上砂理佳のうぐいす日記

石破氏は総裁の椅子の座り心地より「一刻も早く能登を助けなくては!」と開口一番言うべきでしょ。アホか!★

わたしたちは氷砂糖をほしいくらいもたないでも★

2018-09-21 | うぐいすとお仕事

 「注文の多い料理店~序~」水彩画 180×180mm

来年、シアターコクーンで上演される窪田君の主演舞台が、唐十郎版「風の又三郎」と聞いて、め~っちゃ楽しみな私です
唐十郎、ワケわからん舞台になることでしょうが(笑)、今考えたら萩尾望都さんと対談もしてらしたんですよね。その時は「ファンタジー」について語ってはりました。全然、難しくない穏やかな人でした。
「風の又三郎」ってどんな話だったかな。
どっどど、どっどど。。。(違うか?)どんな「ファンタジー」なんだろう!
さて「風の又三郎」といえば、宮沢賢治。

わたしたちは、
氷砂糖をほしいくらいもたないでも、
きれいにすきとおった風をたべ、
ももいろのうつくしい朝の日光を
のむことができます。


賢治の最初の童話集「注文の多い料理店」の冒頭に、このような文章があります。
なんとも賢治らしい、詩的な清らかな一文です。
彼はいつも、こんな感覚でいたのかな、と。
毎日、「ももいろの朝の光」も、「すきとおった風」も、私たちは楽しむことが出来るのに。
「氷砂糖を欲しいくらい持たないでも」充分、満ち足りているのに。
そのことに気付かない。

この「序」がとても好きで、絵をつけてみました。
夏の「あなたの賢治を探しに来てください」展に出品していた一枚です。
「三つ葉」は、野原で朝露に濡れているときにみつけたのですが、緑の中に「ももいろ」の葉がところどころありました。灰色もありました。いろんな色の葉がキラキラしてました。
まさに「ももいろのうつくしい朝の日光」そのものに見えました。

風に吹かれる子供の姿と併せて。。。★
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3 コメント

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こんばんは (ちっぷ)
2018-09-22 02:06:50
「注文の多い料理店~序~」、素晴らしく微笑みあふれる1作です。
絵の力に圧倒されました。   
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タイトルと (うぐいす)
2018-09-22 14:40:39
ありがとうございます。
絵とタイトルがあまりリンクしないので、「なんで?」と聞かれそうだったので、序文の一節を、絵のそばに貼って展示してました。
「注文の多い料理店」自体は、オソロシイお話でしたねえ
返信する
おはようございます (ちっぷ)
2018-09-23 07:42:23
たまには私のブログに遊びに来て、ついでにポチっとしてください(笑)。
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