテーブルがあるからそこで
 食べなさいといって、熱いお茶を淹れてくれた。温かいお持て成しに感謝。

      

 清水から竜串までまだ11kmもある。時間は15時を回っている。
 少しゆっくりしすぎたようだ。ピッチをあげ進むと、養老あたりの山際の道に
 ずっと小さな色とりどりの花が咲いていた。左は海、右は花棚いい眺めです。
 


 道の駅めじかの里に17時到着。お店はほとんどが店じまいの仕度をしていた。
 あと竜串まで2kmほどなので、道の駅でゆっくりコーヒータイムをする。
 道の駅から少し上り坂になり、峠あたりの民家で三毛猫発見。
 写真をとっていると、なんと民家の階段に5,6匹の猫が!

 猫たちの写真を写していると、魚の切り身パックを持ってご主人が現れる。
 猫好きのご主人の話では、飼い猫は6匹で、この三毛猫は野良とのことだが、
 なかなか仁義をわきまえていて、決して階段から上にこず、飼い猫の餌にも
 手をつけない、ご主人から手渡されるまでじっと待っているらしい。

       

 
 パックの切り身の魚を無造作に階段にばら撒いていく、飼い猫はあちらこちら
 から出てきてたべるが、三毛猫はじっと階段の猫たちを見ている。
 ご主人が階段から下りてきて、三毛猫の前にもおいてやるとやっと食べ始める。
 「どうもこいつも、家猫にしてやらなければ」と嬉しそうに話される。

 猫たちの写真もたくさん撮ることができたので、御礼をいって歩きだすと、
 ご主人が無造作にポケットから千円札をだし、「お遍路さんも猫好きなよう
 なので・・」とお接待といって下さる。お礼に納め札をお渡ししてやっと出発。
 このようなお接待は初めてです。「猫に小判」いやいや「猫と小判」でした。

 17時半やっと竜串の宿に投宿。昨日の宿はベスト5に入る遍路宿でしたが、
 今までたくさんの宿に泊まったが、商売気のないワースト1のひどい宿でした。
 純粋な遍路宿ではないので仕方が無いが、それにしても宿賃も高かった。
 不瞋恚 ふしんに、ですから。

本日の練習

馬見丘陵芝生の広場、遊歩道など公園内のクロカン 1時間走。 8km。

本日の練習 8.0km 10月累計 160km 
         6~10月累計 873.5km
 


 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜堤遊歩道を走る

2006年10月30日 19時21分26秒 | マラソン(風をうけて)


 今日は朝からすっきり晴れています。
 何処か自転車に乗って出かけたい気持ちなのですが、孫のあっくんがまた
 熱をだし妻と娘が病院に行っているので、朝よりお留守番をしています。

 昼前に帰宅したので病状を尋ねると、風邪熱なので心配しなくていいようだ。
 9月から0歳保育園に行き出したとたん、軽い肺炎や、熱をだしたりして
 よく休んでいたが、ここ2週間は元気に保育園に通っていたので安心していた。
 幼児期にはこのような繰り返しで、成長していくのでしょうね。

    

 あっくんの薬を薬局に貰いに行って欲しいと頼まれたので、慈光院近くの
 薬局まで練習がてら走っていくことにした。
 薬を調合する待ち時間のあいだサイクルロードで練習をする。
 今日は外川橋より左岸にでて、久しぶりに桜堤公園遊歩道を城栄橋まで行く。


 遊歩道は1kmほどなのですが、県の河川敷に桜を植えるモデル公園になって
 いて、まだ10年ほどですが桜も順調に大きく育っているようです。
 公園内には水辺広場や休憩所、ゲートボール場、トイレ等の施設もある。

     

 残念ながら規模小さく、面積もあまりないので市民にあまり利用されていない。
 かくゆう私も半年ぶりぐらいに訪れたのですが、公園の真ん中あたりを潰して
 自動車道路の建設が始まっているのにはびっくりしました。
 大和自動車道路のバイパスになるのでしょうか、架橋の工事も進行中でした。

