冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

慈尊院  町石道歩き(その2)

2005年03月31日 21時08分54秒 | 高野への道
慈尊院の本堂の前に沢山の乳房型絵馬や、手作りの乳房が奉納されている。
女人高野と言うだけあって、女性の信仰は篤く、子宝安産、育児、授乳等を願い
身代わりの乳房(綿を布でくるんだもの)がたくさん奉納されています。


妙に生々しい乳房を横目で見ながらお経を唱えるのは、少し恥ずかしい気分です。

◆慈尊院について
大師の御母公が香川県善通寺より、我が子の開いている山を一目見たいとの一念から、
ご高齢にもかかわらず当院へ参られ、ご本尊弥勒菩薩を篤く尊崇せられた。
承和二年二月五日に、御母公入寂なされた時に大師は、母公が弥勒菩薩におなりになった
霊夢により、廟堂を建立して、御自作の弥勒仏と御母公の御霊を安置された。
慈尊とは、弥勤菩薩の別名で、これより慈尊院と公称している。

◆九度山
母公が高野山上へ大師を尋ねようとされたが、大師は、自ら七里四方を女人禁制として
おられたので、山麓の当院へ迎えられた。
大師は、月に九度は必ず高野山上より二〇数キロの山道を下って、
母公を尋ねられたので地名を九度山と称す。


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遥か望む弥山・釈迦ヶ岳(果無縦走その3)

2005年03月30日 22時05分28秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
果無峠の手前の石地力山からは、遥か遠くに冷水山が望めた。
朝あの山の麓から延々と縦走してきた山並みが一望できた。



果無峠からの下りは、地元の信者によって祀られた
三十三体の観音石仏に挨拶しながら降りていく。
途中写真のような、雪を抱いた釈迦ヶ岳が望める。
4月末には、奥駈道パート5であの山々を歩くのだ。

観音堂で最後の休憩をする。冷たい山水が美味でした。
苔むした石畳道をくだると、小辺路登山口の道標に到着。
果無集落から柳本橋にでると、マイクロバスが迎えにきていた。

長い長い9時間におよぶ、果無山脈の縦走の1日が終った。
JAC関西支部皆さんと楽しい山行をさせていただきました。
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峠の観音さん(果無縦走 その2)

2005年03月29日 20時16分02秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
以前から「果無」という言葉の響きに魅せられていた。
果無の謂れは「谷が深く峰は遠いので果無という」らしい。

熊野大峯の奥駈道を歩くとき、東西30キロにわたって
連なる1200m級の峰々が私を呼んでいた。

今回は果無越えの入り口の小森~和田ノ森~安堵山を
カットして、黒尾山手前から十津川蕨尾まで歩いた。
それでも朝7時半より夕方4時まで8時間半もかる。
果無の縦走は1100~1200m前後の山越えていく。
ブナ林の長距離の尾根歩きを魅力いっぱいで、山歩きの
醍醐味を味わった。
欲をいえば、新緑の季節や、紅葉の時期にもう一度歩きたい。



果無峠には2時前にやっと到着。
峠には可愛いらしい三十三観音石仏のひとつが出迎えてくれた。
今秋に小辺路を歩く時、またこの峠でゆっくり一服できそうだ。

後日 果無縦走その3に続く。
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町石道歩き(その1)

2005年03月28日 22時03分39秒 | 高野への道
今日は高野山町石道を歩いてきました。
昨日の果無山脈の8時間歩きより少なかったが、
それでも大門まで6時間かかりました。
霧深い幻想的なゴールインでした。



四国八十八ヶ所を徒歩巡拝された埼玉のお遍路さんを
ご案内して高野山に行ってきました。
90%雨の天気予報だったが、
九度山に着く頃は幸いなことに止んでいた。
その後奇跡的?に思えるほど曇天のもと、
大門到着まで雨に合わず、金剛峰寺に着くと小雨が降り出す。
今夜のお宿である恵光院さん宿坊に無事ご案内して、
雨の下界へ下ってきました。

流石に2日間の長距離の山歩きに、疲れました。
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何処までも果てし無く。(果無縦走その1)

2005年03月27日 23時06分48秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
今日は絶好の山歩き日和
展望台までバスで運んでもらい、黒尾山手前より出発。
素晴らしいブナの稜線を8時間かけて歩く。
空気は澄み、大峰の山々も、紀伊の山々
青空の下素晴らしい展望でよく見渡せる。
長い長い稜線。落ち葉道のクッション最高!
長時間歩きも少しも苦にならなっかた。
果無の最高峰冷水山(1262m)辺りは
少し残雪も見えた。



歩き出して1時間で冷水山(ひやみずやま)に到着。
そこより2月に登った、熊野の法師山の▲の山塊が望めた。
苦労して登った山だけに、なんとなくうれしくなった。

8時間のロング山行の入り口の冷水山でした。
そのあとのことは、後日パートⅡで報告します。
今日は疲れて、気力が湧いてきません。
明日は、多分雨の高野山町石道歩きになりますので、
今日はもう、

