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六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

通夜への道・主観的には豊かな粗食・白鷺の舞・大須

2024-10-20 01:43:38 | よしなしごと
 「ちくさ正文館」というのは人文書籍の品ぞろえが良いというので名古屋では知られた存在だったが、昨年7月、惜しまれながら店を閉めた。長年、その店長として頑張ってきた古田一晴氏が、この9日に逝ってしまった。

           

 私がその近くの街、今池で居酒屋をもった70年代のはじめ、何年か後に彼も正文館へやってきてすぐに私の店へ来てくれるようになったから、半世紀ほどの付き合いになる。
 とはいえ、彼は私より14歳下の72歳だから、いささか早い旅立ちだ。
 
      

 11日に行われた通夜に出た。閉店して一年以上経つのに、日本の人文書籍の錚々たる出版社がこぞって花輪を出しているのを見ても、彼の果たした足跡がわかろうというものだ。
 写真は、その通夜の式場へ向かう道すがらの、黄昏行く空と街の様子である。

 今は回復しつつあるが、15日頃から幾分私自身が不調で、買い物へ行くのも億劫で放おっておいたら、17日の昼、在庫が少なく、昼食の取り合わせもままならない。
 在庫の中華麺の乾麺とキャベツ、赤ウインナー、それに薬味のネギだけで作ったラーメンが写真のもの。スープは薄口醤油のさっぱり系。
 こってりしたものを受け付けない心境にあったので、これでもじゅうぶん豊かな昼食になった。

      


 翌18日、近くのクリニックへ薬の処方箋をもらいに。その後、調剤薬局へ寄って目的は果たしたのだが、ここしばらく全く歩いていないことに気づき、「歩くために歩く」ことはほとんどしない私だが、少し遠回りをして帰ることにする。
 なんとなく、水辺が好きだ。水中と水辺の生き物も好きだ。この日も、大したことはない流れが揺らいでいるのを見つけて凝視していたら、50センチほどの鯉が、悠々と流れを下っていった。

 秋の夕べはつるべ落としというが、この日は雲が垂れ込める曇天だっただけに、5時前なのにすっかり黄昏れてしまった。
 川に立ち尽くす白鷺を見つけた。スマホで撮るにはやや距離がと思っていたら、急にこちらをめがけて飛び立った。ラッキーと連続してシャターを押し続けたが、白鷺の方は、スマホを構えた異様な人物に気づいて、羽をいっぱいに広げ急ブレーキを掛けた。
 おかげで今までにない鳥のポーヅを撮ることが出来た。

           

           

           

           

 19日は親戚筋の法要ということで、名古屋は上前津近くの寺院へ午前から出かけた。法要と食事が済んで、大須が祭りをしているというので立ち寄った。
 大須は今、伝統的な大須観音の門前町に加え、IT 関連の店舗が若者を集め、さらに最近は、東南アジアから南米、中近東からの移民や労働者が集まるエスニックな街として、週末や祭日は肩擦り寄せるほどの賑だから、そこへ祭りが加わって歩くのも困難なほどの雑踏だ。
     
         
      
 多少見て歩いたのだが、朝からの法要などで疲れていたのであまり深追いはせず、全体の雰囲気のようなものを味わって早々と引き上げた。

 法要の間、あるいは私が留守にしていた間の岐阜では、結構雨が降ったようだが、持参した傘を開くことなく帰宅できたのは私の悪運の強さか。


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