 このコースは自宅から往復で8kmほどなのですが、今後足を運んで工事の
 進行を見守りたいもんです。

 薬を貰って帰ってくると、娘は月末で仕事が忙しいとのことで、昼から仕事に
 出かけた。兼業主婦というのもなかなか大変ですね。
 今日は娘が帰ってくる夜まで、ジイジとバアバは子守です。
 あっくんは薬が効いたのか、昼から3時間ほどよく眠っている。

 4時頃起きたがとても機嫌よく、部屋で遊んでくれた。
 嬉々として次から次へと玩具で遊ぶ姿をデジカメに納めた。可愛い
 ずいぶん動きも早くなってきたが、13ヶ月にまもなくなるのにまだ歩けない。
 いつ一歩を踏み出して、歩いてくれるのだろう。がんばれ あっくん

本日の練習

富雄川左岸を走って城栄橋往復 8km

本日の練習 8.0km 10月累計 152km 
         6~10月累計 865.5km
 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足摺を歩く・2日目の1(以布利~金剛福寺)

2006年10月29日 22時00分36秒 | 歩き遍路・3順目高知編


 春3月水床トンネルを潜り高知に入る。長い海岸線を歩き室戸岬に到達し、
 高知中部、西部をへて区切り打ち5回目でやっと足摺岬に到達する日です。
 補陀落渡海に通じる蒼い海に、すっきり建つ白い灯台に久しぶりの対面です。

   06年10月18日(水)快晴 以布利~竜串

    

 民宿星空から38番金剛福寺までは13km。今夜のお宿予定の叶崎までは
 32km合計45kmなので、朝食なしで5時にはスタートしたかった。
 昨晩おばあさんにその旨お話すると、「歩きへんろはちゃんと朝ご飯を食べて
 出発しなければ駄目だよ、5時でも起きて用意してあげるから食べて出発しな
 さい」と温かいお言葉を頂いたが、それではあまり見勝手すぎるので考える。
 泊まりのお遍路さんも皆さん6時には、朝食をしたいとのことだったので結局
 皆さんに合わせて、6時にすることにした。

 5時半ごろ朝食の用意ができたと、呼んでいただいたので階下の広間に行くと
 すでに6人分が用意されていた。とりあえず私だけ先に済ませて出発する。
 宿のおじいさんが近道の遍路道を案内すると言われて、一緒に以布利漁港まで
 自転車を押しながら案内してくださる。 漁港に着く頃に朝日も昇ってくる。

     

 おじいさんは荒れた磯を指さされる先に、三段ほど折り重なった岩壁があった。
 その真ん中の岩肌に隠れた場所に、遍路道があるからと教えられ帰られる。
 昨晩から朝にかけほんとうに、色々お世話していただき有難うございました。

 海岸に下りて磯歩きをするが、進むべき道がないのでうろうろ探していると
 散歩中の地元の方が遍路道まで案内してくれた。9月の台風の漂着物などで
 道が寸断されて分かりぬくくなったとのお話でした。

 二つ目の岩壁の奥にたしかに、道らしき木々のトンネルがありました。

     
 
 1kmほど岩壁にそって樹林のへんろ道がありました。
 朝1番に歩いているので、道々くもの巣の歓迎にはお手上げでした。
 やっと県道にでて清水との分岐より雄大な海が見え出す。
 


 窪津までは太平洋を見ながら快適な歩きが続く。途中早くも打戻の遍路に会う
 立ち話をすると、昨晩はこの先の津呂のお接待所で泊まられたとのこと。

 窪津集落から県道を進まず、集落の突き当たりにある岩壁に設えた長い石段を
 つづれ折れで登る。入り江に囲まれた窪津漁港が俯瞰されいい眺めです。



 7時半窪津小学校横でコーヒータイム。小学生が次から次へと元気に登校して
 くる。校庭の横のポプラが5本すっくり伸びていた。いい日陰を作るのだろう。
 子どもたちに気持ちいい挨拶を貰って出発する。
 
