冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

星の岩屋~慈眼寺へ その2

2007年05月31日 23時14分33秒 | お遍路
     

 広場を出発して500mほど集落の道を歩くと、分岐に出る。
 四国のみちの標識には「野田尾」とだけ書かれている。反対側の車道の矢印は
 「星の岩屋」とかかれている。
 前回来た時はここの分岐で、「星の岩屋」と書かれている右側車道をなんの
 迷いもなく選んで歩いてしまいました。
 その道からでも星の岩屋は行けるのですが、今回へんろ道を歩いて見て野田尾
 方面の方がずっと近道であり、また途中より趣きあるへんろ道を歩ける。

 この分岐にも遍路札や、シールも張られていたのですが、寺マニアFさんが
 作ってこられた「星の岩屋ヘンロ道」札を取り付けました。
 
    

    天気はいいのですが、黄砂襲来で山々も霞んでいます。
    自動車道は川筋を挟んで右側の山際を走る。
 
    

    星の岩屋への道は途中まで舗装道です。
    カーブの所にはヘンロ道札を取り付けていきます。



 最後のカーブ(分岐)よりへんろ道に入って行きます。
 そのまま車道を進まないように、ヘンロ道札を取り付けています。
 


 ここまで登って来ると勝浦の町や、鶴林寺がある山なども望めます。

     

 やっと山道に入りました。下草も刈られよく手入れされた道でした。
 植林された若い杉林の中を歩きます。暑さも遮られ歩きやすい山道です。


        

      道筋には西国霊場の石仏も迎えてくれます。
      山道を10分ほど登ったら舗装道路に出ます。
      その上がり口に星の岩屋があります。

      明日は星の岩屋での出来事をアップします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星の岩屋~慈眼寺へ その1

2007年05月30日 20時14分01秒 | お遍路


 寺マニアFさん達と勝浦のふれあいの里さかもとに泊まって、星の岩屋から
 仏石までのへんろ道に案内札を付けに行くので、一緒に行きませんかとGW
 明けに、みいちゃんからお誘いがあった。
 翌日は別格番外霊場3番札所慈眼寺にもお参りして、穴禅定も体験しようと
 いうことだったので、喜んで同行させてもらうことになった。

 寺マニアFさんと、みいちゃんが手製のへんろ札を用意してくれていたので、
 私は草刈鎌だけ持ってFさんと待ち合わせの弁天町に8時過ぎに行きました。
 神戸からみいちゃんと、夜光虫さんと合流してで徳島に直行。
 歌先生のヘンロ小屋の眉山で、四国88ヶ所ヘンロ小屋をつくる会の副会長の
 倉越さんと、徳島在住のSさんと合流して勝浦に向かいました。

 ヘンロ小屋眉山は阿波踊り会館前にあります。  
 屋根は阿波踊りの女性の鳥追い笠をモチーフにつくられ、なかなか優雅な風情
 です。2棟は同行二人、また踊りの表現も表しているそうです。



 途中二軒屋にあるちゃんぽんの美味しい「黒田屋」さんに寄って昼食。
 ここもみいちゃんのお気に入りで、翌日も帰りしなに立ち寄りました。
 星の岩屋に行く途中、歌ヘンロ小屋11番号「勝浦」で休憩する。
 特産のみかんをイメージして作られた。屋根にみかんが乗せられている。

     勝浦ヘンロ小屋


     

 生名の町から勝浦川に架かる沈下橋を渡った直ぐの広場にあります。
 そこに見事な道しるべの標識があります。1年3ケ月の対面です。
 自動車を運動公園広場の駐車場にデポしていざ、出発。

 星の岩屋には昨年2月8日に遍路途中に参拝しています。
 「あなたに出会いたくて・・・・仏陀石」
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

のれん(暖簾)

2007年05月29日 22時51分59秒 | 街角で見かけたもの?


