冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

ガスのなかの伯母ヶ峰

2006年08月07日 21時50分53秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
台風が3つも発生しました。明日午後7号が近畿地方を直撃との予報。
その影響か夕方より涼しい風が、堤防より吹いてきています。
ひさしぶりので、酷暑が和らぐ程度の台風だといいのだが、、
大災害にならないようにお願いしたいもんです。



       ガスのなかの伯母ヶ峰

山で迎える朝(和佐又ヒュッテ)は清清しい。草原には冷気が満ちている。
今日は車で伯母ヶ峰園地へ移動しての、伯母ヶ峰登山なので朝もゆっくり。
大台ヶ原ドライブウェイの伯母峰園地へ車をデポして、伯母ヶ峰までは
往復3時間ほどの軽めの山行2日目です。昨日9時間も歩いたので丁度
いい行程です。なによりも帰りにはお楽しみの温泉付きなのが嬉しい。

伯母ヶ峰登山口はいきなりの長い木の梯子階段です。
梯子は結構長く上まで続いている。少し横道を歩くと、また梯子が現れ
下っていくと関電の施設がありそこよりいよいよ上り始める。



あまり人が歩いていない山なのか、踏みあともない少し荒れた道でした。
以前登った薊岳の上りを思い出す。直登する感じで高度を上げていく。
風が吹かないので、ガスがますます濃いくなり、見通しまったく効かず。

見上げれば頂までは、真直ぐの道らしき筋が見えぞっとしていたら、
途中より巻き道がありほっとする。やっと直登が終わり尾根道になる。
途中の暗部で登山道確認のため10分ほど休憩する。


笹の藪こぎや、潅木の蔽い茂る道を進むと、途中に大きな熊の捕獲檻に出会う。
やはりこの辺にも熊が出没しているのでしょうね。背筋が
伯母峰中継局を過ぎて、もう一度背の低い笹を掻き分けて登りきると頂上に。
1267mの三等三角点にタッチ。あたりは相変わらず薄い霧の中でした。
後続のJACメンバーが遅れていたので、千日山渉会だけで集合写真を撮る。



山頂は木々に囲まれ展望が望めないので、早々に下山する。
やはり下りは早い。上り1時間半。下り1時間足らずの山行でした。
下るにしたがってガスも晴れ、伯母ヶ峰園地に戻ると快晴でした。
11時過ぎでしたが、コーヒーを沸かして昼軽食となった。

このあと車5台で入之波温泉五色湯に移動して、2日間の山行の
疲れをしっかり慰労しました。山帰りの温泉は何よりのご馳走でした。


本日の練習

夕方5時半よりサイクルロードを走る。西日が相変わらずきついが
台風の影響か風があり、往路は風に包まれ気分がいいが、復路は
風がなく蒸し風呂状態でした。6周予定だったが、5周目に入り
猛烈な空腹と、喉の渇きに途中で断念する。 4往復 6km。

本日の練習 6.0km 8月累計 28km 
         6~8月累計 391.0km


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無双洞へ下る

2006年08月06日 19時57分32秒 | 大峰奥駈道・熊野古道

 
 いや~暑い日々が続きますね。ちょっと暑すぎと叫びたいです。
 今週はずっ自宅で休養していますが、午後からはクーラーがすっかりお友達に
 今日より真夏の甲子園の熱戦が始まりました。開幕戦は我が故郷高知が初戦出場。
 久しぶりの高知商業の出場に郷土魂が沸きあがります。
 北海道・白樺学園を打撃戦の末なんとか初戦を勝利しました。
 序盤からリードされていただけに、もんでした。
 夏、9年ぶりの初戦突破は、あの藤川球児以来のできごとです。

 無双洞の河原の涼しいマイナスイオンをもう一度浴びに行きたいです。

 今日は大普賢岳登山 その2 厳しい無双洞下り、登りの報告です。


       

 分岐には、3年前には見なかった大きな立派な方向案内碑が建てられていた。
 奥駈道とはここでお別れ。直進すれば行者還岳を経て弥山・八経ヶ岳へと。




 七曜岳から大峰・奥駈道と分かれて、無双洞への長い急な下りに向かいます。
 無双洞までは、標高差で500mほど降りる。
 最初は緩やかだった道は、やがて急な下りとなる。

 無数の木の根が地表を這う中を慎重に下るが、急坂すぎて指を詰めだし泣きがはいる。
 途中何度か梯子や鉄階段、鎖のお世話になりながら、黙々と下っていく。
 時折、パーティーの誰かが滑って尻餅をつくのであろう、森に悲鳴も飛び交う。
 下るにしたがって自然林から、杉林になりあたりは薄暗くなる。
 やっと、下の方からせせらぎの音が聞こえ出し、河原が見えだした。

      

 水の音がだんだん大きくなり、やっと沢に降りつきました。ここに無双洞があります。
 さっそくザックを下ろして、無双洞を探すが何処にも洞などありません。
 リーダーにお聞きすると、小さな梯子が岩盤に渡されその先に小さな洞窟が見える。
 なんと、それが無双洞とのこと。名前からしてもっと大きな洞窟を想像していたので、
 がっかりしました。
 一人潜れるぐらいの小さな洞ですが、入口から100m奥まで探検できるそうです。
 洞窟奥から湧き出る豊富な地下水をすくって飲むと、冷たくてとても美味かった。

                


 休憩後、今度は底なし井戸までの、一気の登りがまっています。
 水簾の滝を横目に登りはじめるが、道はザザザァーと足元が沢の方へズレ少し恐ろしい。


        
             

  またまた鉄梯子に鎖場、木の根の張り出した急激な長い上り、ほとんど直登岩登り。
 一旦沢に出て渡る。枯れていて水量がないのでほっとするが、すぐ本日一番の難関、
 岩登りが待っていた。 一気に50メートル以上岩壁を攀じ登る。
 疲れた身体を何度も何度も岩場に持ち上げる。かなりしんどい足運びの連続。

 急な登りはやっと底無し井戸で終わった。深い穴になっている井戸を覗く元気はなし。
 難所をクリヤーして気の緩みか、和佐又までのダラダラと続く道のりの長いこと。
 右手に和佐又山が現われて、やっと長い平坦な道が終わった。
 朝分かれた和佐又のコルに戻って来た。あと15分でヒュッテだ。やれやれ。




 和佐又ヒュッテの付近の広場にはキャンパーたちのテントの数が増えていた。
 あたりからバーベキューのいい匂いが、空腹に応える。時間もすでに6時だ。
 
 大部屋に荷物を置き、順番にお風呂に入る。
 この広い部屋にはほとんど私たちのパーティだけでした。
 7時からの遅い夕食になったが、皆さん長時間の厳しい山行を無事終えて、
 大満足の宴会が始まった。

 今日の厳しい長時間歩行は、夏合宿の穂高山行の絶好の予行演習にもなった。


本日の練習

今日も最高気温更新の36℃。夕方熱風の治まるのを待って練習に出る。
民俗公園までの1時間走です。スピードがでないのでゆっくり走になる。


本日の練習 10.0km 8月累計 22km 
         6~8月累計 385.0km



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和佐又~大普賢岳~七曜岳

2006年08月05日 23時19分52秒 | 大峰奥駈道・熊野古道


 29、30日2日間に渡り、大峰の大普賢岳と、大台の伯母が峰を歩いてきました。
 29日は和佐又ヒュッテより、小普賢岳、大普賢岳、七曜岳をへて、一気の下りで、
 無双洞まで、再び険しい登りで和佐又ヒュッテに、夕暮れ近い時刻に帰りつきました。
 2パーティー21人で、朝9時から夕方6時まで鎖場、鉄梯子、岩登りと厳しい山行で、
 実に9時間もたっぷり歩いてきました。

 翌30日には大台・伯母が峰登山口まで車で移動して、そこから山頂までピストン。
 2時間半ほどの山行のあと、入之波温泉 五色湯で足腰の慰労をしてきました。

  今日はその1 和佐又ヒュッテより大普賢岳、七曜岳までの報告です。


      

 和佐又ヒュッテよりなだらか道を20分ほど歩くと、和佐又のコルに着く。
 分岐を左に入ると、無双洞方面に行く。帰路は無双洞よりこの道を歩いてくる。
 大普賢岳への本線はまっすぐ登っていく。「笙ノ窟」までは高度を250mめで上げる。

   
 足場はまわりは悪く、細い道でハシゴや鎖場を登っていく。
 大きな屏風状に岩場が見え出すと、そこは朝日窟でした。

     
   
      10分ほど進むと62番靡き「笙ノ窟」です。
      行者さんはここにこもって修行をされる。
      ここには岩場より流れる霊水があり、水場にもなっている。
      1昨年大峰奥駈で山上ヶ岳より下って「笙ノ窟」に初めて
      来た時、凄く神聖な洞窟に圧倒された記憶があります。

   

 いよいよ小普賢岳、大普賢岳への、きつい正念場の上りが始まります。 石の鼻よりの景色
 日本岳、石の鼻と続く岩場をよじ登たり、鎖を使ったりして身体を持ち上げる。

       

       空が明るくなり、澄んだ空に雲が走り、風も涼しく、山々景色に心も躍ります。
       前回小普賢岳の山頂に登らず、そのまま和佐又に降りたので、
       今回は奥駈道より10分ほどの山頂を目指しました。
       山頂への道は木の根道なので、すいすいのぼれたが、展望まったくなし。


 

 いよいよ大普賢岳です、急な登りに鉄梯子があるので、楽に高度を稼げる。
 大普賢岳直下のジグザクを登っていると、いつの間にか眼下に先ほど登ってきた
 小普賢岳が可愛い姿を見せていた。

     

 11時45分標高1780mの大普賢岳到着しました。
 ゆっくりお昼のお弁当を広げる、この山々が何よりのご馳走です。




 大普賢岳からの眺望は抜群で、絶好の山日和。空気も澄み、吹く風も爽やかで、
 遠くの山並みまで望めた。山のベテランでもこのような日は珍しいとのこと。
 2年間に渡って歩いた大峰・奥駈道の山塊が手に取るように見渡せた。
 遠く金剛・葛城山などもはっきり見えたのには驚きでした。

  このパノラマ写真は、一緒に歩いたJACの中島隆さんより提供していただきました。



 食後、大普賢岳から水太覗までは、腹ごなしに丁度いい大峰奥駈道を歩く。
 笹原の気分のいい道が続きます。大普賢岳、小普賢岳も左手に見えます。
 「水太覗」(みずたののぞき)からの景色も抜群です。
 覗きと命名されているだけに、写真を写しているすぐ足元は断崖絶壁です。

 冒頭の写真は 「水太覗」の風景です。


         手前より、歩いてきた大普賢岳、小普賢岳、日本岳が連なる

 水太覗から七曜岳までは、大峰奥駈道らしい修行の厳しい道の連続です。
 弥勒岳(61番靡き)、サツマコロビ、国見岳、稚児泊(60番靡き)、
 七ツ池をへてやっと七曜岳へ着きます。

 途中サツマコロビの鎖場の急な下り、一歩、一歩慎重に歩を歩運ぶ。
 稚児泊からの風景もすばらしい。最後に梯子や鎖に導かれやっと七曜岳に着く。
 頂上は狭い岩場。頂上より大、小普賢岳がくっきりと見渡せる。
 少し休憩をしていよいよ無双洞に下る。

 明日は無双洞より和佐又ヒュッテをご報告します。

和佐又・大普賢岳周辺地図


本日の練習

朝用事があり走れなかったので、夕方走る予定で日が陰るのを待っていたら
いつのまにか2時間ほどぐっすり寝てしまっていた。
夕食後1時間ほどしてから、8時半よりサイクルロードにでる。
いつもでしたらこの時間帯人が居らないのだが、堤防には夕涼みの人がいっぱい。
北の空がぽんぽんという音で明るくなった。花火でした。今晩は市の花火大会でした。

打ち上げ花火を見ながらの、楽しいランになりました。 4往復6km


本日の練習 6.0km 8月累計 12km 
         6~8月累計 375.0km


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大普賢岳の雲

2006年08月04日 22時37分22秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
今朝4日ぶりに練習が再開できました。
とても新鮮な気分で、足も軽く調子がよかったが、
今日はとにかく足慣らしと肝に銘じて、無理をせず
サイクルロードを4往復6kmで切り上げました。

夜は、千日山渉会の夏季合宿の最終打ち合わせで
出かけていまして、さきほど帰宅しました。
いいいよ、2週間後に穂高山行が迫ってきました。
昨年の槍ヶ岳のように悪天候にだけにならぬようします。


結局今日もばたばたして、大普賢岳がアップできませんでした。
大普賢岳の上空を流れる雲と、大峰の山々をごらんください。

       

      



        稲村ヶ岳~山上ヶ岳の向こうに金剛葛城山が (写真提供:中島隆さん)



       






     




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釈迦ヶ岳から大日岳へ 2

2006年06月17日 20時00分39秒 | 大峰奥駈道・熊野古道


 釈迦ヶ岳の山頂で花を見に行ったグループを待つ間、20分ほどゆっくりする。
 花より団子組は小腹もへりお菓子の交換などでして、風景を楽しみながら待つ。
 12時過ぎ山頂を出発していよいよ大日岳へ。道中にアカヤシオの花が迎えてくれる。



 朝歩いてきた釈迦ヶ岳への長い稜線も手にとるように見えている。
 第1ピーク、古田の森、少し低くなった千丈平など、歩いた距離が確認出来る。

       

       深仙灌頂堂への下りは、滑りやすい石などあり膝を痛めそうな急道です。
       小屋の向こうに大日岳の大きな急峻な岩場がみえます。
       岩場登りで山頂に向かうパーティを見ながら、残していた昼食を食べる。

           

           大日岳は前回の大峯・奥駈道の時は、山頂には登らず
           麓を巻いて太古の辻に向かっただけに、今回の登頂は
           楽しみにしていた。

           山頂へは修行の岩場である鎖場からは登らず、安全な
           枝道の細い岩場を根っこを掴みながら競りあがっていく。
           狭い山頂部に大日如来さんが、登山者の安全を祈って
           くれています。今日の登山の安全をお祈りしました。
           ここも靡き(35番なびき)で木札が沢山置かれていた。



       大日岳からの大展墓です。左隅に休憩した深仙灌頂堂。中央に釈迦ヶ岳。
       深仙谷には五百羅漢岩の石柱群も望めます。紅葉の頃は綺麗でしょうね。
       因みに深仙の宿(38番靡き)は大峯山脈の中心部で、曼荼羅界の胎蔵界と
       金剛界の中台といわれ、この先太古の辻より南奥駈道になる。



   大日岳より下山途中、鎖場の岩場に寄り道をする。60mといわれている岩場には太い鎖が
   1本ぶら下がっている。大きな平らな岩だが、割と登りやすく途中まではすいすい登っていける。
   さすが頂上直下は垂直な岩場がそびえ、競りあがっていくには力がいりそうでした。

   下では仲間の皆さんが心配そうに見上げていたので、万が一のことも考え途中で引き返す。
   次回は奥駈修行で歩く機会があれば、山伏さんの指導のもとで登ってみたいものです。

      

      帰りは深仙ノ宿から捲き道を千丈平へ向かいました。
      捲き道は山肌にへばりつくような細い道で、途中このような
      楽しい丸太橋もあります。下は砂走りみたいな谷間です。



 夕暮れ時千丈平で野生の親子鹿3匹と遭遇、雄鹿は皆が移動するまで首をのばして警戒していた。
 やがて深い森の中に消える。鹿を驚かせないようジッと見守った。得がたい緊張感を味わいました。

 このようなサプライズもあり、大峯の山々はほんとうに素晴らしい自然がいっぱいです。
 次回7月29日30日は和佐又ヒュッテをベースにして大普賢岳や伯母が峰など歩きます。
 奥深い大峯山系の山歩きは、やはり山登りをしたと充実した気分を味わえるのはいいですね。

本日の練習

10時より民俗公園へ走りに行く。うす曇だったのでこの時間帯でも走りやすかった。
今日は朝より散髪屋に。恒例の夏スタイルの頭に。丸坊主に近いので夏場の走りで
汗をかいても直ぐに水洗いできるのでとても気分がいいです。
ただ汗が直ぐに目に入ってくるので、汗押さえのバンダナが手放せません
公園の花菖蒲は満開でした。またアップします。

本日の練習 10km 6月累計 96.5km 


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釈迦ヶ岳から大日岳へ 1

2006年06月16日 22時00分59秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
  

山行記録はいつもだと2,3日後にはアップしているのだが、
今回の5月28日に登った釈迦ヶ岳・大日岳のアップは、体調不調も
ありずるずる遅れた。やはり帰ってきてすぐにアップしたいものです。

千日山渉会の5月例会で、21人のパーティで歩いてきました。    
早朝奈良を6時出発。3時間かけて旭登山口へ。9時よりスタート。
今回は21名のパーティで、旭ダムより不動小屋谷林道をぐんぐん登って
終点の峠登山口より歩き始めました。



心配していた昨日の雨も上がり、上り口の笹道のあいだに、石楠花が少し
顔みせしていた。可憐な白い花のシロヤシオもなかなか見ごろでした。

    

   最初の1435mのピークまでは、登りだがそれほどのきつさは感ぜず。
   小屋谷分岐(1645m)までは自然林やバイケイソウのなどもあり、
   のんびり皆と話しながら登っていく。

   古田の森の手前で11時前でしたが、早朝郡山を出てきたので軽く昼食に
   する。残した分釈迦ヶ岳の頂上することにする。

   

   古田の森より千丈平あたりより、釈迦ヶ岳登頂のあと稜線伝いに登る
   鋭鋒大日岳の勇姿がだんだん大きく姿を現す。
   最初は上の方に望めていた大日岳は、釈迦ヶ岳へ高度を上げるに
   つれ対等になり、やがて下方に見え出した。

     
        

   昨年大峯奥駈縦走の時は、弥山、八経の方から釈迦ヶ岳の山頂を極めた。
   その時はコルからの一気の登りはとてもきつかったが、今回の旭ダム経由の
   登山道はずいぶん楽な登りでした。

   山頂の釈迦如来像にも再度拝顔することができ、感激しました。
   しかし、この釈迦像を一人の強力さんが運んできた、精神力には驚嘆します。

   (明日、大日岳編をアップします)

本日の練習

帰宅後またサイクルロードを夕方ラン。 3往復 4.5km
昼間蒸し暑かったが、夕方は涼しく走れた。

本日の練習 4.5km 6月累計 86.5km 


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熊野古道・小辺路を歩く6(果無集落~八木尾)

2006年04月26日 23時38分32秒 | 大峰奥駈道・熊野古道

        果無登山口より果無峠を越して八木尾バス停       (鳥瞰図提供:JAC会員の中島 隆さん)


     
                                     (写真提供:JAC会員の中島 隆さん)

      夜中の激しい雨も明け方には小雨になっていた。
      雨の様子を見るため、出発時間を1時間遅らせて8時半出発。
      今日歩く果無越えは、果無峠までは昨年3月末に歩いている。

      何処までも果てし無く(果無縦走その1)
      峠の観音さん(果無縦走その2)
      遥か望む弥山・釈迦ヶ岳(果無縦走その3)

      雨も霧雨になり、旅館の前の川面も鏡のように静まっている。
      雨上がりの山にも霧がかかりだし、とてもいい風景だ。

      旅館の前からチャーターバスで果無集落にある果無登山口までスルー。



 今日のコース上には西国札所の観音石仏が、歩く人を優しく迎えてくれる信仰の道です。
 心配していた雨も、歩きだして30分ほどで降りやみ、道もそれほどぬかるむことなく気分よく
 登っていけた。ただ展望は霧やもやで楽しみにしていた弥山・釈迦ヶ岳が望めず。

       

       果無観音堂に10時到着。各自お参りをすませ休憩する。
       立派なお堂で手入れされ地元の人の信仰の篤さを感じる。



   果無峠に到着。シェルパティーで紅茶タイム。雨で地面が濡れているので立ったまま。
   昨年果無山脈を冷水山より縦走してきて、峠に着いた感動を思い出す。


        
        果無峠の広場には17番六波羅蜜寺の石仏が祀られている。



峠より熊野本宮までは下り道、ドンドン下りだすと気温も上がり霧が出だす。
 ふ~んなかなかいい雰囲気になってくる。

         

         昼食後、七色分岐あたりより石畳の道を下る。
         石は雨に濡れているので、滑らぬように注意しながら歩く。
         ますます、よさげな道に いいぞ小辺路


         

         熊野川も眼下に望めだし、八木尾の集落に13:45到着。

         今回も本来は熊野本宮まで歩く予定でしたが、昨年大峰奥駈道、
         熊野古道・中辺路、大雲取り・小雲取り越えの古道歩きで3度も
         本宮にお参りしているので取りやめて、帰路再び十津川温泉
         「昴の里」にて入浴をして帰ってきました。

         2ケ月に渡って歩いた小辺路は、それほどきつい道ではなく
         高野山から本宮まで変化に富んだ、興味深い信仰の道でした。


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熊野古道・小辺路を歩く5 (三浦口より西中)

2006年04月25日 23時45分56秒 | 大峰奥駈道・熊野古道


          三浦口より三浦峠を越して西中バス停       (鳥瞰図提供:JAC会員の中島 隆さん)



日本山岳会関西支部の記念行事「紀伊山地の参詣道シリーズ」を歩くシリーズで、
先月と、今月で小辺路をJACの皆さんと一緒に歩かさせてもらいました。
これまでも,吉野大峰奥駈道,大雲取越・小雲取越え,中辺路,果無山脈など
紀伊山地のロングな参詣道を歩きました。(残念ながら,昨年末の伊勢路は欠席)
また秋には再び「参詣道シリーズ」で伊勢路、大辺路など歩けそうなので楽しみです。




4月22日近鉄八木駅(8時)よりバスをチャーターして、三浦口(10時半)へ。
三浦峠登山口に架かる趣きのある鉄製のつり橋・船渡橋を渡ってスタート。
つり橋は70mほどあり、見た目頑丈そうですが結構揺れました。



橋を渡り終えたらいきなり看板が! 「いまから がんばれ」元気をもらえる文字だ。
五百瀬小学校のみなさんありがとうね。ぜよ。小辺路には石碑の道標が。



本日の参加者20名。三浦口の標高300m、三浦峠(休憩所)の標高1060m。
杉木立のなだらかな道だが、なかなかしつこい登り。「峠」という名称にだまされる。

          
           峠の途中に出会った吉村家跡の妖怪ぽい杉の大木。人が小さく見える。
           


山ツツジもピンクの衣を着て、登山者を楽しませてくれる。
登っても上っても、展望が開けない山道。時間も12時40分を回ったので昼食に。



昼食後、休憩もそこそこに出発。やっとあたりも明るくなりだし峠の頂上へ。
そこには立派な新しい休憩所が
あと15分頑張って登れば、ここでゆっくり座って昼食ができたのに。



峠からだらだらと下っていく。30分ほど下ると左手に展望が開け今西集落が見える。
昨日のブログ巻頭の写真のように、今西集落の山桜と新緑がとても綺麗でした。

矢倉観音堂に到着に3時に到着。
堂内には享保10年の銘のある舟形石仏や石造観音座像が祀られている。



半跏像の観音さんのお顔はうっすら笑みを浮かべて、はなかなか魅力的でした。



やっと里の近くに下ってくると、思いがけなくもシャガの群生の歓迎を受ける。



15時30分、里に到着。道路脇の一軒家の満開の八重桜がお出迎え。  (写真提供:中島隆さん)

        
         民家の庭坂には思いがけずも石楠花まで見せてもらう。
         まだ五分咲き程度だが、やはりこの辺は暖かいのかな。

         西中バス停まで下り、迎えのバスで十津川温泉・松の家へ。
         本日は12kmほどの走行距離でしたので、ゆっくりとした歩きだった。

          明日は果無口より八木尾までをアップします。
 中島隆さん今回も鳥瞰図と写真を使用させていただき有難うございます。(感謝合掌)
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熊野古道・小辺路歩き(三浦峠・果無峠)

2006年04月24日 23時43分40秒 | 大峰奥駈道・熊野古道
 今日小辺路の山行記をアップ予定でしたが、用事ができさきほど帰って着ました。
           取り急ぎ小辺路の雰囲気でも味わっていただこうと峠道をアップしました。
           明日より詳しいご報告ができるようにいたします。



             1日目 三浦峠越え  今西集落方面の山桜と新緑



        1日目 三浦峠越え 小辺路道

            

                      2日目 果無峠越え 西国25番清水寺観音像



                      2日目 果無峠越え  七色分岐の観音像と石畳




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熊野古道・小辺路ほぼ踏破

2006年04月23日 22時02分29秒 | 大峰奥駈道・熊野古道


3月25日、26日の小辺路前半歩きに続いて、
今月22日、23日小辺路後半を歩いてきました。
地図にあるように、高野山より本宮手前現在地と
記されている八木尾までの区間約70kmほどです。

今回も本来は熊野本宮まで歩く予定でしたが、昨年大峰奥駈道、
熊野古道・中辺路、大雲取り・小雲取り越えの古道歩きで3度も
本宮にお参りしているので取りやめて、帰路再び十津川温泉
「昴の里」にて入浴をして帰ってきました。

        

昨日今日と携帯で現地より初モブログに挑戦ました。
帰ってきてブログを開くと、一応発信出来ていました。
やれやれ、ほっと一安心です。

昨日は山が深かったのか、山中では圏外で送信が出来なかったが、
今日は山の中でも携帯のアンテナが立っていたので、発信できた。

また明日より詳しい古道歩きを報告いたします。

 小辺路前半のブログ

熊野古道・小辺路を歩く1(高野山より大滝集落
熊野古道・小辺路を歩く2(大滝より大股
熊野古道・小辺路を歩く3(大股より伯母子岳山頂
熊野古道・小辺路を歩く4(伯母子岳より三浦口
コメント
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