 津呂の集落にはいるとへんろ休憩小屋があった。早朝打戻をしているお遍路が
 泊まられた場所のようです。小屋には3人ほど休憩されていた。
 先ほど小学校で休憩したところだったので、トイレだけお借りして出発する。
 看板好きが見つけた素敵なお遍路さん風景です。。どことなく味が。

       

   思い出のある椿のトンネルが続きだしました。岬までもう少しです。
 


 いい天気です。 振り返れば、窪津や久百々の浜が見渡せます。

       

 遊歩道を抜けて天狗の鼻や展望台にも寄り道をしました。
 やっと9時半、四国最南端の足摺岬に到達しました。
 気持ちいい風が吹き抜けます。気分上々です。



 亜熱帯樹林から尖塔をのぞかせて輝く、金剛福寺の多宝塔が展望台より見れる。
 とても風格を感じる門前横の石碑です。

      

   38番札所補陀落院金剛福寺です。歩き遍路の憧れの折り返し地点です。
   遍路にとっては、この遠い遠い辺路である金剛福寺を目指して歩きます。
   困難のすえにこの地を踏むことが出来れば、後半は自信を持って結願
   できるようになります。



 修行の道場土佐を5回の区切りで打つ時、出発と終了時はいつも高知市内の
 実家に寄ります。その時母がお賽銭にと買い物のお釣を貯めていて、お賽銭
 にしてと、母が手製で作ってくれたお賽銭袋にいれてくれます。
 それは単なる小銭ではなく、お賽銭袋とに一緒にて廻ることで、母と一緒に
 巡拝している気持ちになり、とても嬉しく有難いお賽銭なのです。
 今回はどうしたことか小銭と別に、お接待といって1000円をくれた。

 山門を入ると横に「平成の大修理」のための寄進を募っていた。
 写真のような20×30cmほどの石版に、祈願の文字を書き奉納する。
 その寄進した石は諸堂、庭園、参道などの改修再建に使用されるとのこと。
 1枚1000円だったので、母からお接待でいただいたお金を寄進した。
 石版に「元気に百歳を迎えれますよう」と長寿祈願をお願いした。
 帰ってから母に報告すると、とても喜んでくれてこちらも嬉しかった。

 お参りを済ませて帰ろうとすると、先ほど受け付けをされていたお寺の方が
 紙パックのお茶と日本手ぬぐいをお接待してくださり、母の健康もお祈り
 してくださった。
 岩壁にお寺と灯台と椿、海と亀を縦長のデザインした粋な手ぬぐいです。

 補陀落渡海の聖地金剛福寺を去りがたく、1時間ほどゆっくりしてしまった。
 これから白山洞門を見物して、いよいよ清水方面に向かう。

  明日は竜串までの後半をアップします。

 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり降られた町石道

2006年10月28日 23時21分29秒 | 高野への道


 今日は奈良大師講『歩き遍路入門講座』の2回目のステップ/足慣らし②
 『高野山奥の院・町石道コース』の応援スタッフの一員として、町石道を
 歩いて高野山にきました。
 講座は宿坊に泊まり翌日も行われるのですが、私は本日のみの参加でした。

 昨年は奈良大師講は一期生26人ほどを歩きへんろに旅ださせました。
 今年の二期生の参加者は13人、スタッフ4名で11月2日~5日まで
 3泊4日で 昨年と同じコースで1番から17番まで歩きます。
 (私は本番のお四国歩きは残念ながら不参加です)


        72人持ちの絵(紀乃国名所図会)

 今日は先週の矢田寺へんろ道の歩きに続いて、ロング歩行の町石道歩きです。
 慈尊院さんでは、本堂でお参りをすませたあと、副住職さんの町石道の歴史や
 慈尊院にまつわるお話をしていただきました。
 (江戸時代に建てられた石卒塔婆塔を町石道に運ぶ絵図です)