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春雪の護摩壇山

2005年03月26日 22時37分50秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
今日から果無山脈を歩くため宿泊先の
竜神丹生ノ川にあるヤマセミの郷に行く。
途中高野護摩壇山にちょっこと寄り道。
護摩壇山は標高1372mあるだけに、
先日の寒波でまだまだ雪が深く、
思わぬ雪歩きができて満足する。



そのあと、竜神温泉元湯にゆっくりする。
竜神は何度かバスで通ることがあったが、
温泉に寄り道したのは初めてだった。
評判通りの湯に満足する。

「ヤマセミの郷」のコテージが今晩の宿泊先。
廃校跡にアウトドア施設のキャンプ場である。
温泉施設も有り、静かな山里にある。
野猿もあり、子どもに帰って皆で遊んだ。
それにしても重たい野猿だった。
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生駒宝山寺の猫

2005年03月25日 22時09分38秒 | 猫のいる風景
昨晩からの荒れた天気には、冬に逆戻りですね。
明日より土日2日間は果無山脈を縦走と温泉三昧。
月曜は所沢のお遍路さんが大阪にこられるので、、
町石道を歩いて高野山にご案内してきます。
三連荘のロング山行。またまた雪山が楽しめそうです。


またまた自由猫の好きなタケチャンマンさんよりの
頂き物の画像です。ありがとうございます。

宝山寺の猫、とても微笑ましく笑えましたね。
このような素敵な写真を写せたらいいのですが・・・。
もっともっと勉強させてもらいます。

この猫ののった~とした姿をみていると、
ぽかぽか陽気の春を感じられますね。
春になると町並のあちらこちらで片隅で、
自由猫に巡り会える機会も多くなるので、
また街歩きの楽しみが増えそうです。

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不思議な耕運機(初瀬街道)

2005年03月24日 19時59分05秒 | ウォームス里山歩き
2日ほどぐずついた天気だったが、
今日は抜けるような青空・・・
と、思ったら3時過ぎから低気圧の通過で
荒れ模様の天気になる。
明日はまたまた寒波で冷え込みがきつく、
近畿中部でもが見られるかもしれない。
土佐稲荷神社の桜の芽も一気に膨らみだしたのに・・。
なかなか春が遠いですね。



初瀬街道 パート3
元気の出る町、名張古町をあとにして赤目に入る。
宇陀川そいにのんびり歩く。土手には土筆もチラホラ。
黒田大橋の袂に立派な道標があった。残念ながら、
交通事故にあったのか半ばより補修されていた。
丈六寺で休憩のあと、昼食の場所である、
鹿高(かたか)神社を目指す途中、田園のなかで
目についたのが、今日の画像です。

耕運機の前に斜めに3個の風車のような細い輪がつき、
それはムカデの足に似ている。土を耕すには、細すぎる足。
Hさんの説明によると、稲刈が終ったあとの藁を巻き取り用の
耕運機ではないかとのこと。そういえば後に藁がたくさん見える。

のどかな里で、このような光景に出会えると、
ほっこりした気分になり幸せを感じます。
どうですか?いい風景でしょう。

◆写真提供  タケチャンマンさんより。

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名張古町(こまち)通り

2005年03月23日 22時33分29秒 | ウォームス里山歩き
21日のブログ「初瀬街道歩き」のことを書きましたが、
デジカメを忘れた間抜けな私に、ウォー娘のリーダーの
タケチャンマンさんより、当日の画像をたくさん送って
いただきました。ありがとうございます。

町歩きで見つけた面白い風景を紹介させていただきます。
駅前より名張籐堂家邸跡を見学のあと、初瀬街道に入る。
街道筋は「名張古町(こまち)」として、近年町起こしをして、
奈良町みたいな風情のある旧家がたくさん見られた。
街道筋の町には、色々な趣向を凝らした暖簾がかかり、
店の前には、竹ひごと和紙で作られた行灯が置かれ、
お店ごとにいろいろな絵模様で飾られていた。
夜にはお店ごとに仄かにライトアップされるみたいです。



写真の行灯は「怪人二十面相」のイラストです。
ここ名張は江戸川乱歩の生誕地でもあるのです。
立派な記念碑と、お家跡も残されています。

この二十面相は我がリーダーのタケチャンマンさんにも
よく似ているので、リクエストで撮ってもらいました。
「名張古町(こまち)」には造り酒屋がたくさんあり、
いろいろなお店もあり、元気がみえる、味わいのある町でした。
一度、みなさんも名張にお越しの場合は町歩きをお勧めいたします。

 ◆ 写真提供 タケチャンマンさん
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自転車専用道路⑥

2005年03月22日 22時51分46秒 | 自転車専用道路ができるまで。


自宅前の自転車専用道路の工事も急ピッチで進んでいます。
3月の年度末まで完成させなならないので、作業員や
重機も増やし連日賑やかな騒音を響かせ迷惑を被っています。

堤防の斜面の等間隔の横線は、芝生を埋めこんだあとです。
斜面にじか張りをしていくのかと思っていたのだが、
傾斜がきついのでこのような工法をするらしいです。

長四角なブロックが等間隔に埋まられていきます。
これは、フェンスを支える脚足になるとのこと。
堤防の強度の補助にもなるらしい。
堤防への登り口の工事も終り、通行できるようになり
やっと遠回りしなくてよくなった。
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