冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

無双洞へ下る

2006年08月06日 19時57分32秒 | 大峰奥駈道・熊野古道

 
 いや~暑い日々が続きますね。ちょっと暑すぎと叫びたいです。
 今週はずっ自宅で休養していますが、午後からはクーラーがすっかりお友達に
 今日より真夏の甲子園の熱戦が始まりました。開幕戦は我が故郷高知が初戦出場。
 久しぶりの高知商業の出場に郷土魂が沸きあがります。
 北海道・白樺学園を打撃戦の末なんとか初戦を勝利しました。
 序盤からリードされていただけに、もんでした。
 夏、9年ぶりの初戦突破は、あの藤川球児以来のできごとです。

 無双洞の河原の涼しいマイナスイオンをもう一度浴びに行きたいです。

 今日は大普賢岳登山 その2 厳しい無双洞下り、登りの報告です。


       

 分岐には、3年前には見なかった大きな立派な方向案内碑が建てられていた。
 奥駈道とはここでお別れ。直進すれば行者還岳を経て弥山・八経ヶ岳へと。




 七曜岳から大峰・奥駈道と分かれて、無双洞への長い急な下りに向かいます。
 無双洞までは、標高差で500mほど降りる。
 最初は緩やかだった道は、やがて急な下りとなる。

 無数の木の根が地表を這う中を慎重に下るが、急坂すぎて指を詰めだし泣きがはいる。
 途中何度か梯子や鉄階段、鎖のお世話になりながら、黙々と下っていく。
 時折、パーティーの誰かが滑って尻餅をつくのであろう、森に悲鳴も飛び交う。
 下るにしたがって自然林から、杉林になりあたりは薄暗くなる。
 やっと、下の方からせせらぎの音が聞こえ出し、河原が見えだした。

      

 水の音がだんだん大きくなり、やっと沢に降りつきました。ここに無双洞があります。
 さっそくザックを下ろして、無双洞を探すが何処にも洞などありません。
 リーダーにお聞きすると、小さな梯子が岩盤に渡されその先に小さな洞窟が見える。
 なんと、それが無双洞とのこと。名前からしてもっと大きな洞窟を想像していたので、
 がっかりしました。
 一人潜れるぐらいの小さな洞ですが、入口から100m奥まで探検できるそうです。
 洞窟奥から湧き出る豊富な地下水をすくって飲むと、冷たくてとても美味かった。

                


 休憩後、今度は底なし井戸までの、一気の登りがまっています。
 水簾の滝を横目に登りはじめるが、道はザザザァーと足元が沢の方へズレ少し恐ろしい。


        
             

  またまた鉄梯子に鎖場、木の根の張り出した急激な長い上り、ほとんど直登岩登り。
 一旦沢に出て渡る。枯れていて水量がないのでほっとするが、すぐ本日一番の難関、
 岩登りが待っていた。 一気に50メートル以上岩壁を攀じ登る。
 疲れた身体を何度も何度も岩場に持ち上げる。かなりしんどい足運びの連続。

 急な登りはやっと底無し井戸で終わった。深い穴になっている井戸を覗く元気はなし。
 難所をクリヤーして気の緩みか、和佐又までのダラダラと続く道のりの長いこと。
 右手に和佐又山が現われて、やっと長い平坦な道が終わった。
 朝分かれた和佐又のコルに戻って来た。あと15分でヒュッテだ。やれやれ。




 和佐又ヒュッテの付近の広場にはキャンパーたちのテントの数が増えていた。
 あたりからバーベキューのいい匂いが、空腹に応える。時間もすでに6時だ。
 
 大部屋に荷物を置き、順番にお風呂に入る。
 この広い部屋にはほとんど私たちのパーティだけでした。
 7時からの遅い夕食になったが、皆さん長時間の厳しい山行を無事終えて、
 大満足の宴会が始まった。

 今日の厳しい長時間歩行は、夏合宿の穂高山行の絶好の予行演習にもなった。


本日の練習

今日も最高気温更新の36℃。夕方熱風の治まるのを待って練習に出る。
民俗公園までの1時間走です。スピードがでないのでゆっくり走になる。


本日の練習 10.0km 8月累計 22km 
         6~8月累計 385.0km



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする