冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

奈良公園・水谷茶屋の紅葉

2007年11月30日 23時30分20秒 | 紅葉を追って


 久し振りの晴天で、思いのほか暖かい日になりました。
 今日は昼から奈良に用事があり出かけました。そのあと奈良公園を散策する。
 水谷茶屋です。10日前(21日)に来た時はまだ五分程度の色づきでしたが、
 今日来て見ると予想通りの満開の紅葉でした。


     

    茶屋より水谷橋側の方が、錦糸銀糸の織り成す見事な紅葉です。



 自薦ですが、奈良公園で一番紅葉の綺麗な場所と思っています。
 週末頃までは見頃ですので、奈良公園にお越しの場合は水谷茶屋に!
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サイクルロードの榎

2007年11月29日 22時32分27秒 | Weblog
     

    夏雲の下の青葉を繁らす、サイクルロードの榎です。
    夏にはコース上で唯一、オアシスになる日陰を作ってくれていた。
    汗をいっぱいかいた身体を、涼しい風で包んでくれた榎。

     
     
    晩秋になり、その榎は・・・黄葉も進み落葉も見られだした。
    この2枚の写真からも、季節の移ろいを目に出来る。
    そして木枯らし吹きすさむ頃には、裸樹となるのです。
    その裸樹の様子は ご覧ください。
     サイクリロードの、気になる木

    繰り返される1年は晩年になるほど早くなる。、


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こてこての大阪弁

2007年11月28日 23時58分37秒 | 街角で見かけたもの?


 先日歯の治療で大阪にでかけた時、道頓堀の橋の近くで見つけました。
 一瞬下水管の蓋かと思いましたら、「このレンガは下水道汚泥をリサイクル
 したものです」との説明でした。
 今、道頓堀の橋の架け替え工事もほぼ終わり、遊歩道の西半分がまだ工事中
 ですが、この道路も町並み整備の一環なのでしょうか?

 大阪市の行政も、 よおやりまんなぁ~。
 是非みなさんも、声をだして読んでやってや、元気でるでぇ

  


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奥山に紅葉ふみしめ・・⑥ 二月堂~大仏殿界隈

2007年11月27日 20時24分23秒 | 紅葉を追って


 春日大社から二月堂に向かう途中、若草山への登り口に水谷茶屋があります。
 


  茶屋付近が奈良公園では、一番紅葉が綺麗な場所と私は思っています。
  12月2日に大仏マラソンがあるので、応援の帰りにでももう一度来て
  満開の紅葉をアップできればと思っています。 お楽しみに!

    

 二月堂の石段です。普段はなにげなくトントンと登っていきますが、
 今日はじっくり、ゆっくり登りました。そのわけは・・・
 
 登り口石段
     最上段石段  

 何度もこの玄武岩石段を登っているのですが、このような文様が刻まれている
 なんて全然気付かなかったです。

 先日司馬遼太郎の本を読んでいるときに、司馬さんが新聞記者時代に手がけた
 企画に「目立たずとも悠然と光る美の世界」として、奈良京都を中心とした
 百の美の脇役を、作家・俳人・学者・僧などがその魅力を語り、井上博道氏の
 写真で1961年に刊行されたのを知り、県立図書情報館で借りました。
 「53 二月堂の石段 守田公夫」でこの石段の模様の記載がありました。

 石段の第一段目に波浪模様、二段目は亀甲模様、三段目は唐草模様が美しく
 彫られ、途中の階段には模様はなく、五十二段目は波模様五十三段目は桧垣
 模様、最上段の五十四段目には格子模様(写真では最上段は写っていない)と
 砂にまみれ、泥にまみれ踏みつけられて美しい模様を今に伝えている。

     

 二月堂のお堂に掛けられていた莫山さんの額。
 お寺の方に聞くと「百華百香」と教えてもらう。
 莫山さんの書体の良さは、ほんとにいいですね。
 ここ東大寺境内に莫山さんの書かれた文字は、練土塀のある中性院と、
 東大寺の世界遺産登録記念石碑などにも見ることが出来る。