 朝より絶好のお天気、2日よりお遍路に出られる皆さんも元気に町石道を 
 歩かれています。よしよしいい天気だ。



 12時頃、二つ鳥居で昼食していると、天野の里の上空がだんだん黒雲に
 覆われてきだし、嫌な予感が・・。天気予報では夜から雨のはずなのに。

 昼食を済ませ歩き出すころに少し時雨だすが、雨具を着けるほどではない。
 60町の矢立に着く頃より本降りになり、全員雨具装着。私は今日は100%
 雨が降らないと信じて雨具を持参せず。幸いHさんが簡易ポンチョを予備に
 持たれていたので、借りることができました。ありがとうございました。
 町石道を私が歩くと確率9割で雨に見舞われる。どうしてなのなります。



 途中降ったり止んだりしていたが、大門下辺りよりまたまた本降りに。
 先頭集団11名は16時15分前後に大門に到着。後続は45分ほど遅れる。
 大門の温度計 13.4℃ かなり冷え込んできました。
 蛇腹道の紅葉は一部だけ少し色づいています。見頃は11月中旬でしょうか。
 下の画像は昨年の紅葉です。 見事なものですね。

 後発組を待たずに、先発組みは姫シャガの庭園で有名な三宝院に投宿する。
 私泊まらないので、ここで皆さんとお別れして、ひとり薄暗くなった不動坂を
 走って下り、極楽橋より電車に乗って帰ってきました。

 今回も「竜馬伝説」健在の町石道でした。 
 スタッフ代表の山下さん、りっささん、寺マニアFさん、
 初めて歩きへんろで四国に渡られる皆さんにも、今後お遍路の楽しさを
 味わっていただき、18番からひとりで歩きだされるような旅立ちの
 ジャンプになれましたでしょうか?奈良大師講の成功をお祈りします。

 (昨年の奈良大師講の遍路記録は当ブログの11月をご覧ください。)

   

 昨年11月13日の蛇腹道の紅葉
コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足摺を歩く 1日目(中村駅~以布利)

2006年10月27日 19時41分51秒 | 歩き遍路・3順目高知編


            後川と渡川合流点・悠久の四万十川

 モブログでも発信しましたように、10月17日から20日まで中村から38番
 金剛福寺を打ち、打ち戻らず大月周りで39番延光寺を無事打ち終えました。
 春から5度に分けての長い土佐の修行の道場の道のりでした。

 幸い実家が高知市内、それもへんろ道ぞいにあるので、実家を基地にしての
 区切遍路ができ、いつも以上に楽しい歩き遍路ができました。

 土佐修行の道場を歩く

  春遍路(3月8日~11日)23番から27番 
  GWは逆打ちで(5月1日、2日) 34番から26番    

  夏遍路(7月18日、19日) 33番から35番 
  初秋に歩く(9月1日~4日) 36番から37番 

  今回は10月17日~20日までを順次アップしていきます。
 


 06年10月17日(火)快晴 中村駅~以布利
 朝高知駅8時18分発特急しまんと1号に乗車して、中村駅に10時に到着。
 いよいよ4日間かけて120km足摺岬を周り大月経由で延光寺を目指します。
 前回中村で宿泊した時に朝走った後川左岸を歩きます。草刈をされた綺麗な
 堤防をのんびり歩きますが、日曜に走った今治シティマラソンの疲れで足に
 張りがあり少し不安のスタートとなりました。

 中村駅から4kmほどで、四万十大橋に到着しました。
 本来なら大橋を渡らず、そのまま左岸を真直ぐに歩き、情緒を求めて下田の
 渡しに乗船したかったのだが、残念ながら昨年暮れに船の老朽化と財政難で
 廃止された。現在お遍路が乗れる渡船は私の実家近くの種崎の渡し場だけに
 なってしまった。ここも何度か廃止の噂が流れているが、幸い運行されている。
 
       

       四万十大橋の中央曲部にスチールの椅子が置かれている。
       少し早いが昼食にパンを食べていると、身軽な格好の
       お遍路さんも隣にきて休憩された。
       通し打ちで現在5巡目とのこと。さすがベテランだけに
       リックの荷物もコンパクトにまとめていた。

