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ETUDE

~美味しいお酒、香り高い珈琲、そして何よりも素敵な音楽。
これが、私(romani)の三種の神器です。~

バッハ カンタータ第190番「主に向かいて新しき歌を歌え」

2009-01-02 | その他
新年 おめでとうございます

年末年始、超特急で両方の実家に帰っていたので、新年のご挨拶が遅くなってしまいました。
まだ初詣にも行っていないのですが、心身ともに健康な一年が送れれば、これに優ることはありません。
そんな思いもあって、年初最初に聴いた音楽(帰省中だったので、ipodでの鑑賞でしたが・・・)は、バッハのカンタータ第190番。

この曲は、バッハがライプチヒ時代に書いた新年用のカンタータですが、華やかさと敬虔な美しさの両方の魅力をもった素敵な音楽です。
第1曲の弾むようなリズムと後半のアレルヤを聴くだけで、新年の晴れやかさが自然に体に溢れてきます。
そして、第5曲のデュエットの美しさ。
年の初めに、このカンタータを選んで良かったと思いました。

それから、もうひとつ。
このカンタータの第2曲の歌詞は、現在の社会情勢にあまりにぴったり。
私はクリスチャンではありませんが、心に残ります。
大村恵美子さんの訳でご紹介します。

<第2曲>
(前略)

(バス)
新たの年にも
み恵みと 顧(かえり)みをば
われらに 与えたまえ
神に 感謝せん

(テノール)
み慈しみ
過ぎし日にも あまねく
禍(わざわい) 病(やまい)
戦(いくさ)より 守りぬ
われら 歌わん

(アルト)
み父の まこと
終りなく
日々 新たに 注がる
わが 主よ
されば われら
み前に いでて
いのちの かぎり
ほめ歌を ささぐ
神に 感謝せん



本年もどうぞよろしくお願いいたします。








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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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今年もよろしくお願いします (calaf)
2009-01-03 17:16:28
あけましておめでとうございます。このカンタータの歌詞はいいですね。最近、環境も含めて自然の恵にもっと感謝しなければと思います。

昨年ですがカツァリスの編曲物を集めたCDを入手しました。この中に「アルハンブラの想い出」とバリオスの「郷愁のショーロ」が入っているんですね。ゲテモノの思いきや、これがオリジナルのように自然なのです。音楽は演奏者によってこれだけのものが表現できる見本のようなものです。アルハンブラは本当にピアノで弾いてるなんて思えないほどです。曲目はこちらを参考にして下さい。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2802943

本年もよろしくお願い致します。
返信する
明けましておめでとうございます! (zauber-ton)
2009-01-03 19:15:59
本年もよろしくお願いします。

romaniさんの文章は、読み終わった後にとても人を
幸せにする力があり、どんなエントリもとても楽しく
読ませていただいています。
今年も様々な分野のエントリ、楽しみにしていますね!

そろそろウィーンでお会いできたら・・・なんてお忙しい身でおられるのは重々承知ですが、ちょっと思っ
てしまいました。

今年も一年、romaniさんにとって素敵な一年となりますよう、心よりお祈りしています。
返信する
>calafさま (romani)
2009-01-04 19:40:06
こんばんは。

なんと、アルハンブラをピアノでやるんですね。
バリオスも・・・。
でも、カツァリスなら、びっくりするほど自然にやってくれるような気もします。
ベートーヴェンのシンフォニーをあれだけ巧みにピアノで弾くんですから。

素敵なCDをご紹介いただきありがとうございました。
私も聴いてみますね。
返信する
>zauber-tonさま (romani)
2009-01-04 19:50:11
新年おめでとうございます。

嬉しいコメント、ありがとうございました。
ウィーンは、やはり私にとって永遠の憧れの街です。
今年のニューイヤーコンサートをみるにつけ、小澤さんのスペシャル番組をみるにつけ、ますますその感を強くしています。

オペラ座、ムジークフェライン、美しい街並み、カフェ・・・、嗚呼絶対もう一度行きたいなぁ。
またいろいろ教えてくださいね。
それまでの間は、zauber-tonさんの記事を拝読しつつ、せめて雰囲気だけでも味わいたいと思います。
返信する
遅ればせながら。。 (stonez)
2009-01-05 01:44:20
あけましておめでとうございます。
今年はハイドンやメンデルスゾーンのメモリアルイヤーですが、バッハのカンタータも少しずつ聴いてみたい、と思っていますので参考にさせて頂きますね。
ところで、仕事の都合で神奈川から群馬へ引っ越すことになりましたが、いつか東京に遊びに出てきたいと思っていますので、コンサートでご一緒できたらと思っております。
では、ブログは変わりなく、今年もどうぞよろしくお願いします!
返信する
BWV190 いい曲ですね! (木曽のあばら屋)
2009-01-05 19:54:17
こんにちは。
記事を読んでさっそく聴いてみました。
(リリングのカンタータ全集を持っているものの、
あまり聴いていないのです・・・)

ああ、これは本当に良い曲ですね。
第2曲の歌詞は身につまされます。
第3曲の素直なのびやかさ。
第5曲のデュエットは。オーボエ・ダモーレのオブリガードが面白いですね。
返信する
>stonezさま (romani)
2009-01-06 08:09:56
群馬に移られるのですね。
でも私の住んでいる埼玉とは隣県ですから、またコンサート等でご一緒できる機会もあると思います。
そのときを楽しみにしています。

バッハのカンタータは、まとめて聴こうとすると大変ですが、他の楽曲の一部が組み込まれていたりするので、結構懐かしさもありますよ。
是非、楽しんで聴いていただけたらと思います。
返信する
>木曽のあばら屋さま (romani)
2009-01-06 08:19:29
新年おめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

>リリングのカンタータ全集を持っているものの、
あまり聴いていないのです・・
私もまったく同じですよ。
百科事典ではありませんが、「全曲あるし、いつでも聴けるし」なんて考えながら安心してしまって・・・(笑)

今回私が聴いたのも、リリングの演奏です。
素敵な曲だし、演奏ですよね。
なかでも第5曲のデュエットがお気に入りです。

なんとなく、今年はバッハを多く聴くような予感がしております。
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