5月1日
。
高知駅8:30発の安芸行きに乗り、20分ほどでのいち駅に着く。
9時遍路装束に着替えて9時歩き始める。
車の多い55号線をさけて、くろしお鉄道ぞいの静かな道を歩く。
赤岡を過ぎ香我美町の旧道に入る。
お目当ての歌先生の香我美ヘンロ休憩所に10時に到着。
ここの屋根は土佐凧(だこ)が揚がる情景を表した小屋になっている。
出発前に歌事務所のNさんに、この場所の地図をファックスで頂いていた。
クーラーボックスには氷詰めされた冷たい飲み物が、お接待でおかれていた。
小屋の周りや、中も綺麗に整頓されていて、心地よく休まさせてもらいました。
休憩所で本日のブログを携帯でアップしている間に、若者の歩き遍路さん2人と、
自転車遍路さん1人が入れ替り休憩されていく。いろいろお話をする。
大阪のMさんはGW遍路で出来れば足摺までは行きたいと話されていた。
偶然にもお話のなかで、曼陀羅オフ会のことや私のこともネットで知っていた。
とのこと、その上なんとみいちゃんともお遍路知り合いだったのには驚きました。
月岡さんのコンサートにもお誘いしたら、後日高野山に来てくださり再会しました。
Mさんと入れ替わりに若者が。横浜のナマエさんでした。
彼も区切り打ちでGWが終わるまでには、岩本寺までは歩きたいと話される。
その日のブログに、書き込みまでしてくれていた。予定通り岩本寺までいけたかな?
ここの休憩所が何か懐かしい場所だなぁ・・と思っていたら。
寺マニアFさんからの書き込みで、昨年夏に歌先生のヘンロ小屋プロジェクトの
催しをした時に、おかだとよいちさんが描かれた
展示会のポスターの絵の
ヘンロ休憩小屋でしたか。
自転車遍路さんは四国のかたで、もう6回も自転車で回られていてここの小屋の
常連さんでした。砕氷を敷き詰めたクラーボックスの心遣いはうれしかったですね。
おおかた1時間ほど3人の方とお話をしてしまい、出発が11時になる。
まあいいか、こんなゆっくりした遍路もいいかも。
ありがとうございました。
やす駅手前からいよいよ15kmほど続くサイクリングロードに入る。
やす駅の近くはヤ・シィーパークとしてリゾート地になっていた。
私が以前歩いた時は、まだごめんなはり線が工事途中だったので、
道路もあまりよくなかった記憶が。今回歩いて整備され、夜須や和喰あたりは
すっかりかわっているのには、驚きました。
手結山の下をくぐるトンネルです。もともとこの自転車道は旧土佐電気鉄道安佐線の
廃線跡を利用したもので、電車のトンネルらしく天井が高い、トンネルの壁面には
当時の碍子が残っている。廃線歩きには人気のスポットでもあります。
ほとんどの歩き遍路の人は、この自転車道を歩いて28番大日寺に向かいます。
逆打ちでこの1本道を歩いていると、大勢のお遍路さんに出会いました。
それも一定の間隔(時間)を置いて、4,5人です。その理由は昨晩の宿泊地にあります。
午前中に会った人は安芸市内で泊まり、昼前後にあった方は唐の浜付近、3時頃に
出会った人は皆さん奈半利で泊まれれていた。逆打ちして分かる面白い発見でした。
琴が浜でお龍さんと妹の銅像があったので、写真を写したはずだったがなかった。
桂浜の龍馬に手を振っているお龍さんの画像は是非ゲットしたかたのに・・
もうひとつ見つけれなかったものは山頭火の松原での句碑です。
「高知へ 日に日に近うなる松原つづく」
98年にこの自転車道を歩いている時、山頭火のこの句を見つけたときは、
私もあと2日で高知市内に到着すると思ったら、心が躍りました。
まだ当時はくろしを鉄道も、幻の鉄道で終わりそうで工事もぶつ切り状態でした。
02年くろしお国体開催のおかげで、このくろしお鉄道も開通したのです。
その工事で松原にあった山頭火の句碑も、何処か移されたのか探すことが出来ず。
山頭火の四国遍路日記の中に、この和喰(ワジキ)松原のことが書かれている。
――よう降った、夜明けまで降りつづいたが、朝はからりと晴れわたって、星が
さえざえと光っていた、――助かったと思う、幸福々々(宿もよかった、ほとん
ど申分なかった)。
七時出立、松原がよろしい、お弁当のおもいのもうれしかった、赤岡町まで二里半、
途中行乞(功徳は銭七銭米六合)。午後はひたすら高知へ強行した
----------------------------------------------------------------------------
本日の歩く行程には札所がなかったのだが、八流に番外の霊場のお寺が自転車専用
道路の横にあったので、そこでご一緒になった埼玉君とお参りする。
ご本尊お不動さんです。崖っぷちにあるので波の伴奏つきでのお参りです。
八流山極楽寺は門もなく猫の額みたいな崖っぷちの広場にあり、お堂も飾り気がなく
ありのままのお寺の風情がとてもいいですね。お堂の直ぐしたの岸壁にぶち当たる、
太平洋の波をぼんやり聞きながら座っていました。
きさくな庵主さんがこられて、文旦、餡餅、ポテトチップスを貰い物だと、
大盤振る舞いしてくださる。昼抜きだったので餡餅はありがたかった。
3時安芸手前の土佐のこだわりアイスクリームさんで休憩中。
野菜をアイスクリームの言葉に、ひかれて入った。
メニューは、しょうが、焼きなす、カボチャ、ゆず、えんどう、など。
もちろん定番のフルーツ関係のアイスクリームもある。
店長さんお薦めの焼きなすアイスクリームを注文する。
焼きなす好きにはたまらない味で~す。そっくりの香ばしい味。
今日は足の調子もよくないので、ゆっくり過ぎて安芸に着いのが、
4時を回っていたのでここで打ち止めて高知に帰る。
27番麓唐の浜駅までは12kmほど残すが、次回6月帰省時にでも、
今日回れなかった新四国曼荼羅60番(安芸から往復12km)と
あわせて回ることにする。
2日間のプチ逆打ちでしたが、逆打ちの楽しさも味えました。
4回目は通しで逆打ちなどしてみたいと、考えています。
何年先になるのか・・・。楽しみに取っておきます。
おまけの画像です。
手に入らないピンバッチ。製造中止の噂も。
唐の浜へんろくんのピンバッチは、どこを探しても売り切れで入手困難。
のいち駅で探していると、新商品?でキャラピカッグッズの光るへんろくん
ピンバッチがあり勇んで購入した。
ザックの背中に付けると、夜間やトンネルなどにいいかもしれない。
安芸駅で見つけた「くろしお鉄道・阪神優勝祈願電車」です。
交流戦では好調な阪神タイガースです。今日現在セリーグ首位です。
肝心の電鉄本社、球団は村上ファンドに追い詰められどうなるか?