「楽天 上砂理佳」で検索してもらったら、「2011年の新作」として3点出ておりますが、楽天に出店してもらっている浜松のギャラリーページワンさんから購入いただけます。予約開始GO!となりました。ご購入に関しての詳細は、楽天経由のページワンさんでよろしくお願いします。お渡しは先になりますが、「素敵な予約特典」があります!
ページワンさんブログでも書かれてありますが、個展は4月23日~5月1日となりました。今はまた違う新作を作っています。そう、私にとっての「世界選手権」ですね(?)がんばりたいです^^
なお、ページワンさん以外の店舗でも版画や水彩画はイベント時にのみ販売していますが、額装が異なるため価格も違います。そこはご了承頂きたく思います。ネット販売は現在、ページワンさんのみになります。
今回は、新作その1★「ミナトマチ38番館」です。
絵のサイズは30×42cmと、かなりおっきいです。画廊で見るとそうでもないのですが、自宅で見ると巨大で死にそうです(笑)。
昨年11月頃からスタートして、版を彫り完成までに3ケ月はかかりました。でも、それまでに何年も取材してるので、構想○年???
いつもそうなんですが、新作をやりつつ旧作の増刷、個展がある時は描きおろしの水彩などの準備…と、一人でいくつもの仕事を並行してやっているので、なかなか新作だけに集中して制作する時間が取れないのが目下の悩みです。取材も行きたい。友人の個展も行きたい。時間欲しい!あ…愚痴になった^^;
私の大好きな「神戸シリーズ」です。「モザイク波止場」「ロマンチカ」「風見の坂」「パン屋少年の朝」「リンドベルグラス館」etc…と、今まで神戸モノはかなり作ってきたのですが、今回はズバリ「神戸元町」。中でも最も有名な「旧居留地(きゅうきょりゅうち)」です。
JR元町駅から北へ行くと「山側」。南へ行くと「海側」です。
神戸では、たとえデパートの中でも「山側」「海側」という案内表示が出ているという。山と海の両方に恵まれているのですね。くんくん匂っても、海側は潮の匂いがするんです、これが。
そして「旧居留地」は、南の海側へ徒歩10分ほど歩いた界隈なんですが、「神戸ルミナリエ」もここでやっていますね。昭和初期に建てられたようなレトロな「ビルヂング(ビルディングではない)」がい~っぱい残っています。建物はどれもゴージャスで内装も見事。ほとんどが今も、ブティックやレストランとしてにぎわっています。
もともとこの旧居留地は、神戸港開港当時は、ガイジンさんの住居=異人館が立ち並ぶ住宅街だったようですが、貿易産業の発展に伴い、商社や銀行のビルがニョキニョキ立ち、「異人館」はいつのまにか「山側」へ追いやられたのだとか。。。だから、駅の北「山側」に、有名な「神戸異人館」が現在も残っているわけですね。
この「38番館」は、現在は大丸デパートの別館で、おしゃれ~なお店がいっぱい入っているのですが、元々はナショナル・シティバンク神戸支店。
開港当時の区画整理の地番が「38番」だったのでそのまま生かしており、昭和4年にヴォーリズ建築事務所というところが建てたのだそうです。
(もっともこのビルの正式通称?は「旧居留地38番館」で「ミナトマチ38番館」ではありません。あしからず)。
…以上、ビルと場所の説明はかなり「タビリエ・神戸」(JTBパブリッシング発行)の受け売りですが(笑)、なんせ私自身も「神戸っ子♪」ではないので、「おのぼりさんから見た“おされな神戸”」です(^^;)。
ビルヂジングの上に植木屋さんがいたり虹の絵描きがいたり、黒船ならぬ「猫船」が貿易に来てたりしたら「えらいこっちゃ」ですが、そこは「絵」ですから(笑)。
入口にあるチェッカーフラッグが素敵で、そうこうするうちに昨年の高橋大輔選手のフリーの衣装がこの「黒白チェック!(市松だけど)」だったので、もう迷わず「これ!版画にするぞ!」と決めました。
おまけに、高橋選手御用達としてつとに有名なヘアサロン=マリアンベスが、この38番館のすぐそばにあるのですよ!
もう…描くっきゃないでしょー(^^)。
この中に大ちゃんは2度登場してます。分身の術でしょうか(笑)。
この界隈、観光の人も地元の老若男女も、おっちゃんもおばちゃんも犬も猫も、普段着で人生楽しんでらあ~~~~♪って感じなんです。
高いブランド店もありますが、「おっされーなのにお高くとまってない」感が。すごく好きなんです。
勿論、ビシッとキメてお洒落デートも良し。
カメラ小僧になるも良し。お買物に熱狂も良し。
港に出て観光船に乗るも良し。海の絵を描くも良し。
この版画を作るのが長年の夢でもあったので、成功して嬉しい(泣きそう)なわたくしであります。
なお、もすこし詳細は別の記事で補足して書きます(予定)★
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