上砂理佳のうぐいす日記

10月5日~16日まで大阪狭山市の「ギャラリー美游館」さんで銅版画オンリーの個展があります。お近くの方はぜひ★

岡田くーん★

2014-12-22 | うぐいすよもやま日記
…とは似ても似つかない、いかめしい形相ですが。
黒田官兵衛の能面も飾られていました。高名な方が彫られたようですが、凄みが。この観光案内センターは写真撮影OKでした。

わたくし岡田准一君のファンなので、かなり期待していたのですが、若官兵衛よりも…晩年の如心になってからの方が良かったですね。なんか、ダークな味が出てきて。今後、ダースベーダー的な役どころもハマりそう(笑)。
岡田くんは小柄なので若い頃は軽やかに、年とってからは重厚感を如何に出すか、考えぬいて演じてたと思いますが、もうちょっと脚本は「知略に長けた軍師っぷり」の具体例を深く描いて欲しかった。そうでないと、「サスガ軍師!」の説得力が無いわ。
「仕事がデキる非情な男」を描きたかったのか、「家族がイチバン、愛ある男」を描きたかったのか、そこも焦点がボケていた感じがしました。
脚本家は、もしかしてNHKプロデューサーの意向に屈したのかな~(ほらNHKなら、「家族の絆」をメインテーマに!…とか言いだしそうじゃないですか)。
それに、岡田くんは乗馬や殺陣や「キレのあるアクション」が得意種目なのに、幽閉後に不具の身になってからは、アクションシーンが一切無いのも残念ポイントでした。
ここは史実に逆らってでも、「馬上豊かに。躍動する岡田」にして欲しかった!
でも、終盤は「やっと私の時代が来たわ!」って、心は躍動してたな(笑)。
役どころで一番説得力があったのは、半眼をうっすら開けて、よからぬことばっか考えてる寺尾家康でした。
腹黒いオッサンが「ぐふふふふ」て悪役を極めるのは、なかなかたまらない魅力です(笑)。
明智光秀はねー。大昔に「国盗り物語」で見た、近藤正臣がベストよ。神経質でクールな男前で、でも滅びちゃう美学がありました(T_T) 春風亭小朝では、とうてい同情出来ない(笑)。
そう言えば、その「国盗り物語」の信長役は、若き日の高橋英樹でした。重みがあって、カッコ良かったんだよね。
大河ドラマって、昔の方がキャストも豪華絢爛だったし、脚本も良かったと思います。
何よりセリフがみんな低音で重々しかったから、腹の底にズシンと来る感じ。
寺尾家康には、あの頃の大河ドラマの雰囲気がありましたよ。
うーん、ここで終わるのは勿体ない。寺尾さん主演で続編いかが★
コメント
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