モミジの植栽も順調に進んでいた11時ごろ、へんろ道の下の方から
賑やかな子供たちの声が聞こえてきた。
いずみ保育園の園児約20人と保護者30人ほどの団体さんだった。
この園児たち以外でも、植栽中の1日でハイカーが7,8組通過された。
お話をお伺いすると、へんろ道のことが、新聞や市の広報「つながり」の
大和郡山市長 上田清「てくてく城下町」に掲載されていたのを読まれて
興味を持たれて訪ねてきたという人が多かった。
皆さん一様に、矢田寺の裏山にこんなに手入れされ、歩きやすい素敵な
ミニ霊場があるのは全然知らなかったと、話されていた。
市広報「つながり」06.2.1号 矢田寺四国88ヶ所霊場めぐり
園児たちも石仏の番号など数えたり、手を合わせたりしながら興味深々でした。
我々の植林作業にも園児や父兄たちも興味をしめしていたので、へんろ道ぞいに
植林をしませんかとお誘いすると、子供たちは大喜びで植樹をすることになる。
その時生憎御影堂に豚汁の材料が届いたので、取りに行かなければならなくなり、
私は園児たちの植樹には立ち会えなかった。いっしょに植えたかったのに。
20分後に豚汁の材料を運んで帰ってくると、園児たちの植樹が終わっていた。
後日園児たちは自分で植えたモミジに名札をつけにまた来るといって帰っていった。
園児たちにいい思い出や、夢をプレゼントできてほんとうによかったです。
子供たちが今後何度か両親とへんろ道を歩いて、自分のモミジを見にきてくれれば
いいですね。きっと10年後には立派なモミジの森になっているでしょう。
そのためには、今後定期的に草刈や手入れなど地道な作業も待っています。
お寺、地蔵講、へんろ道保存会が三者一体になって、へんろ道の保護に力を
いれなければならないですね。
みなさんも興味をお持ちでしたら、是非へんろ道保存会に入って活動しましょう。
矢田寺四国88ヶ所霊場絵地図