 昨日から取り込みがあり、ばたばたしていて土日に行った「星の岩屋から仏石、
 慈眼寺」のアップが遅れていますが、用事も何とか片付いたので明日より順次
 UPいたします。

 今日でブログ掲載がお蔭様で1000回を迎えることができました。
 毎日たくさんの人に来ていただき、誠にありがとうございます。

 1000回記念には、一発芸画像で
 先日泊まった阿波勝浦のふれあいの里さかもとで見た暖簾です。
 徳島弁で、乗ったらいけないのことを、「のれん」と言うそうです。

 曼陀羅へんろオフ会の日が近づいてきました。
 皆様のお越しをお待ちしています。
 お酒を飲む人は電車でお越しください。「のんだら のれん」
 
         

 このGW期間中にお遍路に出かけた方もたくさんいらっしゃるようですが、
 いつもの様に曼陀羅に集まって気楽にワイワイ、遍路談義をしませんか。  

 曼陀羅へんろオフ会のお誘い

 日時 平成19年6月2日(土) 午後6時から午前0時まで 出入り自由
 場所 バー 曼陀羅  西宮市松ヶ丘町10-18 エルパセオ苦楽園Ⅱ
      0798-71-8788
      阪急苦楽園駅から徒歩15分

 会費 3000円  飲み物・食べ物・お土産 さし入れ大歓迎!

 申込先 バー 曼陀羅・森 春美さん 0798-71-8788」

          幹事 山下 正樹 090-5648-1989


  友人・知人をお誘いください。
  皆様のご参加をお待ちしています。

 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロケ地、日笠町の茶畑

2007年05月28日 21時51分25秒 | 奈良のいろいろ
 今朝起きて階下に下りようとしたら、右膝が痛くて上手く下りられなかった。
 土日には徳島に行っていたので、走り込みもしなかったのに、なぜ??
 やっとこさ1階に下りたち、理由がわかりました。
 慈眼寺で穴禅定をした時に、最後の胎内潜りで匍匐前進をした時に、効き足で
 ある右足をこすって前進したので、一晩寝てその打ち身が症状として現れた。
 幸い昼過ぎには治まったのでほっとしました。



 奈良県出身の河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」がカンヌ映画祭で見事
 グランプリの栄冠に輝きました。おめでとうございます。
 舞台となった奈良県東部の山間地。撮影ロケ地としてての日笠の茶畑です。
 今年3月に田原の里山歩きをした時に、茶畑で村の人が教えてくれました。

 6月19日大阪歴史博物館で「萌の朱雀」ニュープリント版の上演会と
 河瀬直美監督の凱旋トーク会があります。切符も手にいれました。
 

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慈眼寺から仏石

2007年05月27日 23時01分29秒 | お遍路


 徳島から帰ってきました。
 バラエティに富んだ2日間でした。
 昨日は星の岩屋までのへんろ道にヘンロ札を設置。
 夜はふれあいの里さかもとに泊まり、近くの与川内のほたる祭りに参加。
 実に数十年ぶりにほたるの乱舞する姿を、見ることができました。

 今日は午前中は慈眼寺へ行き、貴重な穴禅定の体験をしてきました。
 午後は再び星の岩屋に移動して、仏石までのへんろ道にヘンロ札を設置と
 草刈などしてきました。
 静謐な空間に仏石は変らぬ姿で、待ってくれていました。

 明日から詳しくブログアップしていきます。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝浦ヘンロ小屋

2007年05月26日 12時34分22秒 | お遍路
歌先生の勝浦ヘンロ小屋に到着しました。
逆打ちのお遍路さんが休憩されていた。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眉山ヘンロ小屋

2007年05月26日 11時10分00秒 | お遍路
徳島市内の歌先生の眉山ヘンロ小屋に集合して6人で、
勝浦の星の岩屋に向かいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひょいと四国に

2007年05月25日 22時36分12秒 | お遍路
    
                両部曼陀羅 仏陀石裏面より撮影

 土日にはお遍路仲間と、徳島に渡ります。
 番外霊場星の岩屋、仏陀石へのへんろ道にへんろ札の設置等のお手伝いに。
 その晩はふれあいの里さかもとに宿泊し、翌日は別格番外慈眼寺に参拝します。
 前回は冬場だったので穴禅定を行えなかったので、今回は楽しみにしています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すっかり男の子に・・

