冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

巨星「吉村 昭」沈む

2006年08月02日 17時48分13秒 | Weblog


私の好きな作家の一人で吉村昭さんが、お亡くなりになったのを朝刊の記事で知りました。私の中の巨星が落ちた衝撃が走りました。
彼の作品のほとんどは図書館で借りたり、文庫など購入して読みふけりました。
彼の小説の中では、やはり歴史小説が好きで、なかでも漂流記や幕末物がお気に入りでした。

膨大な資料を粘り強く集め、現地へ何度も足を運んで関係者への取材、などして描かれた作品は硬質な記録文学でした。男を感じる文学で、骨太の作品の数々を生み出しました。

新聞や雑誌にもよくエッセイを掲載され、取材の苦労話や、思いがけない出来事など書かれている。彼の言葉に「エッセイは、小説を書く私の素顔である」
私は、彼のエッセイも大好きで7冊ほど手元に持っています。
取材ノート的な「歴史の影絵」「私の流儀」なども好きな本です。

私の吉村昭ベスト5は「漂流」「アメリカ彦蔵」「夜明けの雷鳴」「海も暮れきる・尾崎放哉」
「大黒屋光太夫」です。
椎名誠が「シベリア追跡」で漂白10年、4万キロの旅でロシアでの大黒屋光太夫を
訪ねて作品を書かれているので、併せて読んでみるととても面白かった。

大好きだった吉村昭さんの作品が、今後読めないのは残念ですが、晩年最後の歴史
小説となった、医師・松本良順を描いた「暁の旅人」を皆様にお勧めいたします。
これを機会にまた吉村作品を、じっくり読み直して見るようにしよう。

吉村昭さんのご冥福を心からお祈りいたします。 

コメント (8)
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私の練習コース

2006年08月02日 13時20分19秒 | マラソン(風をうけて)
 
 7月31日のブログに書きましたコースをアップします。
 水当たりでひどい下痢に苦しんだ1日でしたが、昨晩あたりより
 トイレに駆け込む回数もすくなくなり、少しほっとしています。

 今日もゆっくり休養しています。こんなゆっくりした生活は何ヶ月ぶりだろう。


     ぐるり一周矢田丘陵走(山麓走+丘陵走)



 

 05年8月10日「富雄川を北上して」にも一部このコースを紹介していますが、
 外川橋から少し走ったところに、また300mほどですが綺麗な道路が出来上がっていた。
 ここから第二阪奈までは3kmほどの、幅広自転車道路が完成したので走りやすくなる。、




 第二阪奈の高速道路が見えてくる。ここまでは自宅から6.5km。
 迂回陸橋を越えると近大橋までは、細い凸凹の道路です。
 赤い橋が見えると、霊山寺の境内です。

     
     
      暑い時はここのトイレで洗顔や、頭から水をかぶります。
      バラ園で有名なお寺ですが、食堂の茶そばもなかなか美味しいです。



 近大橋より、山手の帝塚山団地を登っていきます。
 ここの坂がなかなかきつく、住宅内をくねくね登って走ります。
 富雄高校のあたりまで登ってくると、少し息つぎがらくになる。

 道なりに曲がっていくと帝塚山大学の正門にでてくる。
 正面に生駒山が見渡せます。ここでやっと、給水をとる。



 当初は「 生駒山山麓ぐるり一周」の30kmLSDをおこなう積りで橋っていたのだが、
 天気が回復しピーカンになりだしたので、帝塚山大学横より椚峠に駆け上り、
 矢田丘陵走に変更。室の木峠経由、松尾寺まで走ることにした。

 室の木峠までは3,2km ソヨゴの広場や、 竹林などもあり起伏の激しい土道です。
 



 椚峠から室の木峠までは、地図では真ん中部分にあたり、
 学習の森・自然体験ゾーンとされています。
 左手の矢田山遊びの森は完成しているが、右手のゾーンは茶せんの高山まで
 伸びるのですが、まだほとんど工事が出来上がっていないようです。




 今日は月曜日なので、子どもの森の交流館が休みなので見送る。
 室の木地蔵を坂手に見て、小笹の辻を目指します。
 小笹の辻までの道はあまり人の往来がないので、少し草が深い。
 暗い狭い道を10分ほどはしると、前方が明るくなると、小笹の辻の休憩所に出会う。



 そこより本線の広い矢田丘陵の走りやすい道になる。
 矢田丘陵で一番高台にある、まほろば展望台に行く着く。
 展望台より生駒山や、信貴山などが手に取るように見渡せる。

   

 展望台より少しバックしたところに、まほろば休憩所がある。
 ここから奈良盆地や、奈良市内の山々が見渡せる。
 ここは風の通り道にもなっており、絶好の弁当ポイントでもある。

 矢田辻より下ると矢田寺にでるのだが、その途中に弘法の井戸という湧き水がある。
 お助け水である、ここで顔を洗ったり水を飲んだりします。
 今回のランで、手持ちの飲み水がなくなり、空腹を満たすためにがぶ飲みをした。
 それがいけなかったのか、生水にあたり1日中下痢に苦しむ。
 今までもよくここの水は飲むのだが、よほど胃腸が弱っていたのでしょうね。



矢田丘陵でもっとも走りやすい道が、国見台展望所まで続きます。
 このあたりもソヨゴの木々が目に付きます。緑の林が気分いいです。
 展望台からは、眼下に自宅方面の住宅地もよく見えます。  



 国見台より急な下りを1kmほど走ると松尾寺の山門に着く。
 今年も夏になると修行道場では、可愛い一休さんを見ることができます。
 

       

 本来であれば、法隆寺側に下るのだが、今日は空腹のため小泉側に下る。
 松尾口までの2kmは一気の下りになる。


     

    小泉城址を経て自宅に帰る。このコースで約28kmの距離です。
    法隆寺方面に下りて自宅に帰るコースで、33kmになります。


 明日より先日の山行・大普賢岳をアップします。

本日の練習

本日も大事を取り練習は休みました。明日からは練習再開できそうです。
 
本日の練習 0.0km 8月累計 0km 
         6,7月累計 363.0km

コメント (2)
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