冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

発掘調査中・中宮寺遺跡

2008年11月30日 13時41分21秒 | 斑鳩の里
 昨晩の曼陀羅での遍路オフ会は30人ほど集まり大盛況でした。
 掬水へんろ館の談話室に書き込まれている方々も、たくさん曼陀羅デビューされ
 ハンドルネームが飛び交い、和やかなオフ会でした。
 久し振りにおかだとよいちさんや、誠くんにも出会い嬉しかったです。

 とよいちさんは、来春3月29日~5月31日まで長期に渡り、3分割で徳島~
 高野山までの遍路絵展を、神戸・板宿のすま障害者地域生活支援センターにある
 「まちかどギャラリー」で開催されます。来春また楽しみができました。
     
       



 今朝も練習で斑鳩の里を走っていたのですが、中宮寺跡の辺りがやけにすっきり
 していたので、近づいて見ると金堂跡には基壇や礎石を蔽っていた雑木林が、
 綺麗に刈り取られて、現在塔及び金堂跡土壇の発掘調査をされていた。
 調査員に尋ねてみると、夏ごろから調査が始まったようです。



 以前の中宮寺跡の風景です。 以前の面影まったくなく
 中宮寺跡から法隆寺から10分ほど東の興留にあります。
 現在の中宮寺は法隆寺東院に間借りしているように小さな伽藍ですが、聖徳太子
 が母の穴穂部間人皇后の宮室を寺院にし、規模も大きかったようです。
 


 説明盤によると、昭和63年以降何度か発掘調査が行われたが、遺跡の保存状態
 はあまり良好ではないが、塔及び金堂跡を確認する。
 塔の基壇は一辺約13.5m、塔の一辺は6.8mと判明。基壇中央には約2.
 5mの地下に花崗岩製の塔心礎石が残存する。出土瓦から飛鳥から室町まで
 存続したと推定される。伽藍は四天王寺式伽藍配置と判明 する。

 これからも時々足を運んで、進行状況を調べて見たく思っています。
 
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晩秋・法輪寺三景

2008年11月29日 11時33分28秒 | 斑鳩の里


 午後より大阪に出かけるので、朝のうち法起寺から法輪寺の辺りを走ってきた。
 柿畑の富有柿は収穫されていたが、残り柿が小鳥たちのため残されていた。

   

   法輪寺門前の生垣の山茶花です。白い山茶花が青空に鮮やかです。



 高台にある斑鳩田命池へ行く途中の坂道より、ススキ越しの法輪寺の塔です。

 今晩は西宮にある曼陀羅にお遍路さんが集まり、オフ会をしますので取り急ぎ
 晩秋の法輪寺の三重塔風景をアップして出かけます。

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意外な紅葉の穴場・奈良県文化会館前

2008年11月28日 11時17分55秒 | 紅葉を追って


 昨日水谷茶屋の紅葉をお伝えしましたが、今日は県文化会館へのアプローチで
 ある散策道の紅葉を見てください。
 県文化会館は奈良公園を挟んで、県庁の近くにあります。
 玄関までは広い公園風の庭になっていて、雑木林に囲まれています。
 いい雰囲気の散策道です。奈良公園と違い静かな紅葉スポットです。





 娘や息子が小学生の頃、この文化会館の図書室には月2,3度通っていました。
 図書館の帰りには、奈良公園で遊んだ思い出の場所でもあります。
 雑木林の紅葉もこれからは、見ごたえある風景になって行くと思います。



 県庁の屋上庭園にも上ってきました。
 今日は生憎霞がかっていてちょっと残念でした。
 春日山もまだ錦織り成すほどではなかったが、12月に入ったら原始林ランを
 してきますので、紅葉真っ盛りの情報をお届けします。

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奈良公園・水谷茶屋の紅葉

2008年11月27日 15時09分56秒 | 紅葉を追って


 一昨日anikobeさんより水谷茶屋に行って来たけれど、まだ少し色づきは悪いと
 のお話しだったので、12月に入ってから春日奥山巡りの帰りに水谷茶屋へと
 と計画を立てていた。が、県立情報図書館に取り寄せていた資料が出来たとの
 電話があり情報館に立ち寄ったついでに、奈良公園まで足を延ばしてきました。
 県立文化会館、県庁屋上庭園、奈良公園・水谷茶屋と駆け足で巡ってきた。
 取り急ぎ、水谷茶屋の紅葉報告だけアップしました。



 1枚目の写真では光線の加減で紅葉が黄色く見えていますが、2枚目の写真の
 ように、八分かた色づいていました。
 水谷茶屋の紅葉は思ったより、色鮮やかに目を楽しませてくれました。
 水谷茶屋は日曜頃が見頃かと思いますので、ぜひ訪れてください。



 茶店横の水谷橋です。10日前に来た時よりは紅葉が進んでいる。



 橋の上の楓はまだ薄緑ですが、初旬頃には紅葉するのではないでしょうか?
 ここが紅葉すると、茶屋を挟んで見事な紅葉風景になります。
 私の一押しの奈良公園紅葉スポットです。ここから春日山原始林、柳生街道
 方面に晩秋の彩りを求めて散策するのもいいかとおもいます。

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小春(猫)日和のアキ

2008年11月26日 22時26分49秒 | 猫のいる風景


 朝から風もなく、ぽかぽかした陽気です。
 今日は40日ぶりの、アキの登場です。



 明日から雨との予報なので、ベランダで布団干しをと用意していると
 アキも出てきてひととき毛繕いをすませ、陽射しに目を細目ウトウト。



 布団一式をベランダに干し終わったあと、アキを部屋にいれる。
 いつもだと、ふかふか布団の上で寝るのだが、ベットは裸のマットレスだけの
 状態なので、うろうろ落ち着きをなくしていた。
 私のセーターを敷いてやると、さっそくセーターに座りこみ踏み踏みをする。



 ベットの上にも陽射しが差し込み、いつのまにかうつら・・うつら・・。



 私の匂いのついたセーターに安心したのか、とうとうまんまるくなり爆睡。
 小春日和を満喫したアキの1日でした。
 
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修復が終わった法隆寺西院大垣築地塀

2008年11月25日 22時47分20秒 | 斑鳩の里


 昨日は平坦な神戸繁華街コースの神戸全日本女子ハーフ、先週は海岸線の起伏の
 激しいドライブウェイの黒潮マラソンと、2週連続でハーフマラソンを走ったのですが、
 先週は2日ほどきっちり筋肉痛になり練習も休んだのですが、今回はまったく
 足に痛みもなく普通に歩けたので、軽く斑鳩方面に練習にでる。

 いつもだと法隆寺には裏山コースで、西里、藤ノ木古墳にでて帰路法隆寺の
 境内に入るのだが、今日は天満池から東大門に向かった。
 すると、西院大垣土塀がすっかりすっき綺麗に化粧直しが終わっていた。 
 よく見ていただくと壁の色が違いが分かると思います。修復した部分は写真の
 手前半分です。奥半分は以前の壁です。修復には1年半ほどかかっていた。



 このざらざらとした荒壁みたいですが、これで完成です。
 この土塀は重要文化財ですから、土壁や基礎部分を作るために、古代から用い
 られてきた版築(はんちく)方法で固められた壁です。

 この土塀も風雪にさらされて、数十年すると味のある姿になるのでしょう。
 法隆寺西院伽藍を取り囲む築地塀のブログもごらんください。
 西院大垣築地塀(東面北側)は修復ではなく、新たにこしらえたので普通の土塀
 です。 
 法隆寺にこられたら周りの築地塀もまた、じっくり見学してください。

 西院大垣築地塀(西大門)
 西院大垣築地塀(東面北側)

 
 版築の築造方法 (ウィキペディアより抜粋)

 1.版築の壁の表面。水平の線が多数見える。一定の間隔ではっきり見える
   水平線は、枠に使った板の継ぎ目の線、その間には土を突き固めるごとに
   できた細かい層が無数にある版築を作る部分を決め、両側を板などで囲み
   枠を作る。板の大きさは長さが1.5m程度、高さは高くても10cmぐら
   いである。
   一回の高さは薄いほうが頑丈である。枠は横に支えになる柱を立てるなど、
   強い構造にする必要がある。
 2.板で挟まれた間に土を入れる。より頑丈にするために土に小石や砂利、
   藁や粘土を混ぜることもある。
 3.たたき棒や"たこ"と呼ばれる道具で、入れた土を硬く突き固める。
   1.で両側の板を強い構造にする必要があるのは、このためである。
 4.板の高さいっぱいまで突き固めたら、板の上に新しく板を継ぎ足すか、
   今の板を外し次の枠を作る。

 こうしてまた土を入れて突き固める作業を続けていく。数十段重ねることに
 より、高い壁を作ることもできる。目標の高さに達したら、枠板を外し完成で
 ある。 日本では土塁を版築で作る際に、表面を硬く滑らかにするため、枠板を
 はずした後に外側を叩いて硬くすることなどもした。
 版築に外側に石をはることで石垣とすることも多かった。
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今年の走り納めは、神戸全日本女子ハーフ

2008年11月24日 20時08分47秒 | マラソン汗走記
     

 奈良を出る頃は心配していた雨もまだ降っていず、7時の大和路快速で大阪へ。
 梅田から阪神電車で岩屋駅で下車、今年から受付場所が渚中学から、人と防災
 未来センター裏の海岸ぞいの公園になっていた。駅から10分ほど歩いて8時
 45分の受付ぎりぎりに何とか間に合った。
 スタート時よりパラパラと雨が降り出したので、早々とビニールカッパを着用。
 慌しく着替えを済ませて、防災センターの表通りのスタート地点に向かう。
 気温はそれほど低くなく、風もなくまずまずのコンディションです。


 スタート地点で軽く屈伸運動などしていたら、「竜馬さん!」との呼び声。
 思いがけなくも、神戸市内に住むみいちゃんが応援に駆けつけてくれた。
 ハーフ、10kmで2500人ほどの大勢の参加者がいたのに、「よう見つけ
 てくれたね」というと、「オレンジのTシャツを着た人を」最後尾の行列から
 ずっと探してくれたとのこと、「ムコTシャツ」も役立ったようです。
 みいちゃんありがとう。10月の元町の音楽祭以来のうれしい
 再会でした。

  
 みいちゃんの声援に送られて元気に9時33分スタート。けんね。
 10km過ぎから雨も本降りになりだしたが、キロ5分半のペースで折り返し
 15kmを1時間25分ほどでまずまずのイーブンペースで楽に走る。
 雨で身体も冷えてきたので、残り6km地点よりペースアップしてキロ5分
 で走り切る。1時間55分13秒でゴールをした。

 ゴールしたのはいいのですが、男子の更衣テントは1箇所しかなく、それも
 小さいテントだったので、満員なので外で震えながら順番待ちをしていた。
 風邪気味だっただけに最悪の結果になった。
 久し振りの神戸だったので、昼からはあちこち回る予定をしていたのだが、
 雨もやみそうもなく、身体も冷え切ったので早々に奈良に帰ってきた。 
 
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ブログ「冬青(そよご)風」5年目に突入!

2008年11月23日 21時10分04秒 | 街角で見かけたもの?


 昨日「冬青(そよご)風」のお誕生日でした。
 記念に目出度い「のれん」を掲げさせてもらいました。
 高知市内を散策している時に、目にとまったお多福さんです。
 本日より、「ふふふ」5年目にはいります。
 掲載した記事もいつのまにか、1600話になりました。
 今年(11月22日現在・通算327日)のgooアクセス解析数です。

 訪問者(IP)56496人 1日平均 173人
 閲覧記事数 159160  1日平均 487アクセス 

 毎日、雑多な記事を気ままに載せていますが、いつもたくさんの方々に
 お付き合い頂きましたありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。


      

 明日は神戸全日本女子ハーフマラソンに3年連続出場するので、午前中気合を
 入れて練習に第二阪奈道路往復走(13km)をしたのですが、折り返しまで
 相変わらずスピードでず苦戦したが、折り返し後から来たランナーに追い抜か
 れた。そのランナーは結構いいスピードで走っていたので、離されないように
 5kmほどがむしゃらに追いかけた。お蔭でいい練習が出来た。
 明日は残念ながら雨の予報なので、無理せず2時間以内でゴールしたいです。
 雨対策の支度をして今晩ははやくです。


 06年神戸全日本女子ハーフマラソン 汗走記 タイム 1時間48分11秒
 07年神戸全日本女子ハーフマラソン 汗走記 タイム 1時間50分53秒
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ハイキング日和な矢田寺へんろみち

2008年11月22日 20時32分04秒 | 矢田寺へんろ道修復作業
  
        休憩所のある石手寺の紅葉です。

 9時から本堂でおへんろ講座をしたあと、2時間ほどかけてへんろ道を歩く、
 へんろみち保存会主催の矢田寺四国88ヶ所ミニ霊場のハイキングが行われた。
 昨日までの厳しい冷え込みがが嘘のような、暖かい小春日和の1日でした。
 



 ハイキングには40人ほどの参加者があり、本堂の座敷集合して会が始まる。
 矢田寺へんろみち保存会の顧問もされている大和郡山の上田市長さん、同じく
 顧問の矢田寺念仏院の大浦ご住職お二人の、へんろみちの復元や歴史などを
 10分ほどづつ話してくれました。
 最後に矢田寺へんろみち会長の山下正樹さんの、へんろ講座が30分あった。
 歩きへんろの魅力について、みなさん興味深く拝聴してくださった。 



 10時からハイキングに2班に分かれて、へんろみちを歩きました。
 1番札所の霊山寺の前で、全員で般若心経を挙げて出発しました。

        

       1班と2班の間隔を5分ほど開けて歩きます。
       私は2班を受け持ち、おもな札所では立ち止まり説明をします。
       45番岩屋寺あたりの紅葉です。日当たりのいい場所のおくは
       紅葉しているのですが、手前はまだ少し時間がかかりそうです。



 もみじ谷では、苗木2300本を育てた三橋さんも、一緒に上がってこられて、
 これまでの取組みなども皆さんにお話された。

        
         日当たりのいい場所の楓は、しっかり紅葉しています。



 51番石手寺にあるじゅっぷく小屋で休憩したあと、へんろみちで
 一番高台にある場所に、矢田寺の高祖が祭られている。
 左が勝谷順道像、右が弘仁年間に矢田寺を中興した満米上人像です。

 ここからは88番までは山を巻きながら下っていきます。
 この高台までが、へんろみちは登りが続きますが、ゆっくり歩いてくれば
 それほどしんどくはないです。

 途中お話や休憩をはさんで、ちょうど2時間ほどで皆さん結願されました。
 変化に富んだへんろみちに、皆さん満足して帰ってくださいました。


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晩秋の民俗公園・里の秋

2008年11月21日 21時25分17秒 | 民俗公園周辺

         ♪静~かな静かな・・里の秋 ♪

 新聞を読みながら朝食を取っていると、先ほど出かけた娘から電話がかかる。
 出勤まえにあっくんを保育園に送って行くので、朝はいつもばたばたしている。
 そんな時に電話が架かってくると、あっくんの持ち物の忘れ物の件です。
 今朝もハンカチを入れ忘れたので届けて欲しいとの電話でした。

 保育園に行くついでに練習を済まそうと着替えて出発。
 保育園に忘れ物を届けて、サイクルロードを走るが今朝もなかなか寒い。
 エンジンがかからないままノロノロ走っていると、散歩中の町内の人に声を
 かけられる。「えらい足取りが重いなぁ」と、自分でも分かるぐらい歩幅が
 伸びない。それでもだましだまし民俗公園までなんとか走ってこれた。
 

             

 園内を走り出すと身体も温まったのか、やっと足運びも快調になり周回走を
 3周することが出来た。
 園内の紅葉風景です。まだ紅葉は始まったばかりで、残念ながら奥まった丘の
 紅葉はまだでした。

 夕方息子が帰ってくるので、午後からは納戸かわりになっている息子の部屋の
 片付けや、掃除でばたばたとした時間をとられる。
 6時前に我が家に帰ってきた息子をみて、また体格が良くなっているのに
 いやいや、たんなるメタボ体質が進化しているようで、困ったもんです。
 不規則なコンピューター屋は、どうしても運動不足になっていくみたいです。
 はやく嫁さんをもらって、食生活の改善をと親はやきもきするが、本人は
 まったくそのような気がなく、独身生活を楽しんでいるようです。

     

 ♪「里の秋」は私が生まれた昭和16年に【作詞】斎藤信夫【作曲】海沼実
  に作られた名曲ですが、戦争のために南の島に渡って行った父の無事を
  願いを込めて作られた歌です。
  私が生まれて2ケ月後に太平洋戦争が始まったことを思うと、曲の背景は
  重く、ただの郷愁では計り知れない深さがあるのですね。 
  それだけに、好きな童謡、日本唱歌のひとつです。
 
  1.静かな 静かな 里の秋
    お背戸に 木の実の落ちる夜は
    ああ 母さんとただ二人
    クリの実 煮てます いろりばた 


  2.あかるい あかるい 星の空
    なきなき夜がもの 渡る夜は
    ああ 父さんの あのえがお
    クリの実 たべては 思い出す

  3.さよなら さよなら やしの島
    おふねにゆられて 帰られる
    ああ 父さんよ ごぶじでと
    こんやも 母さんと 祈ります

  皆さんも是非、故郷の父や母を思い出しながら、
  「里の秋」(MIDI)をお聴きくだされば、幸いです。
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