2007年05月24日 21時08分44秒 | まご まご
   

 勤めを終えて帰ってくると、保育園から帰ってきた娘とあっくんがサイクル
 ロードを散歩をしている姿を見つけました。
 最近買ってもらったお気に入りの大きな帽子を、ちょっこんと後向きに被り
 しっかり歩いています。

 急いでランニングに着替えて追いかけていきました。
 明日は雨予報なので、今日特別に遅くなったが散歩に出たと、話ていた。
 これからは日も長くなるし、夕方の方が涼しいので散歩をさすのは良いことだ。

   

 髪も夏用に短く切りすっかり男の子になったあっくんです。
 夕食後は廊下でボール遊びをするのが最近の日課です。
 掴む、投げる、蹴る、走ると、日に日に動作も機敏になりだしました。
 上手くボールを投げれたら、「カズダンス」ではないですが、満面の笑みで
 手振り足踏みをして踊ります。ほんとに!可愛いです。
 まだまだ話言葉は充分ではないですが、言っていることや、要求する動作は
 伝わるようになってきました。
 
 毎晩あっくんに喜びを分けてもらっています。ですね。

本日の練習

 ウルトラ後、サイクルロードで練習を再開しました。3往復。4.5km。
 まだまだ足の調子が戻っていないが、軽くジョグランで調整する。
  
     
 
 5月の走行距離165.0km
 

         07,1~5月累計 554.0km


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四万十川ウルトラに願いを込めて

2007年05月22日 20時25分26秒 | マラソン(風をうけて)
先日彦根~敦賀65kmを走って、四万十川ウルトラのステップ2も無事クリアー
でき、これから夏場3ケ月1000kmの走りこみをこなして四万十川を目指し
たいのですが、その間に参加への難関があります。

本日より四万十川100kmウルトラマラソンの申し込みが始まった。
北のサロマ湖ウルトラと人気を2分する四万十川ウルトラです。
1500人限定なので、人気の大会だけに参加者が多いので抽選になります。
私は2回大会、9回大会に出場していますが、その間何度も抽選に外れています。
今回は青空屋ご夫妻も出場を目指して、1年間しっかり練習を重ねているので、
是非3人で抽選に通り一緒にゴールを目指したいものです。

 03年の四万十かウルトラマラソンの汗走記です。

    
第9回四万十川ウルトラマラソン  2003.10.19 

10月18日(土) 晴れ

 昨日朝便のバスでで3時頃高知到着し,その日は市内の実家で泊まる。
受け付け会場の中村市に行くのは昼前の電車で間に合うので、朝風呂に入って
ゆっくりくつろぐ。
普通列車の車中には、あちらこちらにランナーの姿がみられた。
窪川駅で乗り換え中村駅に着いたのは14:51。3時間の列車旅であった。
駅前で10分ほど待ってマラソン専用巡回バスでBH清流まで行き、荷物を部屋に
置いて再び巡回バスに 乗り受付会場の安並運動公園に行く。

受付を済ませてSさんにいただいた餞別で、大会ロゴ入りの「ウルトラランニング
Tシャツ」を 4800円で買う。このTシャツはなかなかの優れ物で、発汗吸収
偏光使用でレース中汗で濡れる こともなく、100kmをこの快適なTシャツ
1枚ですませた。(62kmLSで着替えは用意していたが。)

 受け付けを済ませてホテルに帰ると、同室になる佐賀県からこられていた
Nさんと挨拶をかわす。
Nさん(56歳)はウルトラフリークで年間3大会ほど走られている猛者。
私の走った大会や、走っていない大会の情報など楽しく語りあった。
二人とも近くの商店街で行われる「ウエルカムパーティー」には出向かず、
明日の用意をして 9時過ぎには床に着く。