       埼玉からのお遍路さんと情報交換をしていると、私の
       頭に被っている青空屋さんの手ぬぐいを見て、埼玉さんも
       2巡目からは青空屋さんにお世話になっているとのこと。
       ベテラン遍路さんもリピーターになる青空屋さんの評判を
       ききとても嬉しくなりました。

       

       大橋を渡り右岸を歩くと、間崎の集落の山手に「大文字」が!
       小京都中村の有名な大文字焼きが行われる十代地山です。
       京都や奈良の大文字焼きを見慣れているので、ずいぶん小さく
       可愛らしい姿でした。


       

      久しぶりの長いトンネルに出会いました。
      高知県内では比較的長い焼坂トンネルの時は
      トンネルの恐怖を回避するために、峠越えを
      した。今回のトンネルは1600mと長い。
      歩くと20分ほどかかるので、トンネルを
      一気に走り抜けました。
      新伊豆田トンネル12分で走りぬける。

      汗びっしょりになったので、トンネル近くの
      ドライブイン水車で休憩する。 13:00
      本日の宿以布利「星空」に予約電話をする。
      まだここから15km先なので、10分ほど
      休憩して楽しみな大岐の浜をめざします。

       

       下ノ加江に入り途中たこ焼きの看板が目につく
       小腹もすいたので立ち寄ると、なんと10個
       100円と信じられない値段。300円分注文。
  
       まだ店を始めてまもないとのことでしたが、
       しょうゆ味のたこ焼きを美味しく頂きました。
       食べ終わってお勘定を払うと、お遍路さんに
       お接待といって自家製の文旦ジュースを下さる。

       文旦は冬~春の時期の果物なので、この季節には
       なかなか頂けないのですが、果肉を冷凍保存されて
       夏場よりジュースにして売られている。

       口当たりのさっぱりした文旦ジュースのお接待
       大変美味ございました。
       たこ焼や「ララ」さん、ありがとうございました。



 下ノ加江郵便局で今回初めての郵便記念貯金をする。
 下の加江海岸、久百々海岸と進み、本日のメイン大岐海岸に16時前に到着。
 海岸に下りると、川の水位も少なく板橋が渡されていた、靴を脱いで海に入ら
 なくても浜にでれるたので、ほっとしました。以前は小さな板切れだけだった。
 
 お遍路道中で出会う浜辺のなかでは、一番海岸線が長く締まった砂浜です。
 これでも地元の人は、砂浜が年々やせてきているので心配されていた。

       

 砂浜をお遍路の団体さんが列を作り歩かれていた。その後休憩などしていた。
 先達さんにお話を聞くと、バス遍路なのですがところどころ名所や謂れのある
 場所などは時間をとって歩かれているとのお話でした。いいことですね。

 宿まではあと2kmほどなので、浜辺に腰を下ろしてのんびり休憩する。
 飽かず打ち寄せる波を眺める。波の音が疲れた身体に心地よく入ってくる。
 何も考えずぼーとする。この時間こそ歩き遍路しか味わえない至福の時です。

     

 4時半に民宿星空に到着。ここもネットでは老夫婦のもてなしがいい評判の
 お宿です。ご高齢のご夫婦ですが、関心するほどよく動かれ、2階に案内され
 一服するまもなく、また上がってこられ「汗をかかれたから冷たいお茶を飲ん
 でください」と氷入りの麦茶をくださる。一気に頂く「美味い!
 お遍路の気持ちをよく理解されていて、実にタイミングよくお風呂や食事のこと
 など、あれこれとご夫婦で笑顔で声を掛けてくださる。
 「汚れ物があったら出しておいて」との嬉しい洗濯のお接待を頂きました。

 お風呂を頂いてゆっくりしてから、6時半より階下の広間で食事。
 今日のお客さんは歩き遍路で、通し打ちのお遍路さんばかりでした。
 高知の方が一名、あとは関東の方4名で、若い女性が一名おられました。
 明日4人は打戻で39番を打たれるが、大月周りは私を含めて二名でした。

