冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

井戸寺から地蔵峠をこえて・・・②

2005年11月30日 22時34分15秒 | 歩き遍路・3順目徳島編
11月の始めに奈良大師講のサポーターの一員として、
1番~17番まで歩きましたが、その後19日に一日
だけですが、17番より19番まで、3人で歩きました。

メンバーは前回サポーターとして一緒に歩いたみいちゃん。
大師講のメンバーとしては、最終日だけ歩いたりっささん
私は三順目、みいちゃんは二順目、りっささん一順目。
17番より揃って(?)3人で出発です。

今回先発のみいちゃんは、6時30分の始発で出発。
我々快速組は7時45分のバスで追いかけて、途中で
みいちゃんと合流することになった。

2日間の天気は
今回はまったく心配ないもんね。と、雨具なしでの出発。
神戸をでる頃は、まいったかといわんばかり快晴
淡路島を渡り終える頃にはだし少し、
徳島駅ではどうして・・・

すでに、井戸寺に向ってるみいちゃんから携帯メールで、
「どうして雨なの?りょうまさん~」、りっささんからは
「やっぱり雨と・・」の、冷たい視線に

3人で歩くと、「いつも何処かで雨」のパターンで、お遍路が始まった。


     井戸寺の手前の角にあるお地蔵さん

駅前から鴨島行きのバスに乗り、井戸寺付近のバス停で降りることにする。
バスが鮎喰大橋を渡りきると、前方より歩き遍路さんの姿が見えてきだす。
何気なくみていたら、それは井戸寺を打ち終えたみいちゃんでした。
バスの窓から声を掛けても届かず、すたすたと歩いて行ってしまった。

あわてて携帯に連絡する。大笑いで、「幸い井戸寺に着くと雨も上がり、
濡れなかった。あまり早く追いかけてこないで」の冷たいひとこと。
やはり1時間以上の開きがある。追いつけるか不安になる。
どうも雨は「通り雨程度」だったので、一安心でした。

井戸寺まで1.5kmのバス停で下りて、駅前のスーパーで軽食をとる。
6日に奈良大師講で打ち納めた、井戸寺にお参りを済ませて18番恩山寺へ。

  

井戸寺を打ち終えて、バス停まで戻り鮎喰大橋を渡り眉山地蔵峠越えに向う。
地蔵院への遍路札、矢印かわりに手製の遍路マークを寝かして→代わりに。
取り付けた人のユーモアを感じました。遍路札のすぐ近くに新しい標石。
常夜燈のよこに、手厚く祭られているお地蔵さん。お参りをさせてもらう。



地蔵院に到着。2001年に四国曼荼羅八十八ヶ寺のお参りを始めた時に、
ここのお寺にはお参りさせてもらった。今回は外からのお参りでゴメン。

地蔵院の少し上がった先に、地蔵峠の遍路道入り口がある。
1時間ほど前に地蔵越えを済ませたみいちゃんより、倒木情報がりっささんの
携帯に入ってきた。橋を渡って少し奥に入った広場に休憩所が作られていた。




この地蔵峠越えの道は、先日奈良大師講で応援に駆けつけていただいた
新開さんたちのボランティアグループが、廃棄されたゴミの山となっていた
道を常時清掃・整備してくださり、安心してお遍路さんが歩ける道になっていた。
ほんとうに、ありがとうございます。ゆっくり歩かさせていただきます。

 新開 善二さんが眉山やその他で清掃活動をなされている
徳島共生塾一歩会」についての徳島新聞の記事です。

  

地蔵峠の山道に入ったところに、古い大きなお地蔵さんが祭られています。
そのお地蔵さんの付近に人影が。お地蔵さんの頭にニットの帽子を被せていた。
挨拶をかわしてお話を聞くと、ご近所の人で毎日お花を供えてお参りをする。
ぼつぼつ寒くなりだしたので、菅笠を外して冬用にと、ニットの帽子を被せて
あげていたと。温厚な笑顔で話され、地蔵信仰の厚いお人柄が伺えました。

  

お地蔵さんにお参りさせていただいたあと、いよいよ地蔵峠の一気の登りに。
月間200kmの走り込みを続けているりっささんには、たいした急坂では
ないらしくすいすい登っていく。20分足らずで頂上へ到着。

自動車道と交錯するところの遍路道に立て看板が。
斜面には不法投棄されたゴミを、綺麗に片付けられた跡が見られる。
気持ちよく歩かさせていただきました。有難うございました。

下りの道の方が、細道で急な分なかなか手ごわい道でした。
やっと人里に下りて、山を見上げるといつも表側方向しか見たことのない
裏眉山の姿がまた変わった表情で見渡せた。地蔵峠を越えてきたのだ。

みいちゃんは、まだ遥かさきに・・・。いつ合流できるのか
明日に続きます(恩山寺から立江寺へ)。

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地蔵峠を越えて18番恩山寺へ ①

2005年11月29日 20時19分47秒 | 歩き遍路・3順目徳島編
11月の始めに奈良大師講のサポーターの一員として、
1番~17番まで歩きましたが、その後19日に一日
だけですが、17番より19番まで、3人で歩きました。

メンバーは前回サポーターとして一緒に歩いたみいちゃん。
大師講のメンバーとしては、最終日だけ歩いたりっささん。
私は三順目、みいちゃんは二順目、りっささん一順目。
17番より揃って3人で出発です。



明日より二日間に渡って同行記をアップしていきます。

その前に、 ゴゼ三味線演奏者月岡祐紀子さんに関する
お知らせを、山下正樹さんより二件頂きましたのでご報告いたします。
(HP「気分上々・・」の掲示板が、現在サーバーのトラブルで使用
できませんので、ブログの方でお知らせしています。



27日のブログでもお知らせしましたように、曼陀羅に
月岡祐紀子さんがお越しになるので、ひとあし早い忘年会をいたします。

ごぜ三味線演奏者の月岡祐紀子さんの交流会
平成17年12月4日(日)午後五時から午後8時ころまで
西宮市のバー曼陀羅 会費3000円 飲み物・食べ物差し入れ歓迎

月岡さんは12月3日(土)兵庫県三木市での公演のあと曼陀羅に寄って
いただくことになりました。

曼陀羅の春美さんから一言
「一足早い忘年会に来て下さい。月岡さんの「遍路組曲」がきけるかも!
乞うご期待  午後5時から午後11時59分までごゆっくりどうぞ!」

日曜日はお休みですが、春美さんのご好意で特別に開店していただきます。
どなたでも参加できますので、是非ともお越し下さい。

申し込みは 
山下正樹あてにお願いいたします。hennro88@kcn.ne.jp
バー曼陀羅 西宮市松ヶ丘町10-18 0798-71-878
阪急神戸線・夙川駅乗換え 苦楽園下車 徒歩15分

参加希望者はコメント欄をクリックして、書きこんでいただいても結構です。

-------------------------------------------------------------------------
もうひとつは、歌一洋先生のヘンロ休憩小屋のことです。

 ”””””高知県大月町大浦 ヘンロ小屋14号 竣工お祝い会”””””

12月10日(土)高知県幡多郡大月町大浦

午後2時から お祝いの餅投げ

午後2時30分から3時30分 月岡祐紀子さんの「花へんろコンサート」

月岡さんは、お忙しい中を、大浦ヘンロ小屋のお祝いにわざわざ東京から駆けつ
けていただきます。ちなみに月岡さんは大月町の大ファンです。
お祝い会には、設計者の歌 一洋・近畿大学教授と山下正樹も参加します。

お遍路の皆さん、復元した大月へんろみちを歩いてみませんか!!!!!

ご案内
高知県大月町大浦で建築中の歌一洋・ヘンロ小屋14号が完成いたしました。
場所は第三十八番札所・金剛福寺から西回りで太平洋沿いに37キロの大月町大
浦で、第三十九番札所・延光寺までの間、番外霊場・月山神社の入り口です。
ヘンロ小屋は番外霊場・月山神社への遍路道の登り口にあり、大浦漁港を見渡せ
る絶好の場所です。土地は、遠方に住む地主さんから、「お遍路さんのために役
に立つならうれしい」と無償でお借りしました。今年9月から基礎工事を始め、
柱となる間伐財の切り出し、竹の切り出し、資材調達等すべて、「大月へんろみ
ち保存会」のメンバーが中心になり、大月町役場職員、地元PTA父兄、その他
有志計30名がボランティアで建築いたしました。
山下も11月19日(土)20日(日)と2日間、大浦へ行き、作業をして地元
の皆さんとの交流を深めてまいりました。
これで月山神社への遍路道の修復に続き、
ヘンロ小屋の建築により、大月へんろみちの修復が一段落です。
貴方も、復元した大月へんろみち(8キロ)を歩いてみませんか!