10月19日(日) 晴れ

 3時起床。4時朝食。心配していたようにご飯は半分しか食べられず、その
不足分を持参のサプリメントと アミノバイタル、バナナなどで補う。
巡回バスでかがり火で照らされたスタート会場の蕨岡中学に4:30に着く。
雨の心配がない分心も軽い。 気温も思っていたほど冷え込んでおらず一安心。
体育館からグラウンドに出て、そこに待機しているトラックに、62km地点の
カヌー館(レストステーション)行きの荷物とゴール行きの荷物を預けて、応援
太鼓とかがり火に鼓舞されながらスタート地点へ行く。

スタート→10km地点  1:01:01  1:01:01

 5:30いきなりスタートの号砲。
やはりスタートはカウントダウンの歓声が欲しい。
スタートしてからはまだ真っ暗な闇夜を走ります。あちらこちらに闇夜を照らす
かがり火や、車や オートバイの照明のなか足元を注意しながらゆっくり走る。
5kmほどまでNさんと喋りもって走る。37分ほどでまずまずのペースです。
だんだん山道に入っていく頃には空もだいぶ明るくなってきました。道路も狭く
なって左側には川の流れが 近づいてきます。
こんな早朝にもかかわらず民家から出てきてくださり元気な応援をもらう。 
Nさんと別れて少しスピードアップする。

10km → 20km地点  2:04:36  1:03:35

竹屋敷をすぎいよいよ洞ヶ森への上りに入ってくる。
だらだらとしたゆるい上りが16kmぐらいから 勾配を上げていくにつれ、
歩きだすランナーも目につきだした。
頂上付近まではくねくねと九十九折れ、遥か上方までガードレールも見え隠れ
している。嗚呼あの上まで・・・・
前回は頂上まではかなりしんどい思いをしていたのだが、今回は楽なペースで
上って行けた。
頂上近くになると山の下の景色がよく見えてきます。下方にはまだたくさんの
ランナーが走ってくるのが ぞろぞろ見えてくる。
20kmのチップの計測ポイントです。2:04:36予想よりタイムがいい。
10kmラップも1:03:35で山道を登ってきた割に上々。
もうすぐ峠のエイドに出る。

20km → 30km地点  3:02:12    57:36

 エイドでバナナとあんぱんをほうばりスタート。こらからは32kmの
四万十川に出合う堀切までは 一気の下りが続くのだが、後半の足へのダメージを
考えて 「ゆっくりゆっくり」といいきかせて慎重に走っていく。
ところが25km地点あたりより腹具合が悪くなりだして、WC地点を捜しながら
スピードをあげざるを 得なくなり飛ばす。
(結果10kmのラップもkm6分を切っていた。)

30km → 40km地点  4:03:24   1:01:12

 途中2ヶ所ほどトイレがあったのだが先客が2、3人おり諦める。
周期的に襲われる刺しこみに野糞ポイントも必死で捜すが適当な個所がなく、
7kmほど走った 32kmのトイレに待ち人がおらず掛けこむが、トイレの
中には先客がおり、入ったばかりなのか なかなかでてこず、こちらも我慢の
限界にも達していたので思わずトイレの扉を激しくたたく。(失礼)
5分ほどしてやっと先客が出てくる。ホテル、会場と2度トイレはすましていた
のだが、 今回もやっぱり神経性の下痢がでたみたい。
すっきりして走り出してすぐに四万十川本流の合流地点にでる。
このあたりまで下りきってしまうと、まわりの景色がゆったりのんびりしてきて
「やっと四万十や!」と8年ぶり(’95年の第2回大会)の四万十川のご対面
に歓声をあげる。

 37kmの昭和大橋で対岸にでて暫く国道を走る。
昭和大橋にはたくさんの応援の人が ランナーに声援を送ってくださっていた。
(翌日知ったのだが、「海や山や」のちいこさんのご家族が 皆さんで応援に
朝早くから駆けつけてくださっていたのだ。)

40km地点の計測地点も 4:03:24 10kmラップ も1:01:12
とエイドの休憩をひくと キロ 5:30ペースで楽に走れている。

40km → 50km地点  5:18:35  1:15:11

 足に疲れがくることもなく快調に走れ、フル地点も 4:15:02と難なく
クリヤーできた。
再び左岸にでて木々が生い茂った山際が、日差しも遮りとても快調な走りが続き、
この分だと50kmを充分5時間以内でクリアーできると、ひとり悦にはいって
いた。49km地点の集落に入った時に 思わぬ災難がまちうけていた。
その時は日陰を走っていたので、キャップを脱いでポーチに入れていた。