 練土塀のある中性院の塀から突き出ている楓の紅葉です。

   

 中性院の裏手に大湯屋の建物があります。
 見事な大銀杏の樹が、黄金色に染まっていました。
 


 大湯屋から階段を上がった所に東大寺の鐘楼があります。
 除夜の鐘としてとても有名ですが、2002年にはNHKの下請け業者に
 国宝の鐘楼に釘を打ち込まれる事件でTVや新聞をにぎわせていましたね。



 建物だけでもひとつのお寺のお堂ほどあります。それもそのはずですね。
 中世以前の梵鐘としては最大のもの大きさで、鎌倉時代13世紀初頭の建築。
 吊られている梵鐘(国宝)は大仏開眼と同年の天平勝宝4年(752年)の
 制作で、高385センチ、口径271センチです。


      

 鐘楼からは石段を下って大仏殿に回ります。大仏殿を取り囲む紅葉です。
 大仏池方面の紅葉も7分ほどでしたが、池の周りの銀杏は黄葉真っ盛りです。

 11月21日にラン&ウォークで行ってきた奥山巡りですが、ついつい長く
 「奥山に紅葉ふみしめ・・」シリーズを引っ張ってしまいすみませんでした。
 今日で一応完結します。ありがとうございました。
 まだ2,3小ネタも仕入れていますので、後日アップします。

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奥山に紅葉ふみしめ・・⑤ 滝坂の道~春日大社

2007年11月26日 22時56分50秒 | 紅葉を追って
 今日も先週の月曜に続いて、午前は奈良、午後は大阪と通院でした。
 歯医者ではあれほど苦しめられていた虫歯もあっけなく抜歯され、先週型取り
 していた替歯も出来上がってきていたので、しっかり装着できやれやれです。
 来週もう一度糸抜きに通えば無事終了なので、なぜもっと早く治療をしておけ
 ればと・・・。分かっているが歯医者には行きたくないのが本音です。

 1日開きましたが「奥山に奥山に紅葉ふみしめ・・」を再開します。
 今日は「⑤ 滝坂の道~春日大社」をアップします。



 地獄谷園地から能登川沿いに下ります。
 1kmほど下った所に「朝日観音」に出会います。
 3体の磨崖仏が大きな石に彫られている。観音ではなく弥勒如来立像である。
 左右に地蔵立像が彫られている。文永2(1265)年の刻銘で鎌倉時代の造立。
  
   

 滝坂の道はこのような石畳です。上りはそうでもないですが下りは滑るので
 なかなか歩きづらいです。石畳は江戸時代奈良奉行によって敷かれた。
 この道は雨が降れば、道が滝のようになるので、石が敷かれそこから滝坂と
 呼ばれるようになったそうです。やはりここも紅葉がみられません。


     

 朝日観音から500mほど下った所に、寝仏と呼ばれる小さな石塊がある。
 その横に夕日観音の看板があるが、上を見てもなかなか確認ができません。
 山手の急な斜面を20mほど登るとこの磨崖仏がある。滑りやすい場所です。

 夕陽に映える姿が美しいので、通称「夕陽観音」と呼ばれている。
 「夕陽観音」は、傾いた大きな三角形の花崗岩の巨岩に彫られた磨崖仏です。
 観音ではなくこれも朝日観音と同じように弥勒如来立像です。



 伝えられるところによると、昔柳生の人は奈良の都に一日一往復して商いをし
 生計を立てていた。朝は朝日に照らされる朝日観音を拝み、帰りは夕日に照る
 夕日観音を拝んだのでしょう。

 滝坂の道は古くから柳生、月ヶ瀬、伊賀に至る街道として知られいる。
 街道の往来する旅人や商人のために、こんな山中にも常夜燈が残っている。
 この常夜燈の横に少し平地が見られるのは、茶屋でもあったのでしょうか。

      

   高畑の里に下りてきて、春日大社奥の院の道へ歩いて行きました。
   春日大社金籠神社の絵馬掛けの風景ですが、奉納され重ねられた絵馬は、
   今年の干支「猪」に見えるのは私だけでしょうか



 春日大社摂社若宮神社の見事な「オオクス」です。
 推定樹齢1700年奈良県下1,2のオオクスです。
 神功皇后お手植えと伝えられています。

   

 ちょうど若宮神社訪ねた時に旬祭(毎月1日・1日・21日)の行事があり、
 巫女による舞の奉納も行われていた。退場して参道を歩く神主と巫女。


 
 春日大社横の紅葉はまもなく見れそうです。
 神殿でお参りを済ませて、二月堂から大仏殿に向かいました。
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07神戸全日本女子ハーフマラソン汗走記

2007年11月25日 22時06分40秒 | マラソン汗走記


 07神戸全日本女子ハーフマラソン大会に昨年に続いて参加してきました。
 この大会は全日本女子と銘を打っているが、男子も参加も許可されている。
 神戸のメーンストーリートを東から西に向かって走れるビッグな大会でした。

 神戸全日本女子ハーフマラソン コース図

 スタート前に、急遽野口みずき選手が10kmの部に特別参加をするとの
 発表に、スタートラインに並んでいたランナーから大きな歓声が上りました。
 10キロコースを走った後、表彰式のプレゼンターを務めるそうです。
 ハーフでしたら折り返しなので、香川丸亀ハーフの時のように途中で勇姿が
 見られるのたが、10kmはワンウェイなので残念ながら姿を見れなかった。
 深夜の時間帯にレースの模様が放送があるので、録画予約をしました。

              
      ゴールのハーバーランドモザイクの荷物引渡し場所にて

 朝少し寝すぎて予定していた電車2本分遅れたので、会場のHAT神戸に
 着いたのは、受付時間終了間際の8時45分ぎりぎりで何とか間に合った。
 昨年と違い絶好の好天で、とても暖かく風もなくマラソン日和だった。
 寒かったらロングTシャツをと思っていたが、ムコタンTシャツで走れた。
   
 今回は練習もあまり出来ていず、大会1週間前に付け焼刃程度の走りこみを
 しただけなので、少し不安を抱いてのスタートだった。
 15km手前の折返しまでは無理せず走り、余力があれば折返し後頑張ろうと
 走り始める、5km(有馬道)の入りは26分50秒とまずまず。

 10km(中之島)で53分14秒と、km5:15ぐらいのペースに。
 昨年折り返しまでの5kmが非常に長く感じたが、1回経験しているので今回
 は比較的早く折り返しができた。15km1時間20分 少しペースダウン。
 

            ゴール地点の はねっこばし

 折り返し後気合を入れてキロ5分前後の走りができ、20km1時間45分で
 5kmのスピリット25分。ずんずん追い抜いていく。
 最後の1.1kmは5分14秒で、1時間50分53秒でゴール。
 スタート地点まで1分ほどかかっているので、ネットタイムで1時間49分。

 昨年より少しタイムが落ちましたが、今回は練習も出来ていない割には
 まずまずの走りができたので、気分よく会場をあとにした。

   06年神戸全日本女子ハーフマラソン汗走記 
 本日の練習
 神戸全日本女子ハーフマラソン 完走 11月累計 120km
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奥山に紅葉ふみしめ・・④ 鷺池~地獄谷園地へ

2007年11月24日 21時57分31秒 | 紅葉を追って


 今朝は初冬らしい冷え込みでしたが、日中は思いのほか暖かっかた。
 午後からは明日のレースを想定して、サイクルロードにてスピード走の練習。
 暖かいので本番衣装のロングタイツとTシャツで1時間ほど走りこみました。

 さて、昨日の続きですが、荒池から道をひとつへだてた鷺池にやってきました。
 この池の目玉のひとつ「浮身堂」です。鴨がたくさん泳いでいます。
 今はオフシーズンなのでボートを漕ぐ人たちはみかけません。



 池のまわりの木々の紅葉です。紅葉しているのはほんの一部です。



 高畑の奥に柳生街道への登り口、滝坂の道(東海自然歩道)があります。
 春日山遊歩道は滝坂口の少し手前のダート道を登っていきます。

         
         春日山を巻くようをゆったりした道が続く。
         青葉の木々のトンネルの下歩きます。
         これらの木々にはまったく紅葉がみれません。
 


 少しづつ高度を上げていくと、谷側も開けだし明るくなる。
 日がさす谷側の木々には少し色づきが見え出しました。
 今日はハイカーの姿が見られますが、口々に「全然紅葉してないやん」と



    それども少しづつ・・・

    

       上に登るに従い・・・楓の木々に色づきが・・



  これで、どうだ・・の紅葉が目の前に現れる。
 春日山遊歩道のうち地獄谷園地付近の紅葉が一番見事です。
 でものような紅葉はまだまだ少ないです。全体には5,6分。



 遊歩道から少し下った場所に、地獄谷園地の休憩所があります。
 ここは滝坂の道との合流点です。立派な東屋とトイレがあります。
 道端に大きな首切り地蔵が迎えてくれます。まだまだ紅葉も進んでいない。
 首のところで折れていて、荒木又衛門が試し切りをしたとの伝説がある。
 辻の地蔵として昔から旅人などの信仰を集めていた。

 この道を真直ぐ進むと約2kmほどで峠の茶屋に出ます。
 右の道を行くと地獄谷に聖人窟と呼ばれる線刻の磨崖仏の傑作に出会える。
 いつもは峠の茶屋まで草餅を食べに走っていくのだが、今日は時間もないので
 滝坂道を下り春日大社から二月堂に向かう。


     

      これは昨年の11月末の地獄谷園地付近の紅葉です。
     楓、欅、椚などの落葉を敷き詰めた見事な絨毯道です。
     このような光景を見るために、12月初にもう一度登ってきます。

 本日の練習
 サイクルロード 6往復 9km  11月累計 99km
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奥山に紅葉ふみわけ・・③ 荒池園地の土塀

2007年11月23日 21時49分16秒 | 奈良のいろいろ
 今日千葉で国際駅伝がありました。
 今までは同日開催で男女別々の駅伝でしたが、今回は世界初の試みとして
 男女混合駅伝大会になりました。日本チームが優勝をしました。
 6区では僅差の1位だったケニアのアンカーは、世界のキャサリン・ヌデレバ
 だった。2位で襷をもらった日本のアンカーは赤羽有紀子(ホクレン)でした。
 あまり知られていない選手でしたので、もう勝負があったなと諦めていた。
 夏の大阪世界陸上選手権の金メダル覇者キャサリン・ヌデレバでしたが、疲れ
 が抜けてないのか平凡な走りで、早々と赤羽選手に抜かれ、ゴールした時は
 逆に1分14秒も離されていた。
 赤羽選手はプレッシャーに見事に打ち勝ち、区間賞のいい走りでした。
 赤羽選手はママさんランナーで、ゴール後には1歳3ヶ月のユウナちゃんを
 抱いての微笑ましい表彰台でした。
 日本の長距離界にも待望のママさんランーの登場でした。
 赤羽選手はブログ「ママさんランナー奮闘記」をきちんと発信されている。
 今後は世界に羽ばたけるランナーとなれるようい応援していきます。

 今日は荒池園地の趣きある土塀を紹介します。



 荒池は水に乏しい奈良公園に築造した池で、池の正面には紅葉名所の瑜伽山
 を眺めれる芝生の広場です。  



 この園地には重厚で、存在感のある崩れた土塀がある。年代を感じさせられる
 遺跡ぽい土塀でなので、フェチにとっては魅力あるゾーンです。


     大乗院     土塀跡   堂塔坊舎図

 この場所にどこの寺院があったのか気なっていたので、詳しいことを聞くため
 奈良市観光センターに帰路お邪魔して尋ねました。
 係りのKさんが色々調べてくださり、興福寺界隈の堂塔坊舎図から朱色囲いが
 土塀のあった場所で、興福寺の塔頭のひとつではないかと教えてくださった。
 因みに朱色の斜め横が、先に訪ねた大乗院も記載されています。




 園地にする時に壊さず大事に保存しているのは嬉しいことです。
 なら燈花会の時は、この壁に蝋燭の灯が反射して幻想的な影を写します。
 今朝はこの土塀付近で鹿の姿をみませんでしたが、「鹿と土塀」の風景も
 なかなかいいものですよ。




 荒池園地は、春は桜、秋は紅葉見物にこられてもいい場所ですよ。
 崩れかっかった土塀に頬づりしに一度お越しください。
 そして土塀の魅力にはまりまり、きっと好きになる場所ですよ。

 骨組のない土塀の造り方
 このような土塀(築地塀)を造るには、両側に板で作った型枠を当て、その間に
 壁土を厚さ数センチずつ敷き込みながら棒で突き固めると言う作業を繰り返す。
 型枠を外すと完成で、その表面には層状の横縞模様が残る。

 現在法隆寺の東大門横の土塀を作り変えていますが、棒で突き固める作業の
 音がどんどんと聞こえてきます。このような古式方法で造られています。

 本日の練習
 国際千葉駅伝を見終わってから、サイクルロード走をする。
 神戸女子ハーフまであと2日。ちゃんと走れるか心配です。
 4往復 6km 11月累計 90km
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奥山に紅葉ふみわけ・・② 大乗院庭園

2007年11月22日 23時29分00秒 | 紅葉を追って
       本日(11月22日)お蔭さまで、     

 ブログ「冬青(そよご)風」も3周年を迎えました。
 3年間でUPした記事数も1200を数え、ここ1年ほどは日々閲覧記事数も
 350~500、訪問者(IP数)もコンスタントに150人前後訪問して頂き
 感謝しています。これからも出来るだけ「ほぼ日」アップを心がけますので
 応援宜しくお願いいたします。

     大乗院庭園文化園
 



 大乗院庭園の手前の曲がり角に「今昔ひだまり」と題した彫刻があります。
 曲がり角に昨年10月造られた像で、子供達は石に乗って遊んでるいます。
 ならまちの交通量の多い一角ですが、ほっとさせられる広場です。
 


 「名勝大乗院庭園文化館」を囲むように「楽人長屋の土塀」があります。
 看板の説明ではその昔、南都の雅楽の演奏者が練習をする時に音が外に
 漏れず、また雑音が入らない様になっていて、今でいう防音壁のようです。



 「名勝大乗院庭園文化館」です。歴史的文化遺産に親しむ施設として、観光客・
 市民に開放されています。 入館料が無料なのが嬉しいですね。
 


 興福寺の門跡寺院だった大乗院の庭園です。
 中島にかかる反り橋の朱が鮮やかです。池に映る姿も目をひきます。
 庭園内には入れませんが、靴を脱いで濡れ縁から庭園を望めます。
 庭園の左側の二本杉の向こう側は、発掘調査も終わり池を復元整備している。
     
      

      大乗院は興福寺の別当も勤めた門跡寺院です。
      庭園は室町時代中期に善阿弥によって、手が加えられた名園で、
      国の名勝にも指定されている。
      池の島に一本の百日紅の古木が、この庭園の目玉だそうで夏場には
      是非訪ねて来てくださいと、館長さんより勧められました。
      池には鴨や鷺が泳いでいる姿も確認できました。




 1階は資料室、ロビー、そして茶室、和室が設けられていています。
 観光客も部屋に上がってゆっくり休憩できます。丸窓からの眺めも乙ですよ。



 資料展示室には大乗院の古図や古文書等の貴重な資料が展示されています。
 絵図に基づいてジオラマもあり、館長さんが奈良時代からの歴史背景などを
 説明してくれました。明治の廃仏毀釈で大乗院も壊されたそうです。
 大乗院は元々は興福寺の、現在の県庁の場所にあり、治承の戦乱(1180年)
 で焼失した後、元興寺の禅定院のあった当地に移った。
 
        

     2階には大部屋があり、廊下はギャラリーとしてイベントなどに
     使われています。階段には庚申さんの魔よけのお猿さんも。



 2階からの眺めです。階下で見るよりもぐっと視界が広がります。
 奈良ホテルの屋根も見えます。ジオラマであった森の部分がそうです。
 昔はずいぶん広い敷地を持っていたのですね。 

 ゆっくり館長さんの説明などお聞きして、結局1時間ほどすごしました。
 これから荒池から高畑に向かい、春日山遊歩道へと走っていきます。
               (また明日詳しくアップします)

 本日の練習
 第二阪奈まで少しスピード走をする。 
 13km 1時間15分。 11月累計 84km
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奥山に 紅葉ふみわけ ・・① ラン&ウォーク 

2007年11月21日 22時36分58秒 | 紅葉を追って


 奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき  猿丸太夫の句

 今日は春日奥山に紅葉を求めて走ってきました。
 ならまちを抜けて、大乗院庭園でのんびり一服。
 明日大乗院庭園はたっぷりアップします。



 大乗院庭園から少しバックして荒池より鷺池にて紅葉探索。
 荒池より望む興福寺五重塔。荒池の紅葉もまだまだでした。



 高畑にでて春日山遊歩道に向かう。
 ダート道を走るが、なかなか紅葉に出会えず、まだまだ青葉ばかり。
 首切地蔵(地獄谷遊地)でバナナを食べて一服。じっとしていると冷え込む。
 当初は峠の茶屋まで行き、帰路は若草山に入山し二月堂への予定だったが、
 大乗院庭園で時間を取りすぎたので予定を変更して、滝坂の道より下る。



 春日大社奥の院道より、春日大社にまわり若草山に出る。
 楽しみにしていた水谷茶屋の紅葉もまだ五分程度。
 12時過ぎだったので、持参の栗ドラ焼きと暖かい珈琲で腹やしないを。
 


 二月堂の回廊でゆっくりして、大仏殿に向かう。
 大仏通りの坂道です。中性院の土塀を飛び越えた楓が注目の的。



 東大寺講堂跡広場より正倉院へ。このあたりは銀杏大樹の黄葉が見事です。
 大仏池からの黄葉、紅葉です。大仏殿の甍が中央に少し見えます。
 戒壇院に寄り道をして、興福寺に戻って来た時は、2時半になっていた。



 本日の仕上げはやっぱり「釜めし志津香」の七種釜めし、蟹です。
 時間も昼食時を大幅に過ぎていたので、待ち時間なしで入店できました。
 お腹も空き空きでしたので、いつも以上に美味しかったです。
 今日1日「奥山に 紅葉ふみわけ・・」たのですが、紅葉はまだまだでした。
 この分だと11月末ころが見頃になるのではないでしょうか?

 昨年の11月末に同じようなコースで、奥山巡りをしています。
  奥山に紅葉ふみわけ、低山歩き      

 昨年の11月13日 奈良公園紅葉めぐり      

 明日から本日巡ったコースを3回ほどに分けて詳しくアップしていきます。
 今日はさしずめ、ダイジェスト版としてご覧ください。

 本日の練習
 奥山紅葉ラン&ウォーク ラン7km ウォーク10km
 11月累計 71km
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