今朝は昨日とガラリと変り、快晴
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
。
今日のお遍路は半日の予定の楽な歩きだ。
それでも20km。ホテルなはりを朝食抜きで6時半スタート。
お昼頃には神峯寺を打戻り、くろしお鉄道「唐の浜駅」より
高知駅へ。市内の筆山に眠る親父さんのお墓参りと、墓掃除を
して種崎の母ののところに帰る予定。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
奈半利川を渡り田野町に入る。道の駅「田野駅屋」で朝食。
缶コーヒーと残り物のパンで軽く済ませてていると、野宿遍路
の若者が出発しようとしていたので、挨拶交わす。
幕末の時代に尊王攘夷論を唱えた土佐勤王党のために、命をかけた
二十三士の眠る墓。福田寺に寄り道してお参りをする。
お墓参りにきていた老婦人が近づいてきて、「お遍路さん、わざわざ
お参りして頂き有難うございます」とお饅頭とお金のお接待を頂く。
お礼に納め札を渡そうとすると、「その納め札は27番さんに行か
れるのでしたら、私の分として納めてください」と爽やかな笑顔で
話された。きっちり代参させてもらいますと、お別れする。
朝から元気をいただき、気分よく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
歩かさせてもらう。
国道を離れて安田に入り、27番の登り口に8時に到着する。
坂の途中で歩き遍路さんが休んでいたので、挨拶をして登っていく。
そのあとタクシーバスが何台も上がっていく。
45分で駐車場に到着。駐車場の横に新しい休憩所が出来ていた。
以前はプレハブの粗末なお店だったが、立派になっているのには
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
。
満足な朝食を摂っていなかったので、また田舎饅頭をワンパックを買う。
お店には、にわぜんきゅうさんの本やグッズがたくさん陳列されていた。
新しい絵葉書本「いつも見ています」、「負けないで」の2冊購入する。
2回目の歩きをする時、その頃一緒に住んでいた母が、半袖の白衣を
縫ってくれたので、それを着てお四国を歩いた。母と一緒に歩いている
気持ちでした。27番を打つまで背中には、梵字と南無大師遍照金剛が
書かれていなかったので、私の好きな神峯寺で白衣の背中に書いて頂く。
その白衣は結願後母に進呈した。書いていただいた人はお留守だった。
神峯寺は私にとっては思い出深いお寺のひとつです。
今回神峯寺でもうひとつの楽しみは、お大師さんが修行で腰をかけた岩の
存在をネットで知った。その岩に行きたかったので、納経所場所を尋ねたが、
大師堂の上の道を神峯神社の方角に在るらしいと、詳しいことはご存知なかった。
田野でお接待を頂いた人のご健康をお祈りさせてもらう。大師堂でお参りをすませた後、
神社への道は「四国の道」になっているのだが、歩かれた様子がないほど荒れていた。
神社の付近をうろうろ捜す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_face.gif)
が、灯明岩はあったのだが見つからず。
神社の上の道を登っていくと、、「空と海の展望台」にでる。高さは15mほど。
展望台にあがってみるとさすがに絶景です。水平線が丸るく見える。
少し頑張って上がってこられても、損はさせませんよ。
神社に戻り見つけられないまま駐車場まで下って来ると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock1.gif)
掲示板に
腰かけ岩のイラストが、神社からの枝道の奥にその存在が・・・。
さすがに、また坂道を登っていく気力もなく退散。次回の楽しみに取っておこう。
3分の2ほど下った所に、山肌を削り広い聖地した場所の存在が気になった。
近くの製材所で訊ねる、神峯寺の山肌がもろくなりいつ崩れてもおかしくない
状態なので、お寺が下に降りるための土地とのことらしい。今すぐではなく、次々代の
ために壮大な準備をされていると。そういえば本堂の横に、崩落の注意かきがあった。
先般の台風で横峰寺への道が寸断されたので、神峯寺でもそのような事態を考慮
されているらしいと話されていた。山の上のお寺さんもなかなか大変ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/19/7d87fc5a758a42dbe25da36ed11a7cf3.png)
手に入らなく「とうのはまへんろくん」のピンバッチ
唐の浜駅に10時半につく、
ごめんなはり線に初めて乗車することができた。
吉川あたりまで海岸線を走るので、見晴らしがよい風景が展開される。
3泊4日の高知東部のお遍路が無事終わることができた。
次回は唐の浜から雪蹊寺あたりまで、5月頃には歩きたいとおもいます。