昨日の続きですが、エスケープした先は藤ノ木古墳から200mほど離れた場所にある
斑鳩文化財センターでした。
今年の3月21日にオープンしていたのですが、やっと訪問する機会ができた。
史跡藤ノ木古墳のガイダンス機能を中心に、斑鳩の歴史・文化の調査研究や情報発信の
拠点施設となるそうです。
ユニークなのは展示室への通路です。両壁と足元は古墳の羨道の姿をタイル画で復元。
正面には石室が浮き上がるように描かれている。左奥が展示室と映像ホールにでる。
石室手前の土器群もリアルに再現され、興味深く(廊下)歩くのも楽しいものです。
通路をこのような遊び心ある発想で再現された資料センターのアイデアはいいですね。
埋葬品は国宝なので橿原考古学研究所附属博物館で保管されているので仕方がないが、
展示室の馬具や土器、石室などは点数もすくなく、ほとんどがレプリカなのでちょっと
寂しいですが、今後展示点数や資料の充実が待たれます。
映像ホールはゆったりした作りになっていて、見やすかった。
玄関横に図書コーナーがあり、藤ノ木古墳関連や法隆寺の資料もあるので、落ち着いた
雰囲気のなかで調べ物もできるので、利用者にはうれしいサービスです。
藤ノ木古墳の見学のあと、立ち寄ることをお勧めします。
◇斑鳩文化財センター
〒636-0114 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西1-11-14
TEL/FAX 0745-70-1200
開館時間:午前9:00~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:水曜日(休日を除く) 年末年始(12/28~1/4)
入館料:無料(特別展は有料の場合あり)