 夕食は凄いボリュームのおかず。その上特別におばあちゃんが炊かれた鯛飯が。
 お皿に山盛り、焼き魚1匹、鯛の刺身1匹、野菜の煮付け、ナスの味噌和えなど、
 テーブルいっぱいにに並べられていた。とても食べ切れないので箸を付けず
 焼き魚を残す。皆さんもびっくりされるほどの料理なので少し残されていた。

 部屋に戻るとすでに床も敷かれ、洗濯物は廊下にちゃんと干して下さっていた。
 本来自分がしなくてはならないのに、高齢のご夫婦が全部やって下さっていた。
 
 本当に有難うございました。いつまでもお元気で旅館を守って行ってください。

本日の練習

雲を見ながらのサイクルロード走。4往復 6km。

本日の練習 6.0km 10月累計 144km 
         6~10月累計 857.5km
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋・流れる雲の下

2006年10月26日 14時06分33秒 | 斑鳩の里


 今日は昨日の曇天肌寒さとちがい、一転秋晴れの気持ちのいい1日でした。
 空気が澄んでいるので、雲もはっきり浮き上がり、気持ちのいい流れだ。
 湧いては浮き上がり、固まっては綿雲になり、崩れてはいわし雲に姿をかえる。
 斑鳩田命池の上空をひこうき雲が二本。 青空と雲を切り裂いていく。



 さわやかな風と雲に誘われて斑鳩をラン&ウォーク。
 稲刈りが終わった田圃に、法起寺の塔が伸びやかに天に聳える。

       

       熟年3人組がキャンバスに向かっている。
       視線の先は、もちろん法起寺です。いい時間が流れている。
       葛城山系から湧き上がって、流れる雲がまたいいですね。



 法輪寺に向かう前に斑鳩田命池に寄り道。周囲2kmほどの大きな溜池です。
 水が少なくなった湖底の付近で、ラジコン機を飛ばしている人もいた。
 真っ赤な機体が旋回しながら飛んでいる。池の青、森の緑、白い雲、空の青。
 とても絵になる風景たが、残念ながらラジコン機を切り撮る事が出来なかった。
 
     

      高台にある田命池より法輪寺の遠景です。
      稲刈りの終わった藁なわが幾何学的模様に見える。
      塔をめがけて流れてくる雲を高台より長める。
      今日は斑鳩で、のんびりとした午前を過ごしました。

本日の練習

斑鳩二塔と田命池周回ラン&ウォーク走 6km

本日の練習 6.0km 10月累計 138km 
         6~10月累計 851.5km
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民俗公園も晩秋の気配

2006年10月25日 16時55分16秒 | 民俗公園周辺


 昨日はほとんど練習が出来なかったので、今日は気合を入れて練習するため、
 自転車で弁当持参で民俗公園に出かけ、周回走を行う。

 今月初めての民俗公園です。
 お気に入りの旧岩本家の庭に自転車を置き、周回走にでる。
 10周20kmをもくろむが、やはり足運びが重たく3周目までは調子が出ず。
 その後足もやっと軽くなりだし調子もでる。
 7周目あたりより今度は空腹が襲いだしたので、歩きをいれてクールダウン走。
 本日の練習は7周14kmで終了する。 



 岩本家に帰り汗を拭き着替えて、縁側に座り食事にする。
 天候は矢田丘陵はうす曇だったので、少し肌寒きなってくる。
 山の色も緑からうす緑になり、前の庭の木々も少し紅葉しだしている。
 気分を変えてこのような場所でほおばるお握りも、美味しいもんですね。

         

         庭の柿木も落葉が目立ち、柿の実色づいている。
         ここにも晩秋がすこしずつ近づいている気配が。


          

 桜並木と、欅並木の周回道路にも落ち葉降り積もりだした。
 これからは日ごとに公園内の木々にも、紅葉の兆しが見られるでしょう。
 静かな民俗公園は空気が澄み、爽やかでいい練習場所です。

 明日より先週歩いた足摺・月山お遍路記をアップします。

本日の練習

民俗公園周回走 7周 14km

本日の練習 14.0km 10月累計 132km 
         6~10月累計 845.5km
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

郡山城址公園

2006年10月24日 22時14分26秒 | 奈良のいろいろ

        秋晴れの下、向櫓と追手門 (昭和62年復元)

 今日は腎機能の定期検査と膀胱のエコー検査で病院に行ってきました。
 先週マラソンとお遍路で少し無理をしていたので、検査結果が心配でしたが、
 尿検査では蛋白+1、血尿-だったのでまずまずの結果で一安心しました。
 泌尿器科ではエコー検査で、膀胱も綺麗で前立腺も異常がなくほっと。

    
          大和郡山市のHPより地図を拝借しました。

 弁当を買って、気分よく病院の近くにある城址公園に行きました。
 郡山城址と城址公園の地図です。昨日に続いてお城シリーズになりました。
 


 追手門の坂を上がると芝生広場があり、ベンチが4脚あるのでそこでお昼に。
 この辺は春秋のお城祭りの会場で、イベント会場にもなり大変混雑します。



 城址公園のもうひとつの歴史建造物の市民会館です。
 もとは明治41年に興福寺境内に建てられた県立奈良図書館を昭和45年に
 現在地に移築したもの。



 興福寺境内に似合った建物だっただけに、寺院建築風な建物になっています。
 木造瓦葺2階建てですが、周りの櫓に負けないぐらいの堂々とした建物です。
 城址には江戸時代郡山藩の城主柳沢家の資料館になる「柳沢文庫」もある。



 帰路は柳沢文庫より城門を抜け、堀伝いを歩く。
 本丸西北隅の城址の石積みと、木蔭の奥が天守台です。
 郡山城は五層八階の天守閣があったと伝えられているが,
 現存するのは石垣のみである。
 城址をとりまく木々にも、少し紅葉がみられだしました。

 今日は我が町の城址風景を少し紹介させてもらいました。

    

    本屋に立ち寄るとサライの最新号で
    まるごと1冊奈良特集が発売されていました。
    先月は京都でした。紅葉のお供に如何ですか。

本日の練習

夕方サイクルロードに練習にでるが、両足の足具備を握られたみたいに重く、
ぜんぜん練習にならず、2往復で中止する。こんなことは初めてでした。

本日の練習 3.0km 10月累計 118km 
         6~10月累計 831.5km
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今治シティマラソン汗走記

2006年10月23日 21時53分16秒 | マラソン汗走記


 06年10月15日(日)快晴 今治シティハーフ 1時間47分43秒

 今年は10月の初めにウルトラマラソンを予定していたのですが、9月に腎臓
 機能及び膀胱関連の検査に引っかかり大事を取り大会を諦めることになった。
 幸い血尿も納まり大事にいたらなっかた。練習の許可もでたので10月今治、
 11月神戸、12月宝塚と短いハーフマラソンを3本入れることにした。

 今治シティーは99年に10km(当時はハーフはなかった)に参加した。
 その時もお遍路の途中に参加したのですが、今回も大会後お遍路を組み込んだ。
 ハーフは2年前から新設され、今治城の前の中学校がスタートゴールでした。

 コースは平坦ですがハーフだけは3kmほど走って、そこから5kmコースを
 3回通過するという変則的なコースで、周回チェックのために各自3色のゴム
 ひもが渡され、折り返し点を通過する際に、それを1本づつ手渡すのでした。
 3回の周回が終わると、残り3kmをお城を目指してゴールします。

 当日は好天気で、周回コースにはスポンジテーブルがありとても助かった。
 給水所ではあまりの暑さで、その都度頭から水を被っていた。
 スプリットも無理なく1km5分を刻み、まずまずの走りができたが、さすがに
 周回3周目になると、惰性で走っているのか少しペースが落ちだした。
 周回を終わり残り3kmになりスパートをかけるが、思うようにスピードがでず
 目標の45分も切れなかった。
 9月は練習量も少なかったので、いたしかたない結果となった。

     
   シンプルですが赤のロゴがポイントTシャツ:生地も厚手で着心地いい。

 この大会で有難かったことは、レース前後に身体、足、腰などのメンテナンスを
 無料でしてくれることでした。
 レース前には書類で治療してもらいたい箇所を書き、6人ほどの診療員が治療に
 あたる。触診のあと主にキネシオテープとテーピング治療をする。
 私も両膝内側を中心にテーピングをしてもらい、気分も楽になった。

 ゴール後は整体師が5人ほどが交代で、クールダウンのための治療をしていた。
 昨晩は深夜フェリーで来たので、3時間ほどしか寝れなかったため、レース後は
 足より背中がバリバリに張り、10分ほど治療でとても楽になり助かった。
 ウルトラでは時々マッサージなどケアをしてくれるが、市民大会規模は少ない
 のでとても有難かった。入らなかったが無料銭湯入浴券もついていた。



 大会後、JRで今治より観音寺に引き返し、常宿の青空屋さんに行きました。
 


 先日青空屋の一員になった仔犬の寅次郎と熊五郎の挨拶をうけました。

 

 青空屋の寅、熊ちゃんのことは10月16日のブログに紹介しています。
 そのときは写メしかアップできませんでしたので、デジカメの写真を!

本日の練習

雨上がりの午前中、市役所に用事があり走っていく。 6km

本日の練習 6.0km 10月累計 115km 
         6~10月累計 828.5km
 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

斑鳩三塔の秋遠景

2006年10月22日 14時30分18秒 | 斑鳩の里


 15日今治マラソンのあと、ひきつづいてお遍路で4日間足摺半島を歩き、
 昨晩、1週間ぶりに高知から帰ってきました。
 夕食ご少し横になっていたら、いつのまにかぐっすり朝まで寝ていました。
 家に帰えりついてほっとしたのでしょうね、疲れが溜まっていたのですね。
 私にとっては珍しい出来事でした。



 朝起きると身体、特に背中がバリバリに張っていた。身体をほぐしながら、
 軽くウォーク&ランで斑鳩に向かう。足は思ったほど疲れていず、軽く走れる。
 
 1週間前はまだ稲刈りが、終わっていなかったのだが、法起寺界隈の田圃は
 すっかり稲刈りはすんでいた。田圃の周りには残されたセイダカ草が目につく。



 法起寺のコスモス回廊には、カメラマンの放列。20人ほどが畦道に一直線。
 皆さんいいカメラを持たれてコスモスと塔を撮影中。コスモスも大きな花を
 開かせていた。見事なお花畑。人も花も満開です。

          

 法輪寺にはいつも走るサイクルロードを通らず、少しはずれた畦道に入る。
 今までと違った角度の法輪寺の遠景です。うす曇ですが塔の姿はいいですね。



 今日は日曜日なのでハイカーや、ランナーも多く見られた。
 柿畑越しの法輪寺を描く日曜画家の姿を目にする。絵心のある人は羨ましい。
 きっと1日充実した時間を過ごされるのでしょうね。

     

     法輪寺から自転車道を走り、天満池を下り法隆寺東門に。
     途中にある菊栽培農園より、法隆寺の五重塔と百済観音堂の屋根。

     10日ぶりの斑鳩三塔コースを走りました。
     四国もいいですが、歴史ある斑鳩の秋もいいもんでした。

 カテゴリ「奈良いろいろ」

 10月 3日 斑鳩・法輪寺の秋 
 10月 9日 法起寺とコスモスと秋空
 10月10日 法隆寺裏山より五重塔を望む。

本日の練習

お遍路の疲れを取るために、斑鳩三塔を軽くラン 1時間 8km

本日の練習 8.0km 10月累計 109km 
         6~10月累計 822.5km
     
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする