「Winter Light」 水彩画 200×150mm
もう雪国の方たちは慣れてはることと思いますが、毎年、お年寄りでなく若者が雪おろし出来たらなあ…と。
列車の立往生も大変だと思います。そしていつも入試の頃が大雪なんですよね。これもまた可哀想。
私の大学入試の日も、チラホラ雪が降りました。それも第一志望の大学。
心配でたまりませんでしたが、なんとかバスも遅れずに到着してホッ。
でも、あまりの寒さに頭がキンキンしました…当時確か暖房って無かったのでは。石油ストーブだったかと。昔の学校ってそんなもんよ~。
ハラハラ落ちる雪を見ながら、帰り道、「落ちたな…」とガックリしながら歩いていたら、家の近くで会社帰りの父と遭遇。
一緒に歩きながら、「ごめん。駄目だった」とポツリ。
「いいさ。頑張ったらさ」と、いつになく優しい父の言葉が身に沁みました。
普段そんなことは決して言ってくれなかったので、それほど私、しょげてたんでしょうねー。
いやホンマに答案書けなかった(笑)。
試験最中脳裏に、「わたくしはなにゆえ、この大学を受験して“受かる”と思ったのか?(歯がたたんやん)」と、テロップが流れました。
毎年この時期になると、あの時の(ほとんど悪夢)を思い出します。
全国の入試真っ最中の皆様。大丈夫です。
こんな人間が隣で答案書いてると思えば、あなたは楽勝で受かるのです(笑)。
そうそう、その大学は京都でした。
今日は、京都に行かれていた方からメールが来て「積もってたよ」と。昨夜から降ってたのかな?
雪の京都はいいですよ!死ぬほど寒いけど価値あります。
特にお寺の中の縁側とか歩いてたら、まあ開けっ放しですから、足が寒い寒い!
でも雪化粧をした神社仏閣は、幻想的で美しい。
私はまだ「雪の金閣寺」を見たことがないんです。よくニュースでやってますが、あれに遭遇してみたい!
時に牙を剥く雪害ですが、全てを白く染め上げてくれる、りんとした美しさは格別です。
↑「Winter Light」は、ほんとはクリスマスの頃にアップしたかった1枚。(タイミングをはずしたのか、忘れていたのか)
私はほとんど「雪」の絵って無いです。あまり雪の絵を飾る人がいない…ってこともあります。住んでるところがほとんど年に1、2度しかドーンと積もらないので、雪に縁が薄いから描かないのかな。
数少ない雪の絵は、だから大事に大事に描くことになります。
描いていると、自分も寒く寒くなってくる…夏の絵を描いたら暑くなってくるし。
だから、真冬に雪を絵を描くのは、なかなか辛かったりするので、心があたたかくなるような、そんな1枚にしました★