 柿の木の下を通過したとたん、後頭部に激しい痛みを感じた。
蜂に刺されたのだ。もう1度続けて痛みを感じた。一瞬スズメ蜂かと胆を冷やす。
払い除けたかったがしゃがんでやりすごすと、蜂も飛んでいった。
少し様子をみながらその場を離れる。 後続のランナーがその様子を見ていて、
近くに応援に出ていた人に連絡してくれた。

大きな蜂が5,6匹柿の来のまわりを飛んでいたとのこと。 ちょうど60kmの
部の大会役員を乗せた車が通りかかり、救護車の手配を頼んだ。
その時役員から朝越してきた峠でも20人ほどのランナーが、蜂に刺され救急車が
きたとのことを知らされる。 (翌日TVニュースで知ったのだが、2人は気の毒
にリタイアーして救急車で運ばれたとのこと)

 気分が悪くなったらいけないので、救護車がくるまで休憩する。
民家の人々がアンモニアを塗ってくたり、アロエを摘み取り頭に貼り付けて介護
してくれた。刺された個所の痛みは治まらないが、心配していたほど気分も悪く
ならず、なんとか最悪のリタイアーは回避できそうなの雰囲気になった。
15分ほど待っても救護車が来なかったので待ちきれず、とりあえずこのマラソン
のハイライトである 54kmの半下沈下橋までゆっくり走りながら行くので、
救護車は右岸まわりで半下沈下橋で待っていて欲しいと、手当てしていただいた
人々に頼み、お礼をいってこわごわスタートする。

50km → 60km地点  6:36:40  1:18:05

 首筋に時折刺された後遺症なのか、ひっぱるような硬直を感る。
何とか頭を押さえながら沈下橋にくる。
沈下橋の上は涼しい風がはしり、いやな気分も一心される。
身体にぶつかってくる風がなんともいえず 心地よいものでした。
橋を渡りきるとここはすぐUターンするのだが、救護車がまだ来ておらず係員に
理由を 話してまたしばらく待機5分ほどして救護車がきて診断治療してくれる。
とりあえず大丈夫みたいなので、8km先のレストステーションでもう一度手当
てをすることで出発する。 ここでも15分ほどのロスタイム。

 沈下橋を過ぎると小さな小山なのだが、ここがなかなかの難所で50kmを
走ってきた足にわずかな 傾斜がとてもきつい、前回はほとんど歩いてしまった
が、今回は大勢の歩く人を横目に不思議なぐらい 走って登れた。
これもしっかり走り込み練習をしたおかげだ。

60km → 70km地点  8:03:54   1:27:15

 62kmのレストステーションのカヌー館が見え出す。
第一目標がここまで走るのことだったので、飛ばす。
カヌー館の入り口ではスタッフが双眼鏡でこちらのゼッケンを確認してくれて、
中の荷物預かりの人に無線で連絡してくれてスムースに手渡してくれた。
ボランティアの活躍はほんとにありがたいことです。
とりあえずいろいろな食べ物が並んでいるエイドを通りこし、救護室に入って
大きくふくらんだ後頭部を 冷やして治療してもらう。
預けた荷物から7分膝のスパッツと靴下に履き替え、(予備の靴と、ランニング
シャツは履き替えず)おにぎり2個と味噌汁、バナナを軽く食べて12時15分
再スタート。

 ここから70kmまでの8km間が今回のレースで1番しんどかった。
これまで通り過ぎた1kmごとの距離表示はすぐ来たのだが、1kmが嫌になる
ほど遠っかた。km6分ペースが7~8分にスローダウン。
70km手前から以前走った時と違ったコースになっている。(’99年より
新コース) 二つ目の沈下橋である岩間の沈下橋をわたる。
半下の沈下橋よりスケールが大きく川の流れも ゆったりしていて、渡る風も
ゆるやかでとても気持ちいい。写真をとってもらい70kmのエイドをめざす。