連絡先
大月町大浦区長 浅井常幸 0880-75-5106
大月へんろみち保存会 事務局長 山下正樹 090-5648-1989
                     hennro88@kcn.ne.jp



私は、4日には曼陀羅には出席させてもらいますが、
10日の日は観音寺の青空屋さんで集まりがあるので、
残念ながら欠席させていただきます。

ブログを読んで頂いている皆さんで、ふたつの催しに
参加できるかたは、どんどん来てくださいね。

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住塚山、国見山をへて屏風岩 ②

2005年11月28日 23時32分14秒 | 山歩き


千日山歩渉会の11月例会で住塚山(1009.4m)、国見山(1016m)を登ってきました。
1000m級の山を一日で2山を手軽に縦走出来るので、人気のコースです。
駐車場のある屏風岩公苑の標高がかなり高い(700m以上)ので、1000mといっても
それほどきつい縦走でなかった。

スタート地点は屏風岩公苑。紅葉のスカートを履いた岩壁はみごとに連なり聳える。
「住塚山山頂1.1K 国見山山頂2.3K」の標識を見て植林帯に入る。

先月の例会で登った御在所岳みたいに、出だしより急斜面にジグザグに切られた道を登る。
いきなりの登りなので少し息があがりそうにになるが、やがて小さなピークにて休憩。
右は屏風岩山頂。左は住塚山への標識。美味しい柿の差し入れを頂き出発。
そこからは尾根道となって、緩い登りが続き、住塚山山頂へ。



山頂から国見山 兜・鎧 倶留尊 古光山などが一望。
直ぐ下には歩きたかった屏風岩の山系が広がっている。

集合写真を写し、国見山へ。一旦ゼニヤタワ下る。が急坂なので慎重に下る。



ゼニヤタワより20分ほどの登りで国見山に。住塚山より見えていた国見山。
山頂直下の気持ちいいススキ道を登りきると頂上でした。

山頂は少し広場もあり、11時だが昼食に。
天気もよく、風もないのでとても気分がいい。
ここからの展望は住塚山より、ずっといい。



昼食後、クマタワまで下る。標高差は約200mほどとのこと。
落ち葉の滑りやすい道を下り、それからまた長い丸太階段を登り、
松ノ山(945m)に到着。木々が邪魔し展望が利かない。
しばらくは緩やかな尾根を歩く、再び長い長い丸太階段を下る。



少し膝にきだすころやっと、整備された登山道が現れる。
やがてクマタワに到着。あちこちに標識があり、標識銀座のようだ。
ひときわ大きい東海自然歩道の標識。左は宇野川橋を経由して
室生寺に至る道です。我々は右への道.済浄坊渓谷の道へ。



済浄坊渓谷手前のゼニヤタワまで来た時、メンバーのSさんが駐車場までの近道が
この林道の方向にあり、屏風岩の上部へと続くエスケープルートがあるとのこと。
少しうろ覚えなので、リーダーとSさんがルート探しに出かける。
その間に残ったメンバーはコーヒータイムとなった。

二人が帰ってきて、この道がショートカット道で間違いない。と、なり出発。
15分ほど歩いたところに、屏風岩へ上がる緑の鉄梯子にであった。
以前はここから上がったとのことでしたが、土砂崩れで道が通れないので、
その手前に急遽こしらえた急坂を登って行くようになっていた。



しばらく登りが続き、やっと屏風岩の取り付きに出る。
今日は屏風岩の上を歩けるとは、思っていなかっただけにラッキーでした。
でも細い道で直下が岩壁なので、道のへりに辛うじて細い木々や枝が
垣根を作っているようで、とてもスリリングで、足がすくむ思いをする。
ほとんど空中回廊を歩いているみたいで、屏風岩公苑もちいさく見える。

一の峰(936m)の山頂までは上り、そこより下りは比較的崖から心持
離れた道になっていたので、安心して屏風岩公苑まで下りてこれた。
今歩いて来た柱状節理の巨大な岩壁を、下からしみじみと眺めていると
今日の山行のハイライトは、この屏風岩だったんだ。と嬉しく思った。

櫻の季節には屏風岩公苑に是非来て見たいと思った。
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住塚山、国見山をへて屏風岩 ①

2005年11月27日 22時22分48秒 | 山歩き
 

今日は千日山歩渉会の11月例会で住塚山、国見山をへて屏風岩山頂を歩いて来ました。
朝、屏風岩公苑をスタートした時は、目の前にそびえる屏風岩の尾根を歩けるとは考えも
しなかった。当初計画になかった屏風岩歩きですが思わぬことで歩ける幸運に恵まれた。

詳しいことは明日の山行記でお知らせしますが、今回の山行のハイライトでした。



 岩壁の高さは200m。紅葉の真盛り。  足元直下は壁で身がすくむ高さです。


バー曼陀羅で ”一足早い忘年会のご案内”


ごぜ三味線演奏者の月岡祐紀子さんの交流会
平成17年12月4日(日)午後五時から午後8時ころまで
西宮市のバー曼陀羅 会費3000円 飲み物・食べ物差し入れ歓迎

月岡さんは12月3日(土)兵庫県三木市での公演のあと曼陀羅に寄っていただ
くことになりました。

* 月岡 祐紀子
東京、目黒生まれ。武蔵野女子大学卒。NHk邦楽技能者育成会卒。
 平成13年、ドキュメンタリー「娘三味線へんろ旅」で放送文化基金の出演者
賞を受賞。
舞台では、民謡唄、三味線にとどまらず、洋楽器との競演も多い。ごぜ三味線の
数少ない継承者の一人として、また、歩きへんろの若き語り部として各方面から
注目を浴びている。2回の歩き遍路経験者、現在3回目の歩き遍路中
:著書 文春新書「平成娘巡礼記」

曼陀羅の春美さんから一言
「一足早い忘年会に来て下さい。月岡さんの「遍路組曲」がきけるかも!
乞うご期待  午後5時から午後11時59分までごゆっくりどうぞ!」

日曜日はお休みですが、春美さんのご好意で特別に開店していただきます。
どなたでも参加できますので、是非ともお越し下さい。

申し込みは 
山下正樹あてにお願いいたします。hennro88@kcn.ne.jp
バー曼陀羅 西宮市松ヶ丘町10-18 0798-71-878
阪急神戸線・夙川駅乗換え 苦楽園下車 徒歩15分
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有難いお遍路休憩所(1~17番)

2005年11月26日 18時49分02秒 | 歩き遍路・3順目徳島編
11月3日から6日まで奈良大師講で1番~17番まで
歩いた報告は、ブログで9回に渡ってご報告しましたが、
今日はその最後10話として、遍路道で出会った休憩所、
接待所などを報告させてもらいます。
(1話から9話までは、カテゴリー「お遍路」をクリック
してもらいますと、続けて読めるようになっています。)



10番切幡寺より下って「うどん八幡」というお店の近くの交差点に、
電話ボックスならぬ「地図ボックス」があり、そのなかに「空海の道」
と題された折りたたみの地図が置かれている。(写真参照)

一緒に歩いているみいちゃんの話によると、以前は横のお茶屋さんが
手作りの地図を作りお接待していたとのこと。
町村合併で吉野川流域地区も吉野川市になり、そのためなのかカラーの
立派な判り易い地図になっている。有難いお接待ですね。感謝



川島橋の潜水橋を渡った堤防の上に、一見バス停にみえるが、
お遍路休憩所が出来ていた。日陰のない長い河川敷を歩いて
きたお遍路さんには有難い休憩所です。雨の時は腰を下ろす
場所がないだけに、このような休憩所はほんとうに助かります。



焼山寺越えの半分の地点に、休憩や宿泊(1日3人限定)できる
柳水庵があったが、庵を守って頂いていた老夫婦がご病気で現在
休業中なので、足の弱い人などはもう泊まれなくなった。

柳水庵を下ったすぐ近くの広場に、阿野地区の人達の篤志で立派な
無料休憩所ができている。宿泊できるように布団なども数組用意され、
ノートには多くの人が泊まられたお礼や、納め札などがあった。
野宿で歩かれているお遍路さんには、とても有難い施設です。



玉ヶ峠から阿野集落に下る途中にある水のみ場です。
その横にはベンチなども置かれ、休憩できるようになっている。
その上果物のお接待に柿やミカンが籠に入れられている。
柱には「柿をどうぞ」と。お礼の納め札なども掛けられている。
夏場には石うすのなかに、トマトなども冷やされているとの話。
冷たい水を頂けるだけでも有難いのに、果物のお接待まで。
歩き遍路にとっては、とても元気をいただけ、歩かされています。



13番大日寺の手前の入田という県道のそばに、ひときは目立つ
風車と太陽光発電装置のある小屋にであう。
「お遍路さん接待電力供給作戦」の大きな看板が。
お遍路接待休憩所です。ちょうどこの日は雨だったので立ち寄る。
小屋は四畳半ほどの広さで、小さい冷蔵庫なども設備され、お茶や
果物のど入れられて、お接待で頂けることになっている。

この「おやすみなし亭」休憩所も個人の篤志家が提供して頂いている。
ハイテク遍路休憩所です。ほんとうに有難い建物です。

 今回17番まで歩い私達がであった休憩所をまとめてみました。
四国には歌一洋先生の「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」で、
すでに13ヶ所ほど休憩所ができていて、最終的には遍路道沿いに
89ヶ所計画されている。

歩き遍路にとって、雨風を防げ足を伸ばして休憩できるこのような施設は
ほんとうにありがたい。大事に使い維持していきたいものですね。
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法華寺より平城宮跡散策

2005年11月25日 23時35分03秒 | 街角で見かけたもの?


ここは何処?
周囲1km四方。広がる草原・・・・。だったが、
今やあちらこちらに建物が復原されている。
それでも、広い史跡公園です。



暖かな晩秋の空の下に、ゆったりとした若草山が望める。
ここは、大規模な復原作業が行われている平城宮跡公園です。

今日は休暇を取って遊びに来た、みいちゃんを案内しています。
以前研修でしばらく奈良にいたので、奈良の中心部や奈良町界隈の
お寺やお店などは、詳しいみいちゃんですが、西の方には行った
ことがないとのことで、法華寺から平城京を散策しました。



法華寺(ほっけじ)は、奈良の門跡寺院として有名で、大和三門跡といえば、
この法華寺と円照寺、中宮寺(斑鳩町)を指すと言われています。
品格ある尼寺で花の季節の5月には、カキツバタを見に多くの人が訪れる。

案内書によると、もと藤原不比等の住居であったものを、光明皇后が総国分尼寺
として建立し、法華滅罪の寺と称し、七堂伽藍を備えて隆盛を極めました。
平安遷都とともに衰え、豊臣秀頼の母淀君によって現在の構えに整えられました。
国宝十一面観音立像や、横笛が恋文で作った自坐像の紙はりこ像が有名です。
高野山町石道の途中110町あたりにある天野の地蔵堂は、横笛悲恋物語にも登場します。

パンフレットの上に乗っている葉っぱは「菩提樹の葉と、実」です。
菩提樹の実は、葉っぱの途中から実をつけるのを初めて知りました。
この実を集めて念珠や、ネックレスにするそうです。
受付で頂いてきましたが、いい感じの落ち葉ですね。



法華寺から歩いて5分ほどで、平城宮跡の敷地に入る。
すぐそばに近年完成した東院庭園を散策。



庭園は平城京では、今でいう迎賓館のようなところで、
宴会や月見など行われたところとのこと。これから庭園を
形どっていくのでしょうが、まだまだ殺風景な庭でした。



そのあと、遺溝展示館を見学。ここはお勧めの場所でした。
展示場に入ると、正面に現在復原中の大極殿の模型が出迎えてくれる。
模型を見るだけでも、大極殿の建物の大きさが分かる。
平成12年(2010年)完成予定。遷都1300年の目玉の建物です。

ボランティアの説明員さんが、広い展示館の遺溝展示物をひとつづつ
わかり易く説明してくれました。
これだけ広い敷地(平城京跡)を掘ると、いろいろな遺跡が出るわな、
と素人も考えるほどたくさん出たとのお話でした。

時間があまりなかったので、朱雀門には寄らず西大寺駅に。
平日だったのでのんびりとした午後の散策を楽しんだ。



本日のおまけ「釜めし志津香」の奈良七種釜めしです。



先日高野山で「つくもの釜めし」を紹介しましたが、
その時みいちゃんが、奈良に「釜めし志津香」という
めっちゃ美味しくて評判の店があるといっていた。

今日小西通りにあるその店に案内してもらった。
11時半開店だが、11時にはもう行列ができるので、
そうそうにお店にいくと、平日でも7組ぐらいの人が。
開店時間には我々の後ろには、7、8組の行列。

お店に入ってから、釜めしが出来上がってくるまで30分。
美味しんぼうみいちゃんの推奨どうり、うす味に味付けられた
ご飯がとても美味しかった。絶妙なぱりっとしたおこげがまた
とても美味しかった。大満足の昼食でした。
みいちゃんの幸せそうに食べている姿がまた微笑ましい。
値段も1100円と安くこれからは奈良に出て来たら是非
足を運びたいお店です。
食べ終わって外にでると、まだまだ行列が・・・・。

 船底生活さんのブログで、「釜めし志津香」の奈良公園店で
食べた感想が載っています。読んでいてまた食べたくなるような
文章です。ぜひお勧めです。
そして奈良にお越しの時は、足を運んでも損はないお店です。



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女人道を半ばで下山後、山内散策 ②

2005年11月24日 21時07分14秒 | 高野への道
 曼陀羅遍路オフ会のご案内

月岡祐紀子さんが、12月3日(土)兵庫県三木市の演奏会に出演したあと、
12月4日(日)午後5時に、春美さんに会いに曼陀羅に来店されます。
当日、曼陀羅はお休みですが、春美さんの好意で、特別にオープンして
いただきます。
そこで、皆さんにお集まりいただいて、月岡さんを囲んでワイワイガヤガヤと
飲み、食べ、しゃべりたいと思います。
会費は3000円 午後5時開始、午後8時まで。  山下正樹・竜馬16

***********************************************************************
            

大門観光案内所の横のお助け地蔵さんにお参りして、いよいよ後半の
女人道をスタートです。
地道が落ち葉に敷きつめられていて、いい雰囲気の道で歩きやすい。



山道よりいったん集落にでて、また山道へ。ここより相の浦口女人堂跡付近までは
急な階段の登り坂が続く。けっこう足にくる登りだ。
小ピークの鉄塔跡より展望が開けだし、伐採された広場にでる。ろくろ峠です。
ここからは根本大塔の屋根がはっきり望める。
振り向けば来春歩く小辺路の山々が、ゆったりと横たわっている。
ここでコーヒータイム。風もそれほどなく、お日さんもぽかぽか。

みいちゃんの沖縄民謡の唄に合わせて、りっささんが三板(サンバ)で
リズムをとる、ミニコンサートだ。来月の三線演奏会の特訓中。
マグカップ片手に、二人の掛け合いを楽しく聴いていた。



今回はろくろ峠にて女人道歩きは打ち切る。次回はここより高野三山を歩く。
3人とも高野山の常連さんですが、霊宝館に一度も入ったことがないので、
今回は霊宝館が今日の散策コースになっていた。
まだまだ紅葉が残る山内です。いざ、霊宝館へ・・・。恐怖が待っていた。

流石に館内は国宝・重要文化財がぎっしり、昨年空海展でみた仏像、彫像等も
展示されていた。特別陳列として、「空海の書と著作」展があった。
新館より旧館の展示室に入ったら、まるで冷凍庫に入ったように寒くゆっくり
展示物を見ていられなかった。霊宝館は夏にお勧めのミュージアムでした。



金堂の横にある六角経蔵より、ガラガラという音が聞こえ出した。
そこには10人ほどのグループが、台座を押して廻していた。      台座の横に出ている櫂を押して廻す。
交代に我々も挑戦するが3人の力ではビクリともしない。
見かねた先ほどのグループの人が4、5人助太刀してくれる。
やっと動きだすが、重たくて一周させるので精一杯でした。
おかげで霊宝館で冷え切った身体が、暖かくなり助かりました。

      

波切不動堂に寄り道をする。大天上の鳴き龍の絵も素晴らしい。
おせんこ台の横に猫を発見。おとなしい猫なので写真を何枚も写す。
お寺の垣根などで、猫を数匹発見しみいちゃんと二人で撮影会状態。
みいちゃん,またいい写真が撮れたら、「猫のいる風景」に送ってね。

            

夕方も近づき最後はいつもお世話になっている西さん宅へ。
今日は西さんの友人である恵峯さんの愛犬るんたとの初対面が。
恵峯さんのブログでは、るんたの活躍が綴られているので、
女性群はるんたと逢えるのが、本日の1番の目的となっている。
犬が苦手な私は少し引き気味での対面でしたが、るんたは
やんちゃだが、人なつこく、吠えないのでほっとしました。

夕暮れの寒空の下で、るんたとの1時間ほど遊んでいました。
大満足のみいちゃんと、りっささんでした。
(おいおい、りっささん半袖はないやろう。)
今回も高野山で楽しんだ一日でした。ほんとうに高野山はいい。

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不動坂から女人道を歩く①

2005年11月23日 23時49分58秒 | 高野への道
           

またまたやって来ました高野山。
今回は町石道歩きではなく、極楽橋より不動坂経由。
今日の目的は、女人道を歩きをすることでした。
高野山といえば、最近では現地案内人とかしている
りっささんです。
そしてりっささんに負けない高野好きのみいちゃんは、
今日のプランナーです。

スリーディカードを使用しているにも関わず、ケーブルを
に乗らず極楽橋より不動坂を歩く、高野好きの面々です。
まだ紅葉の残る不動坂道です。



以前7月のブログ 高野・不動坂  謎の不動坂で取り上げた道の場所を教えてもらう。
不動坂をほぼ登りきった所にある不動さんとお地蔵さんの横道花折坂にその謎の道が
ありました。その道を少し奥に入っていくと、ロープが張られて立ち入り禁止看板が。
ロープ越しに覗くと、写真のように落ち葉を敷きつめた魅力的な道が続いている。
伐採作業が済んだら是非探索して歩いてみたい道でした。



女人堂にお参りをすませて、女人堂の前にそびえるお竹地蔵さんにもお参りをする。
大きなお地蔵さんの足元には、30体ばかりミニミニ地蔵さんが並んでいた。

          

不動口女人道はお竹地蔵の横より登り始める。弁天岳までは1kmの道のり。
でも結構きつく、細い登り道が続く。最後の急な登り坂を上がると、弁天岳に
でる。少し展望も開け、写真では少しモヤって見えぬくいが根本大塔が望める。
弁天岳(978m)より、赤い鳥居を何本もくぐって下りていくと大門に到着。



大門の近くの釜飯屋「つくも」にて少し早いが昼食にする。
美味ぼうみいちゃんのリサーチで、今日のコースに組み入れていた。
大きな看板にあるように、「ほんもの」の美味しさが高野山では人気。
私は山菜釜めし、女性群は地鶏釜めし。大きな釜にごはがぎっしり。
お茶碗で3杯分あった。女性には量が多いのでテーブルの横にラップが
用意され食べきれなかったお握りにして持ち帰えれる配慮もされていた。

護摩豆腐と味噌汁つきで1230円でした。美味しかったです。

          

食後、デザートにと大門横の饅頭やさんにより、みいちゃんの奢りで
酒饅頭をいただき、いよいよ女人道二部スタート。時刻は11時半。
いつもは正面より見ている大門ですが、今回は裏より入る大門です。
裏大門の方が、写真に全体が無理なく収まりいい雰囲気でした。

 明日第二部の女人道に続く。
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祝!ブログ一周年記念

2005年11月22日 22時03分19秒 | 猫のいる風景


       お遍路途中で出会った猫・10番切幡寺参道  (写真提供:みいちゃん)

昨年11月22日にブログ「冬青(そよご)風」を開設。
ホームページ「気分上々・・」と「今日は風曜日」の
3本立てで、付録的に始めたブログだったが、更新が
とても簡単で、途中から一記事に対して画像が何枚も
貼り付けれることがわかり、それからはどんどん面白く
なり、今やHPの更新は片隅に追いやられている。

今日でまる一年になりました。
我ながらよく続けられたものだと、感心しています。

一年で書いた記事数は363記事。
画像フォルダーに登録した写真は695枚。
そのうち9割ほど使用しているので、630枚。
カテゴリーも10種類になり、ほぼ毎日更新を。
記事にたいして、リアルタイムにコメントが頂け
おかげさんで頑張れます。ありがとうございます。


最近1ヶ月のアクセス閲覧数とIP数です。
10/23~11/29    1250 pv 464 ip
10/30~11/05    1259 pv 448 ip
11/06~11/12    1805 pv 579 ip
11/13~11/19    1847 pv 557 ip (一日80人平均)

今後とも訪問して頂いた皆さんに満足していただけるブログを
綴って行きたいと思いますので、宜しくお願いします。

猫のいる風景」で、先日みいちゃんがお遍路で
出会った猫達をアップしました。ごらんください。
コメント (8)
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南阿波サンライン黒潮マラソン

2005年11月21日 20時04分28秒 | マラソン汗走記

             スタート5分前、余裕の笑顔

南阿波サンライン黒潮マラソンは、県道南阿波サンラインを通行止めにして、
国定公園の海岸線を眺めながら、アップダウンのある道を走ります。
牟岐町と日和佐町が交互に開催する珍しいフルマラソン大会だった。

今年は財政難で日和佐町が辞退したため、今年は牟岐町側だけの主催で、
単独開催のハーフの大会になった。

私は97年の第1回と、99年の第3回大会のフルマラソンにでている。
いづれも、今回と同じように歩き遍路の最終日に参加していた。


南阿波サンラインハーフは、起伏のきびしいドライブウェーを走る大会で、
風光明媚な海岸の景色が売り物の大会です。
それだけに、コース図を見て分かるように、海抜0mから10kmをかけて、
140mほど登って行く、なかなかタフなコースです。



今回はお遍路仲間で走友でもあるりっささんが、ハーフの大会でまだ2時間を
切ったことがないと8月頃聞いていたので、それでは2時間を切るための練習を
本格的に始めようということになり、彼女はひとりで昼休みは主に万博公園内、
帰宅ランは万博外周コースほぼ毎日地道に努力をし、練習日誌を毎日付ける
ことでより励みになり、月間練習は 8月185.1km、9月205.0km
10月は237.8km と着実に走力アップされていかれた。
10月後半からはトレイルランも取り入れ、筋力パワーアップしていく。



昨晩日和佐駅にりっささんのお父さんが車で迎えにくだっさたおりに、、
下見をかねてサンラインを走って帰ったのだが、結構アップダウンが
あったので、りっささんは弱気になり、とてもこのコースでは2時間を
切ることができないと、泣き言をいっていたが、最近の走りをみても
充分2時間切れるので、ともかく私が引っ張るのでついてこいと、檄。



4kmまでは急な登りがつづくが、22分と息も乱れずついてくる。
4kmから8km間は風景が素晴らしい、細かなアップダウンの繰り
返しだが、8km地点で43分23秒:5分30秒ペース。まずまず。
10km54分31秒で、1km分貯金ができ2時間が切れるのが確実。



折り返しよりほぼ下りになり、足運びもスムースになり元気を取り戻し
ピッチが上がる。16km地点で1時間27分。残り5kmを6分か
かっても充分2時間が切れるので、彼女も自信の走りになる。
18kmから19km(一番下りに急なの区間)では5分をきり4分31秒
の快速ぶり、確実に順位を上げていく。



町の中に入り残り1kmより伴走を止めて、ラストスパートをするが、
彼女もしっかりついてきて、ゴール前で家族の声援に答えゴールイン。
私は1時間52分26秒。りっささんは 1時間52分54秒 
自己記録を25分も短縮できた素晴らしい記録でした。
年代別(10代~30代)で6位入賞でした。

ゴール後、応援みいちゃんさんと抱き合ってお互いに感涙されていた。
なんかじーとさせられるいい光景でした。
応援のおとうさんも、お母さんも、りっささんの完走に惜しみない
拍手を送っていた。2時間をきらすことが出来てほっとしましたが、
やはり彼女の日々の練習成果の賜物以外なにものでもないです。

りっささんのおとうさんと、みいちゃんは1,6kmのファンランを
仲良く走られ楽しんだとのことです。

りっささん、おめでとう。次回は12月宝塚市民ハーフで記録更新を!
と、またまたプレッシャーをかけていますよ。

コメント (21)
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