先日27日に、奈良大師講の実践お遍路講座が始まりました。
早いもので今年で4回目になりました。
歩き遍路を始めたい人を対象に、3回の講座を通して歩き遍路の基礎知識や
服装、荷物、参拝マナー、お経の読み方、歩き方などを学びます。
今日はホップ/座学・足慣らし①として『矢田寺遍路道コース』を含め15km
を参加者17名とスタッフ5名歩きました。
8時半に近鉄郡山駅に集合し、県立民俗公園を散策して矢田丘陵にある東明寺
から矢田寺まで7kmほど歩き、矢田寺の本堂で地蔵院の大浦ご住職の法話を
20分ほどお聞きして、全員で般若心経を唱和して矢田寺・四国88ヶ所ミニ
霊場に出発しました。
ミニ霊場は矢田寺の裏山の地形を上手く取り入れて、4.5kmほどの遍路道
上に、大師像と各札所のご本尊像が対に置かれている。
遍路道は結構変化に富み、途中3,4ケ所では展望も開け郡山市内、奈良盆地
なども見渡せる。ぶらぶら歩きでも1時間半ほどで周ってこれます。
途中51番石手寺には、じゅっぷく小屋という休憩所も作られました。
矢田へんろ道で1番高台に、矢田寺の高祖が祭られている。
米満像付近の景色のいい場所で、思い思いに腰を下ろしてお昼を頂く。
(左が勝谷順道像、右が満米上人像)
矢田寺へんろ道案内図
詳しいことは、カテゴリ「矢田寺へんろ道修復作業」をごらんください。
お昼を頂いたあと、後半の札所を巡って矢田寺の境内に戻ってきました。
午後の座学は場所を変えて近くの矢田コミュニティ・センタで行った。
講師は田尾秀寛氏(奈良県広陵町・常徳寺住職 四国八十八ヵ所霊場会・
公認先達)で「お遍路の基礎知識」遍路史、お経の読み方、お遍路作法等
分かりやすくお話していただいた。
田尾ご住職は先日「お四国へんろ道のひとびと よう、おまいり」という
お四国を歩かれて遍路途上で出会った人々とのふれあいを綴った本を出版
されたばかりなので、興味深いお話もしていただいた。
講座のあと、参加者の自己紹介とお遍路に対する思いなど話し合ったあと、
山下正樹先達より、歩きのへんろの出立に際しての服装、荷物、装備、遍路
地図の見方など諸注意や説明などのあと、質疑応答などあり終了しました。
いよいよ来週は慈尊院院から町石道を24kmほど歩いて高野山宿坊で、
座学②としてお参りの作法、お勤めの実地訓練も行われます。
四国に入る前に高野山の山道を6,7時間歩ければ、お四国も楽しく歩ける
ますので、来週は頑張ってゴールの大門に抱かれて感動を味わってください。
朝8時から夕方まで長時間のホップ講座お疲れ様でした。
私は翌日(10月5日)ウルトラマラソンの大会があるので、4期生の皆さん
とご一緒出来ませんが、ご健闘をお祈りしています。
「シマントへの道」本日の練習
昨日に続き雨で練習出来ず
月間も200km達成できず。
9月累計 199km 6~9月間累計 606km