70km → 80km地点  9:21:11  1:17:17

 橋を渡り終えて今度は戻ってこず対岸沿いをしばらく走ります。
しばらく行くと斜線のきれいな大きな茅生大橋がみえてくる。
この橋を渡って再び対岸に戻ります。ここの橋の上からの大きく蛇行して流れる
四万十川の眺めは、広々とした河原がゆったり横たわり何とも言えないくらい
美しく心を和ます風景です。

四万十楽舎前71.5km地点は4つ目の関門。閉鎖時間は10時間11分です。
関門まで2時間弱くらい あるので余裕をもって通過です。
なんとかゴールが見えてきだした。が、km7分にペースダウンしてエイドでの
休憩が長くなってくる。
中村市をスタートして、十和村、西土佐村をへて80km付近で再び中村市に
戻って来た。

80km → 90km地点 10:30:42  1:09:31

 80kmの久保川から86kmの川登の集落あたりまで西日が強くなりだして、
汗もかきだす。
85.5kmのエイドでおにぎりと味噌汁、梅干をたべ11時間台での完走が
確信できたのでほっとしていたら、急に嫌な悪寒がしだした。
いつもはゴール後に襲われる激しい悪寒が、この地点で早くもきたので慌てる。
持参してきたセデスを1錠のみ、暫く椅子に座って体を摩擦する。
なんとか治まり出発。

 中村市内に入り道幅が広くなり走りやすくなる。
早く90km地点まで行きたく、最後の馬鹿力を発揮しランナーを次ぎから次ぎ
へとごぼう抜きしていく。
心配していた蜂に刺された後頭部の痛さも少し治まる。

90km → 100kmF  11:35:48  1:05:06

 90kmを過ぎても不思議なくらい足、膝にも痛みを覚えず快調なスピードで
km6分で突っ走れた。
まだこんな余力がある自分が信じられない。
過去のウルトラでは75~95kmの間はどうしても脚力、体力がなく歩いて
しまっていたが、1000kmの練習の鍛錬の成果をまざまざと感じた。
残り表示があと4km、あと3kmと少なくなるにつれ、地元の応援の人も
だんだんと増えくる。
応援も「頑張れ~」から「お帰り~」に変わってきて、ゴールが確実に近づい
てきてるのを感じだす。
最後の2km手前の坂道を登りきり、一気に下りゴールの中村高校に突入。

 場内アナウンスでゼッケンNoと名前、参加県名をアナウンスしてくれる。
ゴール正面には大画面のスクリーンがあり、画面にはゴールする自分の姿に
何度もガッツポーズをして、栄光のゴールテープを切りました。

ゴールタイムは11時間35分48秒。

 蜂に刺されるというアクシデントがありながら、ゴールができたのでなにより
うれしかった。
メダルを掛けてくれた女子高生にデジカメで記念写真をとってもらう。
ゴール後心配していたお決まりの悪寒が襲ってきたので、慌ててセデスを2錠
服用して体育室で着替えもそこそこにして、毛布にくるまり20分ほど暖をとり
横になる。熱も下がり巡回バスでホテルに帰る。
風呂に入り一人で食事をしていたら、同室のNさんも完走メダルを首にかけ戻っ
てこられる。
夜はお互いに完走を祝して乾杯などして、レースの話に夜遅くまで話こむ。
快い疲れで熟睡。

--------------------------------------------------------------------------
  49km地点 足なが蜂に左後頭部2ヶ所刺される。
         救急車待つがこず 15分ロスタイム
  54km地点 半下沈下橋で救急車 応急治療 15分ロス
  62km地点 レストステェーション 
         救護室手当て 着替え軽食 25分ロスタイム


費用 参加料 15,000円
   交通費 10,800円 (ナンバ -- はりまや橋 往復バス代)
        5,660円 (JR高知駅~ ろしお鉄道平田駅 往復)
        2.260円 (特急券 中村→高知・片道)
   宿泊代 21,840円 (JTB宿泊パック 宿泊のみ2泊 )

総費用    55,560円



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする