NHKの「地球イチバン」で、エストニアの小さな島「キヒヌ島」の日々を取り上げてましたが、なんて素敵なんかしら→リンクはこちら。
島は端から端まで七キロくらい。車もあるけど、みんな自転車で移動らしいです。
人口は500人。警察がない!観光地なのにホテルもない!
お客様はみんな、ホームステイ頼むのかな?
エストニアの首都タリンとは3時間だから、日帰りはキツいですよね。
でも、教会も学校もあります。
建物がみんな可愛くて、広々としてます。そして着てる服がまた可愛い。
「クルト(?)」というフレアースカートを、島の女性達はみんな履いていて、丈夫な毛糸で織られています。
色は赤をメインに、ピンクや黒や黄を入れて様々な縦縞模様。
縦縞が、一枚一枚ビミョーに違います。
あるおばあさんは20枚!持っているという。
ヨソユキ用、普段着用、お祭り用…(あまり見分けがつかない)。
嫁入りの時に、お母さんが譲ってくれた、なんと100年前のスカートも。
100年前のものでも、全然色褪せてなくて擦り切れてもいない。すごいっ!
おばあさんは、家の機織り機(これがまたクラシカルで素晴らしい)でパッタンパッタンとスカート地を織るのですが、毛糸は羊の毛を糸車で紡いでる。
懐かしいな~糸車!「眠り姫」に出てくるアレですよ。
ウチの田舎のおばあちゃんも操っていた記憶があります。
羊は、各家庭で何頭も飼ってはるようですが、割と放牧状態?
毛も自分達で刈り取るのでしょうね。
赤い染料は、島に生えてる草の根から取れる汁?を使うそうです。綺麗な赤。
こうして自前で作ったスカートは、お年寄りから幼児まで島の女性全員が着こなしていて、寒い北国の灰色の風景を、パアッと明るくしてくれます。とにかく視覚的に楽しいし、暖かく実用的なんでしょね。
でも、喪に服する時は、赤じゃなく紺色バージョン。
番組中でも、一年前にご主人を亡くしたおばあさんは紺色スカートを履きながら、花壇のように綺麗な墓地をお掃除してました。
最後に、ナビゲーター役の日本の女優さんがずっとホームステイしていたお宅が、クリスマスを迎えます。
イブの晩に、島に帰省の船が到着。
おばあちゃんのお宅も、二歳になった孫娘(ひ孫かな?)に「初めてのクルト」をプレゼントして、皆で盛り上がります。可愛い可愛い。
娘さんがバイオリン?娘婿?がアコーディオンを演奏して、これがまた上手い。
女性陣は、スカートをクルクルさせながら踊る踊る。
なんという幸せな絵か!絵本みたいです。
学校ではアコーディオンが必修科目ではないでしょうか。みんな演奏してたから。
自分で楽器が弾けたら、カラオケ店に行く必要も無いし(!)、一軒家だから「騒音でうるさい!」なんて怒られることも無いのですよね。
島は、暮らしそのものが「まるで生きた博物館」と紹介されてました。
「刺繍名人」さんもおられましたが、その見事なこと。色とデザイン可愛い。
赤スカート「クルト」は、「世界文化遺産」だそうです。
世界遺産になったら嬉しいと思いますが、それを重荷に感じるんじゃなく、「楽しんで」るようすが生き生きと伝わってくる。
若い人が、STAR WARSのTシャツとクルトを組み合わせて着てますが、「これ(Tシャツ)と、これ(クルト)では、まったく意味合いが違うでしょう?」と語ります。
そうですね。全然!
あのスカートは、島の歴史とおばあちゃんの人生が、織り込まれたものだものね。。。
日本だったら、すぐに「世界へ売り込め!」「経済効果!」とか考えそうですが、このエストニアはどうなのでしょうか。国の保護とかあるんでしょうか。
島には電気も水道も通っていて、皆さんフツーにパソコンも使ってます。
男性が登場するのは、お葬式の墓掘りシーンだけなんで(土葬)、基本、みんな漁師さんなんでしょうか?漁師か公務員かでないと、現金収入がないですよね。
冬場は完全に雪と氷に閉ざされるみたいだから、農業はあまりしてないのかな?
おばあさんは、「この島では女が強いから、男は出てこないのよ」なんて言ってましたが(笑)、確かに女性が生き生き。
たくましい系のおばあさん達はロシアの人みたいに、みんなネッカチーフを頭に巻いてます。いわゆる「マチコ巻き」か(笑)。
寒い風よけなんでしょうけど、それは色とりどりでお洒落なんです。
男性の酒飲み場とかパチンコ屋とか無いんでしょか…全然うつさないけど。
ショッピングセンターがあって(でも一軒家)、集会所みたいなところもあって、可愛い雑貨屋さんもあります。
でも、人口500人で雑貨屋さんやってて、売れるのかなあ?観光客に売れるといっても…?なんてすぐ「採算」を考えてしまうのが、私の悪いクセ(!)
薪がいっぱい積んであるけど、寒い冬はこれを使うのですね。
でも、暖炉はあるだろけど、ロシア的にセントラルヒーティングなのかも。小さい子は室内半袖で、キティちゃんの(!)シャツを着てたりします。
素敵な壁紙、インテリアや台所設備とか…島にリフォーム会社があるわけないだろし、どうやってしつらえるのかなあ。
ヨーロッパの田舎とかよくTVで見るけど、みんな、都会と変わりがないインテリア・暮らしなのでいつも不思議です。日本みたいに「おくどさん」でご飯炊いてたりしない…いやそれはウチの田舎だけか(笑)。
島の「機織り名人」おばあさんの手の指も、ゴワゴワでなく「ポニョポニョ」してます。
みんなしっかり働き者!なんだけど、「苦労しました」感が薄い…ように見えます。
色々謎なところはありますが、あの伝統のスカートをニッポンの「着物」と考えたら、もっと我々も出来ることがあるんちゃうか、想いました。
自分で時間をかけて作って、大事に使う。それも愛おしく愛おしく楽しみながら。
♪幸せ~ってなんだっけなんだっけ…♪
思わず「ポン酢しょうゆ」を口ずさんでしまった(笑)。
もちろん、厳しい自然の中、TVで映さないネガティブな面もあるんだろうけど、あまりに夢のようで、私もあんな暮らしをしたいんだなあ…って痛切に感じてしまった。
そしたら、ツィッターでも同じこと思ってる人が沢山いてて、なんか嬉しい★
島は端から端まで七キロくらい。車もあるけど、みんな自転車で移動らしいです。
人口は500人。警察がない!観光地なのにホテルもない!
お客様はみんな、ホームステイ頼むのかな?
エストニアの首都タリンとは3時間だから、日帰りはキツいですよね。
でも、教会も学校もあります。
建物がみんな可愛くて、広々としてます。そして着てる服がまた可愛い。
「クルト(?)」というフレアースカートを、島の女性達はみんな履いていて、丈夫な毛糸で織られています。
色は赤をメインに、ピンクや黒や黄を入れて様々な縦縞模様。
縦縞が、一枚一枚ビミョーに違います。
あるおばあさんは20枚!持っているという。
ヨソユキ用、普段着用、お祭り用…(あまり見分けがつかない)。
嫁入りの時に、お母さんが譲ってくれた、なんと100年前のスカートも。
100年前のものでも、全然色褪せてなくて擦り切れてもいない。すごいっ!
おばあさんは、家の機織り機(これがまたクラシカルで素晴らしい)でパッタンパッタンとスカート地を織るのですが、毛糸は羊の毛を糸車で紡いでる。
懐かしいな~糸車!「眠り姫」に出てくるアレですよ。
ウチの田舎のおばあちゃんも操っていた記憶があります。
羊は、各家庭で何頭も飼ってはるようですが、割と放牧状態?
毛も自分達で刈り取るのでしょうね。
赤い染料は、島に生えてる草の根から取れる汁?を使うそうです。綺麗な赤。
こうして自前で作ったスカートは、お年寄りから幼児まで島の女性全員が着こなしていて、寒い北国の灰色の風景を、パアッと明るくしてくれます。とにかく視覚的に楽しいし、暖かく実用的なんでしょね。
でも、喪に服する時は、赤じゃなく紺色バージョン。
番組中でも、一年前にご主人を亡くしたおばあさんは紺色スカートを履きながら、花壇のように綺麗な墓地をお掃除してました。
最後に、ナビゲーター役の日本の女優さんがずっとホームステイしていたお宅が、クリスマスを迎えます。
イブの晩に、島に帰省の船が到着。
おばあちゃんのお宅も、二歳になった孫娘(ひ孫かな?)に「初めてのクルト」をプレゼントして、皆で盛り上がります。可愛い可愛い。
娘さんがバイオリン?娘婿?がアコーディオンを演奏して、これがまた上手い。
女性陣は、スカートをクルクルさせながら踊る踊る。
なんという幸せな絵か!絵本みたいです。
学校ではアコーディオンが必修科目ではないでしょうか。みんな演奏してたから。
自分で楽器が弾けたら、カラオケ店に行く必要も無いし(!)、一軒家だから「騒音でうるさい!」なんて怒られることも無いのですよね。
島は、暮らしそのものが「まるで生きた博物館」と紹介されてました。
「刺繍名人」さんもおられましたが、その見事なこと。色とデザイン可愛い。
赤スカート「クルト」は、「世界文化遺産」だそうです。
世界遺産になったら嬉しいと思いますが、それを重荷に感じるんじゃなく、「楽しんで」るようすが生き生きと伝わってくる。
若い人が、STAR WARSのTシャツとクルトを組み合わせて着てますが、「これ(Tシャツ)と、これ(クルト)では、まったく意味合いが違うでしょう?」と語ります。
そうですね。全然!
あのスカートは、島の歴史とおばあちゃんの人生が、織り込まれたものだものね。。。
日本だったら、すぐに「世界へ売り込め!」「経済効果!」とか考えそうですが、このエストニアはどうなのでしょうか。国の保護とかあるんでしょうか。
島には電気も水道も通っていて、皆さんフツーにパソコンも使ってます。
男性が登場するのは、お葬式の墓掘りシーンだけなんで(土葬)、基本、みんな漁師さんなんでしょうか?漁師か公務員かでないと、現金収入がないですよね。
冬場は完全に雪と氷に閉ざされるみたいだから、農業はあまりしてないのかな?
おばあさんは、「この島では女が強いから、男は出てこないのよ」なんて言ってましたが(笑)、確かに女性が生き生き。
たくましい系のおばあさん達はロシアの人みたいに、みんなネッカチーフを頭に巻いてます。いわゆる「マチコ巻き」か(笑)。
寒い風よけなんでしょうけど、それは色とりどりでお洒落なんです。
男性の酒飲み場とかパチンコ屋とか無いんでしょか…全然うつさないけど。
ショッピングセンターがあって(でも一軒家)、集会所みたいなところもあって、可愛い雑貨屋さんもあります。
でも、人口500人で雑貨屋さんやってて、売れるのかなあ?観光客に売れるといっても…?なんてすぐ「採算」を考えてしまうのが、私の悪いクセ(!)
薪がいっぱい積んであるけど、寒い冬はこれを使うのですね。
でも、暖炉はあるだろけど、ロシア的にセントラルヒーティングなのかも。小さい子は室内半袖で、キティちゃんの(!)シャツを着てたりします。
素敵な壁紙、インテリアや台所設備とか…島にリフォーム会社があるわけないだろし、どうやってしつらえるのかなあ。
ヨーロッパの田舎とかよくTVで見るけど、みんな、都会と変わりがないインテリア・暮らしなのでいつも不思議です。日本みたいに「おくどさん」でご飯炊いてたりしない…いやそれはウチの田舎だけか(笑)。
島の「機織り名人」おばあさんの手の指も、ゴワゴワでなく「ポニョポニョ」してます。
みんなしっかり働き者!なんだけど、「苦労しました」感が薄い…ように見えます。
色々謎なところはありますが、あの伝統のスカートをニッポンの「着物」と考えたら、もっと我々も出来ることがあるんちゃうか、想いました。
自分で時間をかけて作って、大事に使う。それも愛おしく愛おしく楽しみながら。
♪幸せ~ってなんだっけなんだっけ…♪
思わず「ポン酢しょうゆ」を口ずさんでしまった(笑)。
もちろん、厳しい自然の中、TVで映さないネガティブな面もあるんだろうけど、あまりに夢のようで、私もあんな暮らしをしたいんだなあ…って痛切に感じてしまった。
そしたら、ツィッターでも同じこと思ってる人が沢山いてて、なんか嬉しい★